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0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳(昔話・一般知識) 7歳 小学校中級 小学校上級  作者別

6歳

6歳は数がすごくなったので、@昔話・民話・言葉遊び・詩など A一般(物語) B知識・科学・美術などに分けました。
こちらは@昔話・民話・詩など のコーナーです。
一般(物語) ⇒知識・科学など


言葉・言葉遊び ⇒ 日本民話・昔話他 ⇒ 各国の民話 ⇒ 詩など ⇒ 絵など の順です。

○言葉・言葉遊び


ことわざのえほん(4歳〜) 西本鶏介・高部晴市
ことわざのえほん (ひまわりえほんシリーズ) ・・・少しのことわざと、その説明。なかなか好き(6.11)
続・ことわざのえほん (ひまわりえほんシリーズ) ・・・続編(7.2)
他「はいくのえほん」「せんりゅうのえほん」

言葉遊び
あいうえおおかみ (えほんひろば) くどうなおこ・・・面白さ・良さがいまいちよく分からない・・・(6.1)
あいうえおカメレオン
あいうえおっとせい (ことばあそびえほん) 谷川俊太郎
あひるがいちわ (あいうえおの絵本) 石津ちひろ・・・作る側は面白いだろうけれど、読み手として楽しさを味わえるのは、小学生以降?(4.0)

かえるがみえる(5歳〜) 松岡享子・馬場のぼる・・・「かえるが〇〇える」という文章だけで構成されている。リズムカルで楽しい(7.6) ※「いまはむかしさかえるかえるのものがたり」もあり
さかさことばで うんどうかい (こどものとも絵本) 西村敏雄・・・動物たちの運動会、いろんな回文が登場。とてもよくできている(6.10)
ことばのこばこ 和田誠・・・作者がいろいろ絵と言葉で遊んでいる。好きな子は好きで、いろいろ楽しめそう。小学1年から6年までいけそう(7.6)

あいうえおパラダイス 全9冊 二宮由紀子
あるひあひるがあるいていると
やさいぎらいのやおやさん
「からすとかばのかいすいよく」「さかさやまのさくらでんせつ」「たぬきのたろべえのたこやきや」「なぎさのなみのりチャンピオン」「はるははこべのはなざかり」「まくわうりとまほうつかい」「らったらったらくだのらっぱ」

昔話・民話他
おはなしのろうそく シリーズ
エパミナンダス 1

〇日本昔話
親と子の心をつなぐ日本名作昔ばなし 斎藤チヨ・・・日本昔話40話。沢山つまっているので、各話は短く短縮されている感じで味気なく思える。有名どころで、いい絵本でも出ている話ばかりなので、絵本で読めば十分と思えて読まなかった(6.2)

日本みんわ絵本 全30巻 ほるぷ出版
@だいこんどのむかし 二俣英五郎絵・・・大きく大きく育った「大根殿」と村人の話。いまいちみたい(5.8)
□Aいっすんぼうし ・・・昔話らしい昔話。ちょっと高度(6.10)
Bこぶとりじい 宮川ひろ・箕田源二郎・・・昔話らしい昔話(6.8)
30山おとこのてぶくろ 松谷みよ子・田島征三・・・怪物のような山男と、そこに順番にさらわれていく3姉妹のお話。「ころすぞ」と言われて本当に殺される上の2人。末娘は正直に山男に応え、山男は「こんな嫁が欲しかった」と泣く。けれどそこにきれいな若者が現れて山男を殺してしまう。末娘は若者と幸せに暮らすけれど、ときどき山男のことを思い出す・・・。この、決して子ども向きではない昔話は母には少し衝撃的だった。母は好きだし、記憶に残るだろう(5.9)
Cちいさなオキクルミ ■Dかもとりごんべえ(5.11) Eねずみのすもう Fうしかたと山んば ■Gこめんぶくあわんぶく(松谷みよ子・大田大八 5.8) Hしっぽのつり(5.10) Iさるじぞう Jあまみのけんむん Kえすがたよめさま Lおならをしたかかさま Mかあさんのおめん Nくらげほねなし(5.10) O子そだてゆうれい(若山憲絵 5.9) Pしばいのすきなえんまさん Qたからげた Rてんぷくちふく Sにげだしたおにばんば ■21いぬとねことふしぎなたま(5.10) 22いぬのごろたろう 23かっぱとひょうたん 24ししときつね ■25とりのみじさ(5.9) 26なむチンカラトラヤーヤ 27ひょうとくさま 28ふるやのもり ■29まめっこころころ(5.10)
※幼児みんわ絵本 @・A・30・16・H・19・25・29・「おんちょろきょう(ねずみ経)」・24・20・18・

ものがたり絵本 全20巻(5歳〜) 岩崎出版 ほとんど絶版 ⇒復刊・日本の名作絵本(下記)
@やまたのおろち(神話 赤羽末吉絵 5.9) Aあそびうた
■B*さるかに 松谷みよ子・滝平次郎・・・オーソドックスな「さるかに」(かにの子が湧いて出るバージョン)。絵が可愛くて魅力的(5.10)
Cわらべうた Dかぐやひめ Eにほんたんじょう Fうりこひめとあまんじゃく Gうらしま
Hかもとりごんべえ ・・・99羽のかもを一度に捕まえて、空に上がったごんべえが、海やら大阪やらに飛んでいく。棚ぼた話とは別の、「飛んでいくごんべえ」バージョン。1967年作品で古い感じは否めない(6.3)
Iおおくにぬしのぼうけん Jノアおじさんのはこぶね Kヘラクレスのぼうけん Lうみがふたつにわれた
□Mクリシュナのつるぎ ・・・インドの神話らしい。人々を苦しめる悪い王を、人の子として生まれた神、クリシュナが倒すまで。なかなか面白く、7歳くらいでまた読んでみたい(5.10)
Nきょうりゅうのおやこ Oうみひこやまひこ Pゆきむすめ(木島始文 5.9) Qてんにんのはごろも R
S**花さき山 ⇒7歳欄・斉藤隆介

復刊・日本の名作絵本 全10巻(5歳) ※上記「ものがたり絵本」の一部(なので、上記参照)
@やまたのおろち Aかぐやひめ Bにほんたんじょう Cうりこひめとあまんじゃく Dうらしま  Eかもとりごんべえ  Fおおくにぬしのぼうけん Gうみひこやまひこ Hゆきむすめ Iてんにんのはごろも

行事むかしむかし 谷真介・赤坂三好(兄弟) 全13巻・・・銅版画のイラストが個性的な月毎の昔話絵本
■0十二支のはじまり (十二支のはなし) ・・・スタンダード(5.7)
@はつゆめはひみつ(初夢 5.7) A鬼といりまめ(節分 6.3) Bたまごからうまれた女の子(ひな祭り 6.4)
Cおしゃかさまのたんじょう日(花祭り)・・・案外面白かったよう(6.5)
Dくわずにょうぼう(節句)・・・面白かった。5月5日には菖蒲湯に入りたいと所望(6.6)
Eどろだらけのじぞうさん(田植え 6.6) □F天人にょうぼう(七夕 天の羽衣の話 7.8)
Gじごくへいった三人(お盆)・・・「じごくのそうべえ」と同じお話。娘の大好きな話だけれど、これはそんなに面白くなかったよう(7.10)
H月へいったうさぎ(十五夜)・・・老人に我が身を投げ出したうさぎは月に・・・(6.11)
Iいのこのまつり(収穫・感謝)・・・大イノシシとの結婚を約束してしまった農夫と、その3人の娘(6.0) 
Jあとかくしの雪 (大師講)・・・知らなかったけれど、11月23日、弘法大師の信者が行う行事らしい。その元になった(?)弘法大師と貧しいけれどお坊様に一晩の宿を提供したおばあさんのお話。おばあさん、実は金持ちの家に盗みに入っていたりと・・・ちょっとお勧めされるのは疑問(6.0)
Kかさじぞう(年越し 6.1)

むかしむかし絵本 全30巻 (ポ2〜5歳)(5〜8歳)・・・AとDが逸品 ※一部は8歳欄に
@ひこいちばなし ⇒8歳欄
■A***やまんばのにしき 松谷みよ子・瀬川康男・・・子を産んだ山姥に死を覚悟でもちを届けると、土産に錦をくれる話。語り口も内容もキャラクター達も絵もいい。昔話の王道のよう。まだよく分からないだろう4歳くらいから小学生まで読み聞かせたいようなお話。「うまかたとやまんば」も収録(5.3)
Bかさこじぞう
Cなしとりきょうだい 神沢利子文・・・福音館の「やまなしもぎ」(5歳欄)のほうが面白かったように思う(6.3)
D****ちからたろう 今江祥智・田島征三・・・あかたろうのお話。ちからたろうと呼ばれるようになり、他の力自慢3人で町に現れる化物を倒す。3人の素敵なキャラクターがしっかりとしていて、素敵な昔話に仕上がっている(6.2)
Eりゅうぐうのおよめさん
F*つるにょうぼう 神沢利子文・・・「つるのおんがえし」の話。絵が古いけれど、文章は美しい秀作だと思う。子は「つるのおんがえし」の話を聞くのが初めてだったので、衝撃の展開に口を覆って聞いていた(6.4)(6.8)
□G**三ねんねたろう 大川悦生・渡辺三郎・・・ちょっと違う3年寝太郎のお話。辛くてやるせないことが多すぎて3年間寝て暮らした男が、起き上がると、日照りの村に用水路を作り上げる。これは高度なお話で、小学3年生くらいによさそう(6.4)
Hききみみずきん Iふるやのもり Jいっすんぼうし(大川悦生) Kかちかちやま(松谷みよ子・瀬川康男 5.5) Lさるかにばなし
Mももの子たろう 大川悦生 ・・・昔から語られた感のある正統派桃太郎の話。それを孫に聞かせる作り。絵も昔ながらの正統派な感じ(6.4)
Nはなさかじい・・・ちょっと品がない感じ、かな(5.5)
Oしたきりすずめ 松谷みよ子文・・・絵が古い(6.6)
□Pわらしべちょうじゃ 西郷竹彦・佐藤忠良・・・運だけじゃなく、執着せず、優しく生きるせいだと思わされる文章でいい(6.8)
Q*こぶとり 大川悦生文・・・てんぐバージョンで、まあまあかな(6.3)
□Rかもとりごんべえ 瀬川康男絵・・・ちょっと違う話の「かもとりごんべえ」(6.0)
□Sうらしまたろう 大川悦生文・・・絵が古すぎる(6.4)
21きんいろのきつね(大川悦生・赤羽末吉)
22ゆきおんな 松谷みよ子・・・女の情念みたいな(5.4)
□23たぬきむかし・・・絵も文も味があって高度。たぬきに化かされる男の話(6.5)
24きんつばじへい(大川悦生・赤羽末吉) 25白鳥のコタン 26兵六ものがたり
□27かみながひめ 有吉佐和子文・・・藤原不比等の養女になったかみなが姫のお話(7.11)
28赤神と黒神 29あほう村の九助 ⇒8歳欄
30しらさぎちょうじゃ

日本むかし話(偕3,4歳〜)
□「うらしまたろう」松谷みよ子・いわさきちひろ
おにのよめさん ・・・日照りの村に雨をもたらした鬼は代わりに嫁をもらう。嫁に行く日、娘の袂からは菜種が零れ落ちる。春になり、娘は菜の花伝いに村に戻り、鬼が連れ戻しに帰っても「鬼は外〜」と豆をまいて追い返す。人のいい鬼がちょっと気の毒な、「節分」の由来のお話(6.1)(6.7)
おむすびころりん (ネズミ浄土) 与田準一文・・・文といい絵といい、分かりやすい、昔話らしい昔話。4歳前でも。子はまあまあ(4.6)
「つるのおんがえし」松谷みよ子・いわさきちひろ
ないたあかおに(ひろすけ絵本) ⇒一般・ひろすけ絵本欄
てんぐのかくれみの 松谷みよ子・・・ちょっと分かりにくく、面白さにも欠けるかな、と(7.6)
他 「海からきたむすめ」「くらやみのキジムナー」
⇒島ひきおに(下記)

島ひきおに 山下明生・梶山俊夫・・・哀しすぎる2話。小学中上級にいいのかも。
@島ひきおに (創作大型えほん) ・・・ただ一緒に遊びたいだけなのに、怖がられ、除けられる、一人で小さな島に住む鬼。人間に「島を引いてきたら一緒に暮らしてもいい」と言われ、一緒に暮らして行ける場所を探してずうっと島を引いていき、やがて島も鬼もやせさらばえる(7.0)
A島ひきおにとケンムン・・・その後鬼はケンムンに出会い、一緒に嬉しく過ごして、体も元に戻る。けれどその村の人々はケンムンを恐れていて、やがて・・・。鬼もケンムンも人間も哀しい(7.0)

岩波の子どもの本(昔話・民話)(4,5歳〜)
□***かにむかし―日本むかしばなし (大型絵本 27) 木下順二文・・・ちょっと変わった、「桃太郎」にも似た「さるとかに」。おにぎりと交換という部分はなくて、死んだ蟹から子ガニがわさわさと現れ、きびだんごで仲間を増やしてサルを退治に行く(6.8)
**おそばのくきはなぜあかい―にほんむかしばなし 石井桃子・初山滋・・・表題作他「おししのくびはなぜあかい」「うみのみずはなぜからい」の3話。1954年初版でとっても古い。けれど楽しくて古くない。子も結構楽しんで聞いていた(6.5)
ききみみずきん (大型絵本) 他「うりこひめとあまんじゃく」2話 木下順二文
ふしぎなたいこ―にほんむかしばなし 石井桃子・清水崑・・・片面をたたくと鼻がどんどん伸び、反対面をたたくと縮んでいく、「ふしぎなたいこ」の話他、「かえるのえんそく」「にげたにおうさん」の3話。すごくレトロ! いかにもむか〜し読まれていた、という感じの本です(1953年初版)。けっこう面白い(6.7)

ぼくとわたしのみんわ絵本
さるのひとりごと 松谷みよ子・・・とても不思議な、哀しいような話。海に行った猿がきもちいいなあ、と独りごちていると返事をする者が。それは小さなカニで、猿は勝手に返事をするなと石で潰してしまいます。けれど今度は返事をする者がいないことにさびしくなって、潰したカニを団子にして立たせます。するとかに団子は小さく返事を返してくれるのでした。この優しいカニ、その優しさをやっと知った猿の悲しさ・・・。人によって思うことはいろいろだろうけれど、どうしてこんな昔話ができたかを考えると、たとえば、自分を母(父)と慕う子どもをうるさがり、邪険にしていて死なせてしまった親が作ったのではないかな、と。そんな昔話(6.2)
他は絶版 「ねずみのくれたふくべっこ」「てんにんにょうぼう」「かっぱどっくり」「へっぷりむすこ」「ふうふうぼんぼんぼん」

よみたいききたいむかしばなし 中川李枝子・山脇百合子・・・「ぐりとぐら」コンビによる昔話。1冊に数話収録。「昔話は苦手」と語っている通り、何話か読んでもみたけれど、どこかスマートで、昔話に欲しい感じの情緒に乏しくて、読み切ろうとは全く思えなかった。たとえば桃太郎の桃が流れてくるシーンでも「どんぶらどんぶら」というだけのスマートさ。「昭和のこぎれいで小さな都会の家」をどこか匂わせていて、どうせなら、もっと、他のいい語り口のお話で読みたいと思う(6.3)
**ねこのおんがえし  いたずらぎつね

新作絵本・日本の民話(小学初級〜) 絶版 全24冊 あかね書房・・・絵本だそうだけれど、文字が大きくて、童話に近いページ数(文字数は絵本と変わらず)。絶版はもったいないような創作陣・・・。
■@のみこみとっつあ 寺村輝夫・梅田俊作・・・「だんだんのみ」のお話。この話は好き(4.7)
Aやまんばのたからもの 太田大八絵 B大めしくいの八やん 大川悦生文 Cなきむしなば太郎 D長者どんのむこえらび 与田準一文 E花びらおどり Fねこのぼんおどり 佐藤さとる・村上勉 Gいたずらぎつねおさん 山下明生・梶山俊夫 Hやまわろとてんぐどん たかしよいち文 I源じいとふしぎな村 代田昇文 J草なめどんべえ Kめしくわんよめさ Lちょんねんばけくらべ 渡辺三郎絵 Mてんぐのきのこ 谷真介 N長者と金のおうぎ 大石真・渡辺有一 Oごんぞととうげのうた Pかやののうた 宮川ひろ文 Qしばてんおりょう 今江祥智・田島征彦 Rとらやんの大ぼうけん 梅田俊作絵 S母のめん鬼のめん 大川悦生文 21日のかみさまともんれま 22しまのおばけケンムン 23いまべんけいはんの大力 西本鶏介文 24うみからきたこぼうず

いまむかしえほん(小学初級)
Dかちかち山 あべ弘士絵・・・えぐいホラーの「かちかち山」だけれど、これはその中でもホラーぶりがえぐい。子はたぬきを憎んでいた。「バカよりもっと悪い!」(4.9)
@かさじぞう Aももたろう B花さかじい Cしたきりすずめ E Fうらしまたろう Gみるなのへや(片山健絵 6.4)

民話こころのふるさとシリーズ(4〜6歳) 絶版・・・相当古い感じで、絶版も致し方ないような。
くじらをたすけたじぞうさん 谷真介・赤坂三好・・・座礁しかかった鯨の親子を、お地蔵さんが海の生き物を動員して助ける壮大な話。まあまあ好きみたい(5.4)
そらをとぶ こめだわら 太田大八絵・・・仏教の呪術で海賊を退治する話。ちょっと馴染みのない世界過ぎて、8歳向きくらい(でも読むほどでも・・・)かと。
「じぞうのふしぎなはさみ」「おきよのかんのんさま」(井上洋介絵)

福音館の日本の昔話・民話 ※4歳欄・5歳欄にもあり
□****いっすんぼうし (4歳〜) 石井桃子文・・・1965年初版! 表紙を見て娘はいまいちのようだったけれど、中身を読むと結構面白かったよう(7.6)
うらしまたろう (日本傑作絵本シリーズ) ・・・哀切漂ううらしまたろう。子は難しいながら気になる話みたい(4.11)
きつねにょうぼう (日本傑作絵本シリーズ) (5,6歳〜) 長谷川摂子・片山健
ふるやのもり (こ4歳〜) 瀬田貞二・田島征三・・・「古屋の漏り」というのが子どもには伝わりにくくて、母のほうが面白かった(5.9)

他・日本の昔話
いたずらぎつね―福岡県 (日本の民話絵本) 与田準一・・・古いシリーズで、民話を県別に出した福岡編。人を化かすいたずら好きなきつねの話。古いけれど残って欲しい、というほどでもないかな(6.1)
いっすんぼうし 太田大八絵
ねずみのすもう (絵本・日本のむかし話) 神沢利子・赤羽末吉・・・とても味があって分かりやすい、絵も素敵な「ねずみのすもう」(7.3)
へっこきあねさがよめにきて (おはなし名作絵本 17) (ポ2〜5歳) 大川悦生・太田大八・・・「へっこき嫁さん」のお話。こんな嫁は要らないと里に返されそうになった嫁さんが、やっぱりこんなにおならで宝を産むなら・・・と心変わりした夫に対してしたお仕置きが素敵。ただでは済まさず、けれど多くは語らずに自分で戻る、というところ。昔語り口調の文といい、レベルが高い(6.0)
⇒ひろすけ絵本(一般)

○各国の民話・他
親と子の心をつなぐ 世界「名作」おはなし玉手箱―語り聞かせお話集(4,5歳〜) 斎藤チヨ・・・37話。親と子の心をつなぐ日本「名作」昔ばなし(上記)に同じ
ライオンとやぎ―アジア・太平洋の楽しいお話(6歳〜)

光村教育図書のむかしばなし(小学初級〜)
いぬとねこ 韓国のむかしばなし ・・・絵がかわいい。おばあさんがすっぽんを助けて竜宮城からもらってきた魔法の玉。それを川向かいのいじわるばあさんにとられてしまい、おばあさんが飼っている犬と猫が取り返すべく意地悪ばあさんのうちへ。いろんな要素が満載で、長編で読みたいようなてんこもりの話(6.6)
とらとほしがき―韓国のむかしばなし ・・・絵が素敵。「ふるやのもり」系の韓国の昔話(6.8)
にげろ!にげろ?―インドのむかしばなし ・・・怖がりのウサギ、マンゴーの実が騒がしく落ちた音で「世界が壊れ始めた」と思い込み、逃げ出す。それを聞いた千匹のうさぎ、千頭のイノシシ・・・と、どんどん逃げる動物が増えていき、大移動。そこに賢いライオンが現れて・・・。人間の心理とかについてうまくついていて、母には面白いけれど、語りがまどろっこしくてちょっと退屈(6.7)
⇒「1つぶのおこめ」(小学中級欄) ⇒「ジェイミー・オルーク」(一般 トミー・デ・パオラ)

福音館書店の世界の民話 ※4歳欄・5歳欄にもあり
いしになったかりゅうど―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ)(4歳〜) 大塚勇三・赤羽末吉・・・1970年作品。モンゴルの優しい狩人が山で白蛇を助ける。その白蛇は竜王の娘で、お礼に鳥獣の話が聞ける力を得て、けれどこのことを人に話せば石になって死んでしまうと告げられる。狩人はなぜ石になってしまったか・・・。美しい話で、5歳後半から7歳くらいで触れるとよさそう。うちの子がどんなことを感じたかは不明だけれど、なにかしらは感じてくれたかしら?と(5.3)(6.3)
きんいろのしか―バングラデシュの昔話 (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜)(小学初中級) 石井桃子訳・・・金が大好き、けちで横暴な王様は狩りに行った森の中で金色の鹿を見つける。その鹿が歩いた後には金が溢れ・・・。追われる鹿と、助けて、代わりに危機に陥る優しい少年と。絵の雰囲気も話も素敵で、面白く、読みごたえがある。こんな昔話があるのか、と、この1冊でバングラデシュに興味が持てるほどの絵本(7.0)
ジャックと豆の木 (世界傑作絵本シリーズ)(4歳〜)・・・面白くお話が語られている(6.11)
****スーホの白い馬―モンゴル民話 (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 大塚勇三・赤羽末吉 ⇒7歳欄・一般
⇒「太陽と月になった兄弟」(7歳・世界の民話欄) ⇒「たなばた」(7歳・中国の民話欄)

かんこく・ちょうせんのみんわ(年長〜)
Aおばけのトッカビと朝鮮人参 水谷章三・村上豊・・・弱った父に朝鮮人参を食べさせたいと思う息子と、それを阻止するいたずらおばけのトッカビの話。けれど事情を知るとトッカビは・・・(6.0)
@おどりのすきなとら(松谷みよ子・井上洋介) Bひきがえるのおんがえし Cとらよりこわいほしがき(太田大八絵 6.6) D火をぬすむ犬(松谷みよ子・司修) Eごまひとつぶで・・・(水谷章三・岩田健三郎 6.7) Fチゲとむしろとおばあさんのとらたいじ Gねこといぬとたからの玉(梶山俊夫絵) H山をはこんだ竜(松谷みよ子・司修) I川をわたったふしぎなじいさま」(水谷章三文) J人食いとらのおんがえし(松谷みよ子・長野ヒデ子) K青い竜と黄色い竜(松谷みよ子文)

こどものとも世界昔ばなしの旅(4歳〜)
@おひさまをほしがったハヌマン・・・インド神話「ラーマーヤナ」より(5.4)
Aおどりトラ・・・韓国の昔話。踊りの達人になったおどりトラの狩りのお話(5.5)
Bかものむすめ
Cもどってきたガバタばん 渡辺茂男訳・・・エチオピアの話。ガバタ盤はエチオピアの将棋盤(5.4)
Dチャマコとみつあみのうま
Eわれたたまご
Fおによりつよいおれまーい
Gマリアとコンドル
Hちいさなりょうしタギカーク
Iまじょのひ
Jしろいむすめマニ
Kカガカガ
Lかたつむりとさる―ラオス・モン族の民話 ・・・「うさぎとかめ」のように競走することになったかたつむりとさる。かたつむりがとった策略は? 刺繍でも有名なモン族だけあって、イラストは下絵にモン族の子どもたちが刺繍をほどこしたもの(6.5)
Mあくまのおよめさん
Nゆうかんなアジク
こどものとも世界昔ばなしの旅U(4歳〜)
Oエングラシアおばちゃんのおくりもの
Pおおきなカエル ティダリク・・・オーストラリア・アボリジニの昔話。日本昔話風でありながら出てくる動物がエミューとかなのが面白い(5.10)
Qおおきなかぬー
Rおおぐいひょうたん・・・西アフリカの昔話。肉を大食いする瓢箪の話(5.6)
20おばけのトッケビ 21ガラシとクルピラ 22こかげにごろり 23コケーナとであったチャンゴ 24サルとトラ
25とうもろこしおばあさん―アメリカ・インディアン民話 ・・・インディアンの村にやってきたおばあさんが、自分の体を焼いて村人たちに「とうもろこし」を与える話。衝撃的なくらいのお話で、食べ物の重さを伝えるインディアン伝説、素敵だなと思った。子は「これ、本当にあった話?」と(6.6)
26バオバブのきのうえで 27はじめてのかり
28ひゃくにんのおとうさん★ ・・・表紙を見て「面白くなさそう」と、聞くのに乗り気でなかった娘。けれどこれが面白くて、聞き終わると拍手。ある働き者の夫婦が見つけた大きな甕は、どうやら中に入れたものが100倍になって出てくるらしい。それを聞きつけた悪い地主はその甕を奪い・・・。大人にも面白い(6.4)
29ファンが悪魔をつかまえた 30ほしのむすめたち

その他の世界の民話
アナンシと6ぴきのむすこ―アフリカ民話より (ほるぷ海外秀作絵本) ジェラルド・マクダーモット 代田昇訳・・・くものアナンシと、その6匹の息子たちの話。一人旅に出たアナンシの危機に息子たちは・・・。単純で愉快な話(6.9)
あまのじゃくなかえる 韓国・・・あまのじゃくなカエルが、お母さんを亡くして・・・。どうしてカエルは雨が降ると空に泣き続けるか、というお話にもなっている。日本では分かりにくい話かも(6.8)
ウサギのいえにいるのはだれだ―アフリカ・マサイ族民話より 絶版 八木田宜子訳・・・お話を、マサイ族が動物の仮面をつけて演じるという構成。見物人はマサイの村人とライオン、お話はマサイ族に伝わる民話「ウサギのいえにいるのはだれだ」。なんだか洒落ている作り。内容も一見高度だけれど、真面目な中の笑いがあって、娘は受けて大笑いしていた(6.5)
くいしんぼうシマウマ ムウェニエ・ハディシ アドリエンヌ・ケナウェイ・・・どうしてシマウマは白黒の縞模様になったのか、の昔話(6.10)
□*シナの五にんきょうだい ・・・特殊なありえない能力をもつ5人兄弟の話。「シナ」というのが中国の蔑称だということで絶版になったりもしていたらしいけれど、そんなことよりいろんな死刑が出てきて、それがちょっと・・・。ひょんなことで少年の命を奪うことになった長男が死刑にされることになり、けれどそっくりな兄弟たちと入れ替わって、首切り、火あぶりなどの刑をそれぞれの特殊能力で切り抜ける(6.10)
太陽へとぶ矢 インディオの神話 ジェラルド・マクダーモット・・・太陽の子の不思議な話。日本の昔話とはまた違った味わいで、日本の子に受けるのかちょっと疑問も(6.10)
天の火をぬすんだウサギ (児童図書館・絵本の部屋) インディオ・・・火のおこり伝説。天だけにあった火を、動物を代表して盗みに行ったうさぎ。他の動物も色々でてきて、「その時からカラスは黒くなったのです」みたいな起源ネタも連発。ちょっと連発しすぎ(5.10)
とらとふえふき 絶版・・・結構よく他の絵本でも見かける、韓国の有名なのだろう昔話。絵が韓国風で素敵。擬態語も韓国語の発音のままらしくて、それも面白い。子も笑って聞いた(6.3)
なまけもののくまさん―ロシア民話より (えほんライブラリー) (4歳〜)・・・民話ではなくて、普通の物語絵本のような出来。怠け者熊さんが2匹同居していて、用事を何もしたくないものだから、朝になって目が覚めてもずうっと寝たふり。「おもち一つでだんまりくらべ」(5歳欄・日本昔話)にちょっと似ている(7.1)
ねずみのけっこん―マヤ族の昔話 (6歳〜)
はしれ!カボチャ―ポルトガルのむかしばなし ・・・話自体はなんていうことない(狼など3頭の動物が待ち構えている帰り道を、おばあさんがかぼちゃの中に入って食べられずに通る、という)のだけれど、絵が可愛い。絵も話し言葉も、全体的に昔話っぽくない出来(6.6)
ふしぎなしろねずみ―韓国のむかしばなし (大型絵本) ・・・おじいさんおばあさんと、おじいさんの鼻を出入りする白ねずみのお話。絵がとても魅力的!(6.5)
マウイたいようをつかまえる 絶版・・・ニュージーランドの伝説、半神半人のマウイのお話。マウイのシリーズ全6冊の中の1冊らしい。昔太陽は今より大急ぎで駆け上り、沈んで昼間がとても短かったので、もっと昼を長くするため、マウイと兄弟たちが太陽を縄で縛りに行く、という話。よくある小さな太陽の話でいまいち(6.6)
ヤチのおにんぎょう(3歳〜) ブラジル民話より・・・1974年作品。貧しい時代の、優しいお話、という感がとてもある。小さな女の子のヤチはとうもろこしで自分で作ったお人形をとても大事にしている。大事にし過ぎて、お人形を隠すことに。カメの助言で土の中、亀の卵の近くに埋めて隠す。そして取り出すだんになると、人形はなくて、とうもろこしの芽が・・・。レトロで、絵やお話が優しい絵本(7.1)
***ラン パン パン―インドみんわ (児童図書館・絵本の部屋) ホセ・アルエゴ絵・・・「かたあしのひよこ」(5歳欄)に似た話で、娘も同じくそう言っていた。ここでは「片足のひよこ」ではなく、「クロドリ」が行く。奥さんを王様にさらわれたクロドリが、返してもらいに宮殿へ。内容は「かたあしのひよこ」が楽しかったけれど、これは「ランパンパンランパンパン」という、ラッパの行進曲が楽しいかな(6.4)
⇒「アジア・アフリカ絵本シリーズ」(6歳・一般) ⇒グリム(一般)

○詩など
いちねんせい 谷川俊太郎・和田誠・・・小学1年生の子が書いたような詩集。声に出して読むと、なかなかいい。「詩」ってよく分からなかったのだけれど、声に出して読んでみているうちになんとなく、いいものだな、と思えた。書いた子の人格まで乗り移るようで。母のほうが好き(6.0)
どうぶつはいくあそび 岸田衿子・片山健・・・動物が書いた俳句と、かわうそによる感想、という作り。楽しい。6歳にでもいいし、俳句を習う頃に読めば俳句を身近に感じられそう(7.3)

のはらうたシリーズ 工藤直子
***のはらうた (1) (5)まであり
版画 のはらうた (5)まであり・・・これは上記「のはらうた」に版画のイラストをつけたものでしょうか? うちはこれで読んでいます。動物とかが詠んだ詩の味のある絵本。娘も一緒になって「寿司屋さんで むしゃむしゃむしゃむしゃ あ〜おいしい」とか詠んでいます。そういう単純なものが多いので、詩を特別な物じゃなく、身近なものに思えるみたい(7.0)
絵本のはらうた(6.8)

まどみちお ※0歳欄・1歳欄・小学中級欄にもあり
いっぱい やさいさん (至光社国際版絵本) ・・・いっぱいの野菜の詩。こんなふうにものを見られたら素敵だろうな、と思う(6.4)
キリンさん (まど・みちお 詩のえほん) ・・・童謡で有名な「ぞうさん」、表題の「キリンさん」他、分かりやすいものを集めたっぽい詩集(6.1) ※シリーズで「ちきゅうはメリーゴーラウンド」「たんぽぽヘリコプター」もあり

〇絵など

さかさ絵本 伊藤文人・・・逆さからでも違う絵に見える画集。うまくできていて、面白い。
@まさかさかさま (6.8)
Aまさかさかさま 緑の巻(6.9) Bまさかさかさま 赤の巻 Cまさかさかさま 青の巻 「まさかさかさま 黄の巻」「みらくるくるくる」「きてれつ箱」

⇒7歳