⇒TOP ⇒BACK


お勧めされていた絵本です(5歳〜)。題字の頭の*はお勧めで目にした数。
題字をクリックするとamazon.com(1冊から送料無料)の商品説明にとびます。

0歳 1歳 2歳 3歳 4歳 5歳 6歳 7歳 小学校中級 小学校上級  作者別

5歳
5歳になると、小学生でも楽しめそうなレベルの本も聞けるようになっていました。感想などは未熟だろうけれど、5歳なりに入り込んで聞いています。
ただ文字数も多くなって、読むほうも大変になってきた・・・。内容も濃いものが多くなって、大人でも楽しめます。特に題字の前に□マークがついているものは読み応えあり(□:5歳半くらい〜 ■:5歳前からでも)

※言葉・なぞなぞ・言葉遊び ⇒ 昔話・民話 ⇒  ⇒ 特集・歯が抜ける ⇒ その他一般絵本・童話 ⇒科学・知識・算数・ゲーム他 の順です

●なぞなぞ

なぞなぞあそびうた (4歳〜) 角野栄子・スズキコージ (2)もあり
なぞなぞあそびえほん(3歳〜) 角野栄子・長谷川義史・・・「なぞなぞえほんセット」と同じで、そんなになぞなぞっぽくはなく、子はいまいちのよう(5.0)
なぞなぞえほんセット ― 1のまき,2のまき,3のまき (4歳〜) 中川李枝子・山脇百合子・・・う〜むまだ興味なし(4.5) ⇒なぞなぞというか、短い詩がなにのことを言っているか当てる感じで、いまいちのよう(5.0)

リドルブックシリーズ(5歳〜) 石津ちひろ・・・ちょっと5歳には高度なものが多いかな? 好きで雰囲気は楽しんでいるのだけれど、本当にこのなぞなぞを楽しめるようになるのは6,7歳以降かな、と
@なぞなぞのたび  Aなぞなぞのへや  Bみぞなぞのみせ★★

●言葉

**言葉図鑑 全10巻 五味太郎・・・細かい絵の中に、いろんな言葉が細かく書き込まれている。自分で読んで学んで欲しいシリーズ。興味があれば5歳でもOKでしょうが、うちはまだない。⇒5歳後半、なかなか楽しめるようになりました。
@うごきのことば・・・いろんな動詞の言葉編(5.8) Aようすのことば・・・”わくわく”とかいう繰り返しの擬態語編 Bかざることば(A) Cかざることば(B) Dつなぎのことば Eくらしのことば Fたとえのことば Gかくれたことば Hしっぽのことば Iなまえのことば

カメとカバ―えとじでよむほん (児童図書館・絵本の部屋) ・・・文章の中の単語が、文字の代わりに絵で書かれている。文字はこうして出来たんだな、というのが分かる作りなのだろうし、それは面白いのだけれど、絵本としてはいまいち。子もいまいちだったよう(5.0)
十二支のはやくちことばえほん 高畠純

●言葉遊び
あいうえおたくはいびん
あいうえおん あきびんご
うまさんうまとび (えほんひろば) ・・・ちょっとしたリズムカルな言葉遊び(5.3)
ことばかくれんぼ (えほんのぼうけん 9) ・・・「ずつうがなおらん、う〜、たんこぶいたい」みたいな文の中から動物を見つけるようになっている。絵が答になってしまっているのがちょっと残念。子は初めての試みにいまいち要領をつかめず、そのどたばたぶりが可笑しくて二人して笑った。慣れると十分要領をつかめる内容で、なかなか楽しい。子も父にも出題して楽しんでいた(4.11)
さかさことばのえほん (ひまわりえほんシリーズ) (4〜5歳)・・・いくつかの回文。分かりやすいほうかな(5.4)
てんきよほうかぞえうた (日本傑作絵本シリーズ)
どうぶつぴったんことば 西村敏男絵・・・「かばレリーナ」みたいな、しりとり文言をぴったんこつなぎ合わせて文章にしている、というだけの・・・。全く興味なし(5.0)
わにがわになる 多田ヒロシ・・・そのうち好きになるのかな?(2.7) ⇒いまいちみたい(5.7) 「にわのわに」もあり(回文)。これは「悪い鉄柵ね。腐っているわ」とか、母のほうが楽しんだ(5.7)

わははは!ことばあそびブックシリーズ (3,4歳〜) 中川ひろたか・村上康成・・・この楽しさが分かるのは、4歳後半以降? いろんなパターンで、ちょっと高度な面白さ。
こんにちワニ ・・・分からないこともないみたいだけれど、面白くもないみたい(3.3) ⇒笑うようになっていた。やはり4歳後半以降向きかも(4.11)
□「おひるのアヒル」(3.10) 「ブルドッグブルブル」(ちょっと受けてた 5.4) □「ミルクくるみ」(反対から読ませると「わははは。すご〜い!」 これは6歳くらい向きかも 6.4) □「かいじゅうのこんだて」(3.11 6.4) 「とんとんどんどん」(3.10)

日本昔話・他 ※⇒日本の昔話

日本の民話えほん 全10冊 教育画劇・・・このシリーズは5歳になりたてくらいからにちょうどいい感じの難易度です。質もいい。
@若がえりの水 ★ 川村たかし・梶山俊夫・・・気に入ったようで、じいさ役、ばあさ役両方母とやりあって遊んだ。じいさ、ばあさ、二人の愛、全部かわいい(5.0)
□Dねずみのよめいり 岩崎京子・二俣英五郎・・・昔話調の語り口。ねずみが娘を太陽に嫁入りさせようとして・・・という話(5.7)
Hまのいいりょうし 小沢正・飯野和好 (4.11)
Aおぶさりてい(川村たかし文 5.5) Bぶんぶくちゃがま(5.4) □Cはちかつぎひめ(香山美子文 7歳くらい向きかも 5.0) Eこそだてゆうれい(さねとうあきら・井上洋介 絵が素敵で母が気に入った! 4.11) □Fたにし長者(岩崎京子・長野ヒデ子 5.0) □Gたのきゅう Iきんたろう(4.11)
日本の民話えほん 第2集 全10冊
□Sかっぱのてがみ さねとうあきら・片山健・・・手紙を言付かった男、見るとそれは水に浸すと文字が見える河童の手紙で、「この手紙をもってきた人間を食べていいぞ」と書かれてあった。そこで男は・・・。うちの子はまあまあだったみたい(5.6)
J十二支のはじまり(6.0) Kしおふきうす(香山美子・大田大八 5.0) Lおいてけぼり(さねとうあきら・井上洋介 4.11) Mはなたれこぞうさま(川村たかし・梶山俊夫 娘も一緒になっていろいろお願いする内容を聞くのが楽しかった 5.1) Nたからげた(香山美子・長新太 これもまあまあ受けた 5.0) Oとりのみじいさん★(小沢正・長谷川知子 大受け! 5.0) □Pいもごろごろ(川村たかし・村上豊 ちょっと説明を加えつつ読んだら大受け! 5.0) □Qあたまにかきの木(小沢正・田島征三 5.0) □Rかぐやひめ(岩崎京子・長野ヒデ子 5.6)
日本の(おばけ)民話えほん 全10冊 教育画劇
24やまのねこやしき さねとうあきら・井上洋介・・・案外なんていうことのない話だった(5.0)
□30かみそりぎつね 小沢正・野村たかあき・・・きつねに化かされた男の話(7.8)
□21こめぶき・あわぶき(川村たかし・梶山俊夫 日本版シンデレラみたい 5.5) □22ゆきおんな(川村たかし・宇野亞喜良 5.4) 23うみぼうず(岩崎京子・村上豊 4.11) □25おにのここづな(さねとうあきら・片山健 哀しい話・・・7,8歳向きかも 6.6) 26ばけものでら(置き捨てられた道具が化け物に 4.10) 27てんぐのはうちわ(5.6) 28しっぺいたろう★(香山美子・太田大八 4歳までの絵本には無かった格好よさ。子も気に入った 5.0) 29たびびとうま(5.0)
日本の(ユーモア)民話えほん 全10冊 教育画劇
おならのしゃもじ 小沢正・田島征三・・・赤でお尻をなでると変なおならが出てとまらなくなり、黒でなでると止まる、というしゃもじを手に入れた貧乏な男が、幸せな金持ちになるまで。おならものなので、受けた(5.1)
□「もくべえのうなぎのぼり」(さねとうあきら・井上洋介 大阪弁の語り 7.9) □「よっぱらったゆうれい」(古典落語より 岩崎京子・村上豊 5.0) 「おおきさくらべ」(4.11) 「かっぱのすもう」(小沢正・太田大八 4.11) 「うまかたとこだぬき」(4.11) □「しちどぎつね」(上方落語より 5.0) □「ねずみきょう」(香山美子・遠藤てるよ 7.9) 「ばけずきん」(梶山俊夫絵 5.1) □「たこやはちべえりゅうぐうたび」(さねとうあきら・スズキコージ 近代版浦島太郎? 大阪弁で7歳以上向き? 6.6)

子どもがはじめてであう民話 全10巻 (ポ2〜5歳) 大川悦生文
Aさるじぞうほいほい 梅田俊作絵・・・おじいさんがさるたちに地蔵にまちがわれて福を得る話。そして隣のよくばりじいさんとばあさんは・・・。語りが楽しくて、読んでいて語り部にでもなったような錯覚に陥るくらい。子はまあまあみたい(5.11)
■D**ねずみのすもう 梅田俊作絵 (4.1)
びんぼうがみとふくのかみ 長谷川知子絵・・・貧乏だけれど働き者の夫婦。ついに100年も住み着いていた貧乏神が姿を現して、出ていくという。夫婦はそんなに急がずにゆっくりしていって、と言う。そこに現れた福の神、貧乏神を馬鹿にして、ついに喧嘩になり、貧乏神を応援する夫婦。そして・・・。語り口も楽しく子に受けた(6.3)
□@だんごどっこいしょ(長谷川知子絵 5.8) Bでっかいまめたろう 長谷川知子絵(5.7) □Cゆきひめ 上野紀子絵(5.7) Eたいへんたいへんたいへんだー(梅田俊作絵 5.0) Fたなばたむかし Gおしょうとこぞう □Iおだんごころころ(伊勢英子絵 5.7)

十二支むかしむかし 谷真介・赤坂三好(兄弟) 全12巻・・・十二支をモチーフにした十二話。日本にはいなかった動物もいるので、朝鮮に渡った商人を主人公にしたりと工夫されて、エキゾチックでなかなかいい味。
子)ネズミのよめいり 丑)子ウシをすくった母ウシ(6.0) 寅)トラのおんがえし(韓国 5.9) 卯)いなばの白ウサギ 辰)リュウのむすめとおいしゃさん(沖縄 5.9) 巳)おもちのすきなヘビのおふじ(6.0) 午)たまごから生まれたウマ 未)ヒツジのおやこのおくりもの(中国 5.9) 申)赤ちゃんをまもったサル(6.0) 酉)あわてんぼうのニワトリねえさん 戌)ふしぎな黒イヌ 亥)イノシシとお月さま

福音館の日本の昔話・民話 ※4歳欄・6歳欄にもあり
うまかたやまんば (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 小沢俊夫・赤羽末吉・・・売り物の魚、そして商売道具の馬も山姥に食べられた男(馬方:馬で荷や人を運搬する職業=馬子)が、山姥の家の屋根裏に忍び込んで復讐する。あまり怖くなく、ソフトに描かれている(5.1)
□**かさじぞう (こ) 瀬田貞二・赤羽末吉・・・ちょっと地味めな印象(5.4)
□*かちかちやま (日本傑作絵本シリーズ) おざわとしお・赤羽末吉・・・バラバラ殺人事件もさらっと描いた、正統派。赤羽末吉の絵がとてもいい(5.6)
くわずにょうぼう (こ4歳〜) 稲田和子・赤羽末吉・・・母が昔すごく怖かった覚えがあるのはこの本だったような・・・。子はそうでもなかったみたいだけれど、読み応えのある昔話(5.4)
したきりすずめ (日本傑作絵本シリーズ) 赤羽末吉絵・・・昔話らしい昔話。絵が素敵(4.10)
ずいとんさん (こ3歳〜)・・・お寺の小坊主のずいとんさん、留守番中にいたずら狐が本尊に化けて、どちらが本物か見分けるために「うちの本尊様はお経を聞くと舌を出す」。うちの4歳児は、案の定舌を出さなかった方を偽者と思っていた。こういうかけひきの分かる5歳児以上にいいかも(4.6) ⇒まだ舌を出したほうを自信満々で本物だと言っています(5.0) ⇒やっと分かるようになっていて「本物の本尊は動かないと思うもん」(5.5)
そばがらじさまとまめじさま(こどものとも絵本) (こ) 赤羽末吉絵・・・昔話らしい文章ですが、説明なしでも分かるようになったらしく、そばがらじさまを憎んで怒っておりました。「はなさかじい」に似た話で、ちょっと違う。衝撃的なラストもあり、印象的(5.4)
***だいくとおにろく (こ4歳〜) 松居直・赤羽末吉・・・橋をかけるのを請けた大工。鬼が出てきて代わりに橋をかけ、名前を当ててみろ、さもなくば目玉をくれ、と・・・(5.5)
てんぱたん てんぱたん―ねずみのもちつき (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 梶山俊夫・・・ねずみ浄土。表現など、言い回しが難しめ(4.9)
にぎりめし ごろごろ (こ3歳〜) 赤羽末吉絵・・・昔話風の語りが難し目だけれど、5歳なら気にせず楽しめました。握り飯が転がっていって、お寺で鬼の残した馳走をいただくじいさん、それを聞いて隣のじいさんも・・・。隣の爺さんと婆さんのキャラが可笑しくて、二人で吹き出しながら読んだ(5.5)
ねずみじょうど (こ4歳〜) 瀬田貞二文・・・古すぎる・・・。1967年作品。なにもこんな古い作品を好んで読むことはなかろう、というくらい古い(5.6)
みるなのくら (日本傑作絵本シリーズ) 小沢俊夫・赤羽末吉・・・12の蔵、次は何の蔵かと想像しながら読んだ。まあまあ楽しかったかな(4.11)
**ももたろう (日本傑作絵本シリーズ) (5歳〜) 松居直・赤羽末吉・・・シンプルなももたろう(5.4)
やまなしもぎ (日本傑作絵本シリーズ) 太田大八絵・・・3兄弟が病床にある母親のために「やまなし」をもぎに行く。1人ずつ順番に行くのだけれど、化け物に飲まれてしまい・・・。面白く聞いていた(5.5)

日本名作おはなし絵本・・・「世界名作おはなし絵本」は読む価値なしと思いましたが、こちらもわざわざ選んで読むほどでもないような、軽めのシリーズかなと思います。
@かちかちやま(井上洋介絵 5.0)
□Aへっこきよめどん 富安陽子・長谷川義史・・・いまいちこの物語の可笑しさを表せていないような・・・(5.5)
Bはなさかじいさん(舟崎克彦・土屋富士夫) Cうらしまたろう(那須田淳・宇野亜喜良) Dきんたろう(杉山亮文) Eおむすびころりん(富安陽子文) Fうしかたやまんば(スズキコージ絵) Gかぐやひめ(舟崎克彦文) Hわらしべちょうじゃ(杉山亮・高畠那生) Iさるかにがっせん(舟崎克彦文) Jかさじぞう(柏葉幸子・村上勉) Kびんぼうがみとふくのかみ(富安陽子・飯野和好) Lゆきおんな Mちからたろう(杉山亮・伊藤秀男) Nぶんぶくちゃがま(富安陽子文) Oこぶとりじいさん(市川宣子・石井聖岳) Pはなたれこぞうさま(荒井良二絵 5.2) Qねずみのよめいり(市川宣子文) Rさんまいのおふだ Sしたきりすずめ(那須田淳・はたこうしろう) 21いっすんぼうし(及川賢治絵) 22つるのおんがえし(黒井健絵) 23ももたろう(市川宣子・長谷川義史) 24一休さん(杉山亮・長野ヒデ子)

とんとんむかし絵本 全5冊
がまどんさるどん 太田大八絵・・・昔話らしい語り口。稲穂を見つけた働き者のかえると、自分勝手で怠け者のさるの話(4.8)
「さるのよめ」「だんごだんごどこいった」「火と山と川のおふだ」「犬子むかし」

他 日本昔話・民話
あおい玉 あかい玉 しろい玉 稲田和子・太田大八・・・「3枚のお札」にそっくりなお話(5.4)
おもち一つでだんまりくらべ (絵本・子どものくに 9) 大川悦生(ポ2〜5歳・絶版)・・・ひとつだけ残ったもち。おじいさんとばあさんはだんまり比べで勝った方がその餅を食べられる、ということに。そして・・・。ちょっと「うごいちゃだめ!」に似た感じ。子はまあまあみたい(5.2)
かちかちやま (日本むかし話) 松谷みよ子・瀬川康男
****さるとかに (銀河社の創作絵本) 神沢利子・赤羽末吉・・・「さるかに合戦」+「桃太郎」のようなお話。柿をぶつけられてつぶれた蟹から子蟹がわんさと出てきてきび団子を作り、仲間を増やしながら仇討ちに出る。易しめの民話口調で、こういうのにも慣れていくのにいいと思う。子も好きみたい(5.4)
そらまめとわらとすみ (たんぽぽえほんシリーズ) ・・・楽しい内容で、最後は「どうしてそらまめには黒い筋がついているか」のおちがつく(4.9)
ねずみのすもう―日本民話 (たんぽぽえほんシリーズ) わたなべさもじろう・・・平和な昔話(6.8)
ももたろう (講談社の創作絵本シリーズ) 代田昇・箕田源二郎・・・独特の語り口の桃太郎。最初は怠け者で・・・バージョン(6.1)
⇒「じゅうにしものがたり」(下記・一般 瀬川康男)

●世界の民話他 ※⇒世界の民話

世界みんわ絵本(5歳〜)
□@クムカン山のトラたいじ (朝鮮 松谷みよ子・梶山俊夫)・・・お父さんの敵を取りにクムカン(金剛)山のトラを退治に行くキルリヨンのお話」。10里離れた場所から針を打ち抜けるまで鉄砲を練習し、「心の目」でトラを見抜き、最後に大トラに飲み込まれ・・・短い中にもいろいろ詰まっていて面白い(6.6)
Hかたあしのひよこ★★ (スペイン いとうひろし絵)・・・金の足を持つひよこ、王様に片脚を取られて長い旅に出ます。足を返してもらうために片足で王様のところに。痛快で突拍子もなくてとても楽しい。子も「このひよこ、すごい!」と大受け。母もオオカミやライオンよりも強いひよこに釘付け。話もとても面白いけれど、なによりひよこが魅力的!(5.7)
Cジャックと豆のつる (イギリス 木下順二・田島征三)・・・実話に忠実なお話? 絵が独特(5.8)
他 A竜宮からきたおよめさん(中国) B月のうさぎ(インド) Dトム・ティット・トット(イギリス) Eシンデレラ(農村に伝わる地味めなシンデレラ フランス 5.9) Fあかずきん(フランス 片山健絵) G白雪姫(ドイツ 5.9) Iバーバ・ヤガーとままむすめ(ロシア) Jねずみの王女(ロシア 二俣英五郎絵) Kつばさをもらった月(ブルガリア) L星にいったむすめ(アメリカ 太田大八絵) Mノガモのうた(アメリカ 木島始・スズキコージ) N三つのけいりゃく(アフリカ 木葉井悦子絵)

福音館書店の世界の民話 ※4歳欄・6歳欄にもあり
□*うさぎのみみはなぜながい―メキシコ民話 (日本傑作絵本シリーズ) (5,6歳〜)・・・大きくしてくださいと神さまにお願いに行ったうさぎ、虎と鰐と猿とを自分で殺して皮をもってきたら大きくしようと言われて・・・(5.4)
きこりとおおかみ (こどものとも傑作集) 堀内誠一絵・・・きこりの夫婦とおおかみとの攻防。ちょっと面白さを狙ってすべっているような・・・(5.4)
金のがちょうのほん―四つのむかしばなし (4歳〜)(イギリスの昔話:「金のガチョウ」「三びきのくま」「三びきのこぶた」「親ゆびトム」1904年)
こがねのあしのひよこ―アルゼンチン民話 (日本傑作絵本シリーズ) (3歳〜) 秋野ゆきこ・・・世界みんわ絵本(上記)「かたあしのひよこ」と同じ話。「かたあしのひよこ」の方が面白かった(6.3)
****三びきのこぶた (こどものとも傑作集)(こ3歳〜) 瀬田貞二訳・・・古い。1960年作品。他でも読めるし、なにもこの古さを選ぶことはない、と思うくらい。子は好きな話(5.6)
ふくろにいれられたおとこのこ フランス民話 (3歳〜) 堀内誠一絵・・・絵がレトロポップで魅力的。悪魔の袋に入れられた男の子が、鬼を殺して逃げ出すお話(6.4)
まほうつかいバーバ・ヤガー (世界傑作絵本シリーズ)(4歳〜) 絶版・・・ロシアではおなじみのバーバ・ヤガーの出てくるお話。意地悪な継母は娘を邪魔に思い、自分の姉のところにおつかいに行かせる。その姉は実はバーバ・ヤガー。娘を今宵の食事にしようとする。それをいかにして振り切って逃げるか。「3枚のお札」にちょっと似ている。原作は1941年?(5.7)
むかしむかしとらとねこは…―中国のむかし話より (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜)・・・昔は弱かった虎が猫から指南を受ける。迫力のある絵がコミカルな内容とあっていないような(5.1)
ヤンメイズとりゅう (世界傑作絵本シリーズ)★(4歳〜) ・・・中国のお話。やまももの子、ヤンメイズが金の笙で龍を倒すまで。子は竜が出る話が好きなので好き(5.4)
⇒ロシア・北欧の民話(下記・一般 内田莉莎子) ⇒グリム(下記・一般)

ウクライナ民話ラチョフシリーズ エウゲーニー・ラチョフ・・・各巻に2〜4話ずつ。絵が少ない。
@てぶくろ ※有名な「てぶくろ」もこの人の作品(1950年)。これは1978年版・・・「てぶくろ」はページ数が少ない分、1950年バージョンより絵が少ない。「パンと子牛ときつねとおおかみ」も(5.0)
A麦の穂
□Bわらの牛・・・「わらの牛」「コトフェイのだんな」「きつねのかぼちゃとバイオリンとわな」「セルコ」の4話(5.2)

世界名作おはなし絵本 全24冊 おひさま・・・あまり文学的じゃなくて、遊び心を出して創作陣を決めたような感じで、どうにもいまいちなシリーズ。何冊か読みましたが、「イソップどうわ1」で見切りをつけました。
【アンデルセン】 マッチ売りの少女(末吉暁子文) おやゆびひめ(舟崎克彦文) 人魚ひめ(末吉暁子文 5.1) みにくいあひるの子(舟崎克彦・渡辺有一 4.11) はだかの王さま(4.11) 火うちばこ(さとうわきこ絵)
【グリム(寺村輝夫文)】 赤ずきんちゃん しらゆきひめ(いまいち 5.1) ブレーメンの音楽たい(和歌山静子絵) ヘンゼルとグレーテル(5.2) おおかみと七ひきのこやぎ こびとのくつや(5.0)
【ペロー】 ながぐつをはいたねこ(馬場のぼる絵) シンデレラ(宇野亜喜良絵 絵は子ども向きじゃないし、文章もいまいちで、シンデレラは女性目線で見るとすごいしたたかで嫌な感じ 5.0) ねむりひめ
【イソップ(黒井健絵)】 イソップどうわ1×(5.4) イソップどうわ2
【アラビアンナイト(小沢正文)】 アリババと40人のとうぞく アラジンとふしぎなランプ
【イギリス民話(森山京文)】 三びきのくま(⇒4歳欄・森山京) ジャックとまめの木(村上勉絵 絵が可愛くて迫力不足 5.0) 三びきの子ぶた
【北欧民話】 はらぺこねこ(スズキコージ絵 4.11)
【ロシア民話】 マーシャとくま(片山健絵 4.11)

その他の世界の民話
あつがりカバ ムウェニエ・ハディシ アドリエンヌ・ケナウェイ 絶版・・・カバの生態についてどうしてそうなったかを語る、ケニアの昔話。万物の神、ンガイ様とか出てくる(4.8)
大きな山のトロル (絵本の泉) ★スウェーデン 織茂恭子絵・・・子やヤギをさらっていくけれど、物をくれた人には親切にするというトロルと、貧しい家の5歳の男の子のお話。ちょっとどきどき感もあって子は聞き入り、最後までトロルの左手を見たがっていた。絵がちょっと合っていないような・・・けれど子は好きみたい(4.11)
おんどりと二まいのきんか―ルーマニア民話 (おはなし創作えほん) 安藤美紀夫・小野木学 絶版・・・「かたあしのひよこ」(上記・世界みんわ絵本)に似た話。同じように明るく、強く、ユーモアがある。絶版は残念(6.1)
かしこいカメのおはなし―アフリカのむかしばなし (ポプラせかいの絵本)・・・一番強いと傍若無人にふるまうようになったゾウとカバをおとなしくさせるために「賢い亀」が考えた方法。絵は素敵、和訳とキャラ設定はいまいち、という、全体的に惜しい作品(6.5)
かわいいサルマ―アフリカのあかずきんちゃん さくまゆみこ訳・・・訳がいまいちのような。市場におつかいに行く途中、ならず者の犬に関わってしまった女の子の物語。「あかずきんちゃん」と副題につけるほどは似ていない。馴染みないアフリカの文化に触れるのにはいいかも(5.8)
10にんのきこり ラマチャンドラン・・・10人のきこりが10本の木を切り倒していく。シンプルなのだけれど、算数の基礎もあり、ちょっとびっくりなラストもあり、楽しい(6.7)
ダチョウのくびはなぜながい?―アフリカのむかしばなし マーシャ・ブラウン絵 松岡享子訳・・・昔は首が短かっただちょう。ある時、虫歯のワニが・・・。コミカルで、楽しいお話(5.5)
たまごからうま (世界の民話傑作選) (5,6歳〜) 織茂恭子絵・ベンガル民話・・・ベンガルではありえないことを「うまのたまご」と言うらしい。これは「馬の卵」を真に受けて買った男の珍行動。子も「あほやなあ」と聞いていた。その一言につきる面白いお話(5.1)
ロンポポ―オオカミと三にんのむすめ 中国・・・3人姉妹が留守番をしている家にやってくるオオカミ。おばあちゃんに化けたオオカミを機知でやっつける。絵が怖い雰囲気をもりたてる、「赤ずきんちゃん」と「オオカミと7匹のコヤギ」に似たお話(5.5)
⇒グリム ポール・ガルドン ミラ・ギンズバーグ ムウェニエ・ハディシ他(下記・一般)


●詩
木いちごつみ―子どものための詩と絵の本 (日本傑作絵本シリーズ) (3歳〜) 岸田衿子・山脇百合子・・・4,5歳でもOKな詩(?)の数々。動物が出てきて、幼児の呟きのような言葉の詩だったりする。余裕のあるときこういうの読んで、子と会話するのもいいな、と思った。絵も可愛いし、子も普通に楽しんでいた(5.7)


○特集:歯が抜ける
うっかりまじょとちちんぷい ・・・西洋では乳歯が抜けると枕の下に入れて眠るのだそう。すると歯の妖精がコインとかに替えてくれるそう・・・。それを扱っている、歯の妖精(天使?)がどうやってうまれたかの冗談話、かな。日本でお勧めされるのは見当違いのような・・・けれど歯が抜けるのに憧れているので好きみたい(5.4)
**歯がぬけた (わたしのえほん) (4,5歳〜) 中川ひろたか・大島妙子・・・周りでも抜ける子が珍しくなくなってきただけに興味あるらしくて好き。男の子の歯が家族団らんの中で抜ける話(5.6)
はがぬけたときこうさぎは… ・・・初めて歯が抜けたこうさぎの話。なかなかいい話だけれど、枕の下に歯を入れておくと歯の妖精が・・・という、外国もので、いまいち親近感はないかも(6.3)
はがぬけたらどうするの?―せかいのこどもたちのはなし (5歳〜) G.ブライアン・カラス絵・・・抜けた歯をどうするかを、世界中の子にインタビューして国ごとに紹介している絵本。どこかに置いておくと歯の妖精(やねずみ)が持っていって、代わりにお金やプレゼントを置いていってくれるという国が多くて、娘はそんな国に生まれたかったと悔しがっていた(5.6)
もうすぐぬけそうぐらぐらのは 絶版・・・1本目の歯が他の子より遅れてやっと抜ける話。歯の妖精のいる国の話だし、小学生向けの内容・描き方で、余程歯の抜けるのが遅い子向きかな(5.5)
⇒「ロージー、はがぬける」(下記)


他一般
あ (こどものとも絵本)(3歳〜) 大槻あかね・・・母は好き! 針金で出来た小さな人間が、いろんな物に会って「あ」と言ったりして、何かしらのリアクションをする。分かる分かる!という親近感。このユニークさを、子にはまだ一部だけしか分からないようで、是非分かるようになった5歳くらいで読みたい(4.2)(4.8) ⇒やっぱり母のようには子は感じないみたい。この可笑しみ、大人のものなのかもしれない(5.1)
ああ いそがしい いそがしい! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・忙しくててんやわんやのお母さんに、子どもがキスして落ち着かせてあげた、という内容。てんやわんやは分かるけれど、1人泣いたりするお母さんといい、あまり子ども向けではないような。母親が自分の慰めに作った、少し幼稚な本という印象(5.7)

あいさつの絵本 川端誠・・・いろんなシーンで使われるそれぞれの挨拶の言葉。シンプルながら、5歳くらいから大人まで楽しめる感じ。
@おめでとう(6.5) □Aすみません(6.5) Bこんにちは(いろんな外でのあいさつ 6.6) Cありがとう(6.6) Dさようなら(6.6)

あいしているから (児童図書館・絵本の部屋) ・・・モグラの子、迷子のヒナを見つけてペットにしようと・・・。けれどそれは野生の鳥、閉じ込めるのはかわいそうだと皆にも言われ、愛しているから、森に放す。子も自分だったらどうするかきいてみたら、「放す。泣いてしまうかもしれんけど」(5.3)

アイリーン・ハースの絵本
つきあかりのにわで サマータイムソング (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) ・・・真夜中に招待された誕生会。体が小さくなって鳥のタクシーに乗って広い庭をパーティーに向かう。ファンタジックでノスタルジックで素敵。絵本がしっかりひとつの異空間になっている。小学生や中学生でも楽しめそう(5.9)
わたしのおふねマギーB (世界傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 内田莉さ子訳・・・女の子の願いがかなって、自分の舟で弟と航海に出ました、というお話。ファンタジックな雰囲気で、絵を楽しむ、どちらかというとファンタジー好きな女性が好きそうな感じ。子はまあまあだったようで、「これは夢だったんじゃない?」(5.5)
⇒「ベスとベラ」(4歳欄)

あおいこねこシリーズ・・・4匹の子猫の兄弟の一匹、青い子猫のお話。お母さんは優しくて、なんて幸せな子ども時代、と、思わされたシリーズ。
@あおいこねことどろんこいぬのきょうだい・・・隣のうちの犬たちと遊ぶの巻(6.5)
Aきかんぼうのあおいこねこ・・・反抗期の巻(6.5)
Bあおいこねことおさらいっぱいのクッキー ・・・兄弟のために作ったお皿いっぱいのクッキーを青い子猫が・・・。どんどんいつの間にかお皿を空にしていくあおいこねこに、「お母さんに怒られる」と心配して聞いていたけれど、大丈夫。子猫のお母さんはとても優しい方でした(6.5)

あかにんじゃ (えほんのぼうけん) ・・・これは面白い! どういう発想でこういう作品を書かれたのか・・・。赤い色の忍者が危険が迫るといろんなものに変身して難を逃れる。江戸時代だったはずが途中でTシャツの少年たちとか、おまわりさんとか出てくる。最後まで、ふざけているわけではないのに面白い!(6.7)

あくたれラルフ(4歳〜) ジャック・ガントス文 石井桃子訳・・・あくたれ猫ラルフと飼い主のお話。無茶苦茶悪いラルフと、怒りながらもそれを愛する家族と。絵と相まって、素敵な感じ。子はまあまあ好きみたい(4.11)
あくたれラルフ(4.11)  あくたれラルフのたんじょうび(4.11)

あすはきっと ・・・今日はどんな日だった? 明日はいい日になるだろう、という内容。けれど今日はいまいちの日でちょっとしぼんでいる、というのを前提で書かれているかのようで、かえって暗いかもとさえ感じる。和訳も不自然だし、わざわざ和訳を読むほどのものじゃないかと。子もいまいちのよう(5.2)
あなぐまのクリーニングやさん (PHPにこにこえほん) (4,5歳〜)・・・仕事熱心なあなぐまのクリーニング屋さん、ライオンさんの素敵な燕尾服に焼け焦げを作ってしまった! そこで・・・。まあまあかな。お勧めされるほどでもないような(4.7)
あなたが生まれるまで ・・・赤ちゃんが産まれてくるまでの両親の姿が1ヶ月毎に描かれている。紙が二重になっていて、めくると下にはお腹にいる赤ちゃんの絵。絵がポップで、いまいち発育具合とかは伝わってこないけれど、一家の赤ちゃんを待ち望む感じは伝わる(5.7)
アナトールさんのロバ ロラン・ド・ブリュノフ(「ぞうのババール」の作者の子)・・・アナトールさんはどうしてもロバが欲しいのに、市場でつい他の動物をそろえてしまい・・・。けれど最後はハッピーエンド、いまいちよく分からない作品でした(6.0)

アーノルド・ローベルの童話 ※4歳欄・6歳欄にもあり
いろいろへんないろのはじまり (4,5歳〜)・・・昔々、色のない灰色の世界で魔法使いが薬を作り・・・。色についての荒唐無稽な昔話。うちの子はいまいちだったよう(5.3)
おはなしばんざい (4〜8歳)・・・いたちに捕まって食べられそうなねずみが、お話を4つすることで難を逃れる。今ほど派手な娯楽のなかった時代(1977年作品)には、喜んで受け入れられたのかな?(4.8)
ぼくのおじさん ・・・しばらくの間ぼくをひきとってくれたおじさんとの暮らし。静かで地味なのだけれど大人には心に残るかな(5.3)
ルシールはうま ・・・馬のルシールがおしゃれをしてレディーになるけれど、毎日に嫌気がさして服を食いちぎり、馬に戻るお話。なかなか楽しい(5.7)
「ジャイアント・ジョン」(1964年作品 5.5) 「いたずら王子バートラム」(偕3,4歳〜)(5.6)
⇒「がまくんとかえるくんシリーズ」(下記)
(絵のみアーノルド・ローベル↓)
アントニーなんかやっつけちゃう ・・・6歳になったなら・・と、男の子が、兄のアントニーをやっつけることを考えて、いろんなアイデアを語る。きっと6歳のアントニーに同じようなことを今はやられているのだろうなあ、と母に面白い絵本でした(5.6)
カヌーはまんいん ・・・訳者の三木卓さんは訳しながら大笑いしたとのことですが・・・よく分からない。カヌーに次々動物達が遠慮なしに乗り込んで来る話で、子も「みんないじわる」とだけ(5.5)
⇒「こぶたくんのおはなし」シリーズ(下記) ⇒「いつかはきっと・・・」「なかなおり」(下記 シャーロット・ゾロトウ) ⇒「きょうりゅうたち」(7歳欄)
(文のみアーノルド・ローベル↓ 絵は妻アニタ・ローベル)
りんごのきにこぶたがなったら (評論社の児童図書館・絵本の部屋) ・・・りんごの木に子豚がなったら、手伝うなどと言って、いつも仕事せずに怠けてばかりのだんなさんに、奥さんは・・・(5.1)
「ABCのおかいもの」(3,4歳〜) ⇒「おんどりとぬすっと」(6歳欄)

アヒルだってば!ウサギでしょ! 今江祥智訳・・・アヒルにもウサギにも見える絵が一枚。それをはさんで二人があれこれ言い合う台詞だけが書かれている。期待していたのだけれど、二人の言い合いがちょっとしつこいし、いまいちだった(4.10)

あひるのバーバちゃん(5,6歳〜) 神沢利子・山脇百合子・・・「ぐりとぐら」でおなじみの山脇百合子さんのイラストが可愛い。内容はなんていうことないのだけれど、子どもが好きな感じ?
**あひるのバーバちゃん(5.0) バーバちゃんととんできたぼうし(5.0)
「バーバちゃんのおみまい」・・・うさぎちゃんのお見舞いに風船を買うと空に浮かんでしまい・・・(5.1)
「バーバちゃんのおきゃくさま」・・・お客様に出すものを探しているうち傘で空に浮かんでしまったり(5.1)

あぶない!パトリック (児童図書館・絵本の部屋) ・・・ねずみのパトリック、のん気に散歩中。次々襲い掛かる危機にも気づかず・・・けれど知らずに回避している。ハッチンスの「ロージーのおさんぽ」(3歳欄)に似ているけれど、「ロージーのおさんぽ」のシンプルで面白い傑作ぶりを知った目にはいまいちにうつってしまう。和訳もいまいちかな(5.3)
あぶないよ! ・・・「人生は楽しいことでいっぱい、でも危ないこともいっぱい」と、いろんな「〇〇しちゃあ、あぶないよ!」の本。教え諭す本と言うよりは、いろんな「あぶない」を楽しむ(??)本かな。そりゃあそれは危ないだろ!みたいな(6.5)
**アベコベさん★ ・・・夜になると起きてパジャマに着替える、アベコベな一家のお話。面白かったようで、「お風呂の浴槽は空で、洗い場に湯をためて服を着たまま入る」みたいなアベコベぶりを探して楽しんだ(5.5)
あまがさ (世界傑作絵本シリーズ) (3歳〜) 八島太郎・・・初めて雨傘をさした日。大人の味わいの大人っぽい作品(2.9) ⇒大人っぽすぎて、いまいちみたい(4.8)

あまんきみこの絵本 ※4歳欄・6歳欄・7歳欄・小学中級欄にもあり
うさぎがそらをなめました (おはなしえほんシリーズ) 黒井健絵・・・正統派の、おばあちゃんが孫に作ったみたいな話。子はいまいちみたい(5.0)
けんかのなかよしさん (あかね・新えほんシリーズ) 長野ヒデ子絵・・・けんかしてばかりの園児二人が異空間へ。そこで二人は手を取り合って・・・。2007年作品なので、75歳くらいの作品。そんな感じの、おばあちゃんが作りました感のある作品。目新しくなくていまいちな感じも(5.7)
父さんのたこはせかいいち 荒井良二絵・・・五つ子タヌキの兄弟にお父さんが作ってくれた大きな凧。どんどん飛んで、ついに兄弟をぶら下げたまま天に・・・。絵も相まって楽しい1冊(6.0)
□*ぽんぽん山の月 (えほんのもり 7) ・・・ぽんぽん山での一晩の出来事。うさぎ、山姥、風の子、そして月。メルヘンな大人が好きな感じかな?(5.1)

あめがふるときちょうちょうはどこへ (世界の絵本ライブラリー) (4,5,6歳〜) レナード・ワイスガード絵・・・雨が降るとき一体・・・という、少女の詩のような呟き。人間の素直な探究心の素敵さがすごく出ていて、母は好き。子にはいまいちみたい(4.9)
あめのさんぽ (リブロの絵本) 竹下文子・鈴木まもる・・・雨の日。お父さんと散歩。普通の幼児の日常で、なかなかいい(5.0)
あめの日のおさんぽ ・・・なんていうことのない、雨の日の日記のよう。子もいまいちのよう(5.2)

新井悦子の絵本
いたいのいたいのとんでゆけ (ひまわりえほんシリーズ) 野村たかあき絵・・・おばあちゃんの「いたいいたい」を、山の鬼に飛ばす女の子。鬼は飛んできた痛さを温泉で癒していた。けれどある日、どこから飛んでくるかつきつめる。鬼は怒るけれど事情を聴くと可哀想になって・・・。鬼も、ラストも可愛いほのぼのしたお話(6.8)
だいすきのしるし (えほんのぼうけん) ・・・幼稚園の発表会のお話。ありきたりで、ちょっと甘すぎて、う〜ん、いまいち・・・(6.8)

荒井良二の絵本
うちゅうたまご (こどもプレス) ・・・ストーリーのない絵重視の絵本で、わけわからん系(5.8)
えほんのこども (講談社の創作絵本) ・・・物語でもなく、不思議な世界。通好みかも??(6.3)
きょうというひ・・・特別な今日という日のために・・・。何の日かは語られていないけれど、大事な誕生日とか命日とかかと思った。クリスマス、ととらえる人もいるらしい。大人向きかも??(6.1)
■*スースーとネルネル (偕3,4歳〜)・・・眠れないスースーとネルネルの空想ごっこ。いまいちみたい(5.2)
そのつもり ・・・”そのつ森”で、空き地の使用方法を動物会議。ちょっと絵が分かりにくい。動物が出てくるし子も好きだろうけれど、母が小さな衝撃をうけた。ただ者でない荒井良二・・・。ほのぼのともいえるけれど、怖さも感じられる。また読みたい(3.7)(5.7)
はっぴぃさん (5歳〜)・・・願いを聞いてくれるという「はっぴぃさん」に会いに森に出かける男の子と女の子のお話。この妙な感じを、母は好き。子はいまいちのよう。中学生くらのほうが好きかも??(5.10)
「ルフランルフラン」「ルフランルフラン2」 「たいようオルガン」(4.11) ■「ぼくとチマチマ」(5.1) ■「バスにのって」(4.8)
⇒「にせニセことわざずかん」(小学中級欄)

あらまっ! ★★・・・読んだ後、そっくり同じストーリーを母と演じたがることのある娘。覚えているのでは3歳の時の「くろととらの絵本」とか。久々にこれは共演を迫られた絵本。登場人物はおばあちゃんと孫。短くて明快な文章、最後のおちには「なんじゃそりゃ〜」とこけて、「おばあちゃん役やって。自分は孫の役するから」。それが終わると配役交代して再演。楽しめる絵本でした(5.6)
**ありこのおつかい (日本傑作絵本シリーズ) (3歳〜) 石井桃子・・・言葉遣いは古い(1968年!)けれど、絵(中川宗弥)は新しい。まだまだ分からないらしい(3.10) ⇒分かるようになったらしく、笑う部分も(4.10)

アンソニー・ブラウンの絵本 ※7歳欄にもあり
■*うちのパパってかっこいい (評論社の児童図書館・絵本の部屋) ・・・「うちのママって・・・」の、男の子とお父さん編(6.0)
□*うちのママってすてきなの (児童図書館・絵本の部屋) (5歳〜)・・・うちのママを褒め称える短い絵本。コメディー系(6.0)
クマくんのふしぎなエンピツ (児童図書館・絵本の部屋) ・・・ハンターに追いかけられるくまくん、いろんな危機にも慌てない。不思議な、描いたことが本当になるエンピツを持っているから。短い中にユーモアがあって、楽しい絵本(5.0) =「くまさんのおたすけえんぴつ」
くまくんまちへいく ★★(3歳〜)・・・ふしぎなエンピツのくまくん、再び登場。今度は町へ。何度か大笑いして聞いていた。表紙の帽子屋さんのショーウィンドウも好き(5.1)
ゴリオとヒメちゃん (児童図書館・絵本の部屋)★★ (5歳〜)・・・ゴリラのゴリオくんにあてがわれた可愛い子猫のヒメちゃん。二人の幸せな時間。そして・・・。可愛くて、面白い! 子も「かわい〜」とにこにこ聞いて、笑って。素敵なお話(6.0)
(↓絵のみアンソニー・ブラウン)
とんとんとん!とをたたくのはだあれ

安野光雅の絵本
おおきなもののすきなおうさま (講談社の創作絵本) ・・・何でも大きなものが好きで、ベッドもスプーンも植木鉢も、必要以上にやたらと大きいものを使う王様の話。それが現代日本人を揶揄しているようで、大人にも面白いかも。中学生に読んで欲しいような絵本。子はまあまあみたい(4.10)
■*さかさま (こ4歳〜)
ふしぎなえ (日本傑作絵本シリーズ) (こ4歳〜)・・・いまいち・・・(5.10)
■*ふしぎなさーかす (こ)・・・小人達のサーカス? 不思議な感じだけれど、いまいち感じるものがなかった。子もいまいちみたい(5.3)
⇒「美しい数学」「にほんご」(上記) 「旅の絵本」(下記)
⇒「もりのえほん」(4歳欄)

イソップ寓話・・・イソップは、紀元前の時代の古代ギリシアの奴隷だったと言われているアイソーポスという名の人物。けれど後に、アイソーポスの手にならない他のいろんな話もひっくるめて「イソップ寓話」とされたらしい。
いそっぷのおはなし 降矢なな絵・・・いろんな話が集約されている。それぞれ要約されて短い話になっているけれど、それだけに「おちのある面白い話」の面が強調されていて子は好き。「きつねとつる」「うさぎとかめ」「よくばりないぬ」「うしとかえる」「ひつじかいとおおかみ」「きこりとおの」「からすときつね」「ありときりぎりす」「きたかぜとたいよう」(5.0)
イソップものがたり ライオンとねずみ (小学初級〜) さくまゆみこ訳・・・さくまゆみこ訳、とありますが、擬音語などだけの、映像を見ているかのような絵本。絵が素敵で、ストーリーも素敵。子も絵で読み取っていた(4.11)
うさぎとかめ (ブライアン・ワイルドスミス作品選) ・・・イソップ版ではなく、ラ・フォンティーヌ版(ラ・フォンティーヌはフランスの17Cの詩人で、イソップ物語を「寓話集」として集大成。日本とはまた違うフランス風イソップ)。絵は可愛いけれど、内容はあまり好きじゃないかな・・・。子もいまいちなよう(3.4)
きたかぜとたいよう (ラ・フォンティーヌ版) ブライアン・ワイルドスミス 渡辺茂男文・・・絵が独特で、内容もこれはいい(5.6)
まちのねずみといなかのねずみ―イソップ寓話(4歳〜) ポール・ガルドン・・・町の騒々しさ、気の休まらない、実は貧しい暮らしぶりなどに辟易して田舎に戻るネズミの話。難しい。これはイソップが書いたのではないイソップ寓話だろうなという気がした(5.1)
きつねとおおかみ ヨゼフ・ラダ絵 絶版・・・28話。1Pに2話入っていたりと欲張りすぎて、1話1話味わうにはいまいちかも。6,7歳向き。
⇒「世界名作おはなし絵本」×(上記・各国民話)

いっしょがいちばん (5歳〜)・・・両親だけとの毎日に飽きた子どもの魚、鳥、豚の奇妙な友情のお話。なかなか面白かった。子も気に入っていた。魚、鳥、豚を切り抜けるページがあり、衣装とかのオプションもついていて遊べるようになっている(5.8)
イヌのすべて (大型絵本) サーラ・ファネッリ・・・犬好きによる犬好きのための本? 読み物というより、犬好きのためのティーンズ雑誌のおまけにでもしたらいいような本で、特に読む価値は・・・(6.3)

井上洋介の絵本
アナボコえほん(5歳〜)・・・いろんな所にアナボコがあくと・・・(傘とか、橋とか)。いちいちつっこみながら読むと面白かった(4.9)
ぐるぐるえほん ・・・「ぐるぐる」がテーマの詩のような文言が、1ページに1つ。「そうそう」と納得なものとかもある。大人向きかも(4.9)
ちょうつがいのえほん
⇒「どっからたべよう」(3歳欄) ⇒「タコボー」(7歳欄)

いもうとがウサギいっぴきたべちゃった (5歳〜) いとうひろし訳・・・ウサギ一匹だけじゃなく、いろんな生き物を次々丸呑み。でもウエーとならなくて、最後に・・・。ストーリーはあまりなくて、ただ丸呑みにしていく。好きな子は好きなのか!? うちは無反応(3.9)
いわしくん ・・・いわしくん、生まれて、泳いで、捕まって、食べられて、という一生。そして人の体の一部になった。短い文章。母にはラスト、切なかった(4.3)
ウィリーのそりのものがたり ・・・そりで滑るうちにいろんな人(動物)を巻き添えにして大勢で滑り降りることになるそりの、臨場感が楽しいかな?という本。まあまあかな(6.4)
■**うごいちゃだめ! ★ S.D.シンドラー絵・・・負けず嫌いのあひるとがちょうが「動いたら負け」勝負。なにが起きても微動だにしない二羽、そこにキツネが現れて・・・。子は面白かったよう。「動いたら負け」ゲームもやった(4.11)
うさぎのおるすばん ★★ 韓国・・・家で一匹朝までお留守番のうさぎ。お母さんの口紅を塗ったり、冷蔵庫を開けたり、色々なやってみたかったことをしていく。地味だけれど楽しい絵本で好きみたい。ぽとぽと落とすうんちを見つけるのも好き(5.4)

うさぎのシモンシリーズ★(4,5歳〜)・・・ちょっとしゃれていて面白い。子どもらしい子どもうさぎ、シモンのお話(4.3)(5.2)
(再)うんちっち (わたしのえほん) ★・・・5歳くらい〜(でも3歳くらいから好き)。モーリス・センダック「ピエールとライオン」に似ている・・・。
オオカミだー! (わたしのえほん) ・・・4歳半くらい〜。これも好き。 ⇒「あっ、オオカミだ!」(小学初級)として再版
もらったものはもらったもの (わたしのえほん) ・・・5歳くらい〜。

内田莉莎子翻訳・再話の本(ロシア・北欧の昔話)
くった のんだ わらった―ポーランド民話(こどものとも絵本) (こ3歳〜) 佐々木マキ絵・・・ひばりが、もぐらを追っ払って欲しいとオオカミに頼みに行くとオオカミは「食いたい。飲みたい。笑いたい」 それをかなえてくれたらいいぜ、と。そこで・・・。まあまあみたい(5.0)
セルコ―ウクライナの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) (3歳〜) ワレンチン・ゴルディチューク絵・・・老犬セルコが飼い主に捨てられるところを救ったオオカミと、その恩に報いようとするセルコのお話。絵が魅力的(5.6)
パンのかけらとちいさなあくま―リトアニア民話(こどものとも絵本) (こ4歳〜) 堀内誠一絵・・・貧乏なきこりから昼食のひとかけらのパンを盗んだ小さな悪魔。仲間の悪魔たちにやってはいけないことをしたと責められて、きこりの願いをひとつ聞いて許してもらいに戻る。きこりが望んだのは、役にたたない沼を自分の小麦畑にすること。けれど意地悪な地主が・・・。悪魔たちが人間味あふれていて素敵(5.5)
マーシャとくま―ロシア民話 (世界傑作絵本シリーズ―ロシアの絵本) (3歳〜) ラチョフ絵・・・森で迷子になったマーシャ、たどり着いたのは熊の家。熊には帰さないと言われ、帰る道も分からなくて・・・。日本昔話でも似たような話があった。5歳前後のほうが楽しめるかも。ロシア民話「マーシャと白い鳥」もあり(⇒6歳欄)(4.2) ⇒それほど楽しくもないみたい(4.11) ⇒久々に読むと覚えていた(5.6)
ゆきむすめ (こどものとも絵本) ★(こ4歳〜) 佐藤忠良絵 ロシア民話・・・子のないおじいさんとおばあさんが雪で作った雪娘。幻想的で切ない話。妙に好き(5.4)
わらのうし―ウクライナの昔話 (世界傑作絵本シリーズ) (3歳〜) ワレンチン・ゴルディチューク絵・・・貧乏なおじいさんとおばあさんがいました。ある日、おばあさんは、わらで作ってタールを塗った牛を連れて山へ・・・。ウクライナで最もポピュラーな昔話の一つらしい。こんなお話を作った人々の貧しさを思ってしまう。面白い話で、子は割合好き(5.8)
⇒「おおきなかぶ」(2歳欄) 「てぶくろ」(3歳欄)

内田麟太郎の絵本 ※4歳欄・7歳欄にもあり
くるぞくるぞ 長新太絵・・・ナンセンスもの。面白くなくはないのだけれど、これで笑えるかどうかは個々人によりそう。うちは笑うというより、少し驚いた(5.6)
くろねこニヤニヤ ・・・タイヤキと黒猫の追いかけっこ。長新太を意識したような、ちょっとよく分からない作品(5.5)
ぶきゃ ぶきゃ ぶー (講談社の創作絵本) ・・・ちょっと言葉遊びの要素もあるバスの絵本。ふざけた感じの絵も相まって不思議な世界。子もまあまあ楽しんでいた(5.6)
やまのバス村田エミコ絵・・・版画の絵が素敵
⇒「おれたちともだち」(下記)

うっかりものの まほうつかい (世界傑作絵本シリーズ・ロシアの絵本) ・・・魔法使いにしてロボット作りの名人のおじさんはうっかり者で、相棒の犬ロボットが代わって注意。あるとき馬車馬を小さくしてみてと少年に言われて馬を猫にするけれど・・・。ストーリーよりも、設定が面白いかな。大人っぽいタッチ(4.11)
うみべ (創作えほん) 織茂恭子・・・夏の終わりの海辺の物語。詩情豊かというか・・・ちょっとよく分からなかった。子もいまいちのよう(5.4)
うみべのいちにち (講談社の翻訳絵本) イリヤ・グリーン絵・・・海辺で遊ぶ女の子と男の子。南仏の田舎の人のいない自分たちだけの海辺、という感じで、そんなところで遊べる子どもたちがうらやましい。子はいまいちみたい(6.4)
うんてんしてるの、だあれ? ミシェル・ゲ・・・父とドライブ中、駐車場で車の中で眠ることになった男の子、起きていると猿が乗り込んできて、車が動き出し・・・。男の子が好きそうなことを寄せ集めたような話だけれど、いまいち失敗作のような・・・。うちの女子は興味なし(5.4)

H.A(ハンス・アウグスト).レイ夫妻の絵本
おかえりなさいスポッティ★★★ マーグレット E.レイ文・・・一匹だけぶちのある体で生まれたうさぎ、スポッティのお話。自分が人と違うことで家族に迷惑をかけていると思ったスポッティは家出をし・・・。ちょっとした違いなんてなんでもないんだ、という内容で、妙に子は好き。久々に毎日のように読まされた本(5.10)
ガブリエリザちゃん ・・・食肉植物、ガブリエリザちゃんの話。なんとなく帝国主義の頃の意識の匂いがする。文字数は少ないけれど、6,7歳くらいによさ?そう(4.11)
どうながのプレッツェル (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) (4歳〜) マーグレット E.レイ文 渡辺茂男訳・・・とりわけ胴の長いダックスフンド、プレッツェルのお話。胴長で求愛を断られるけれど、めげずにハートをゲットするまで。なんていうことのない話かな(5.3)
なにをかこうかな マーグレット E.レイ文・・・うさぎが絵を描いていると、いろんな動物がやってきて「とさかも書かなきゃ」「羽も書かなきゃ」「長い鼻も書かなきゃ」などと、それぞれの動物が自分の部位を書き足していく。そして最後は別々にそれぞれ自分の絵を描く。ひとは自分の見えるようにしか世の中を見ていない、ということのお話のようで、大人の母の方が興味深かった(6.5)
⇒「おさるのジョージ」「ひとまねこざる」(下記) ⇒「ポケットのないカンガルー」(下記)
⇒「じぶんでひらく絵本」 「星座を見つけよう」

エイモスさんがかぜをひくと ・・・動物園で働くエイモスさん、いつも動物達とそれぞれに交流。風邪で休むと動物達が、バスに乗って会いに来てくれた。どこかしら大人っぽく、フランス語で読み聞かせて欲しいような雰囲気。まあまあ好きみたい(4.11)
エディのやさいばたけ (4歳〜)・・・エディが母親と妹と一緒に野菜畑作り。ガーデニング入門絵本? まあまあかな(5.3)
えほんをよんで、ローリーポーリー (ポプラせかいの絵本 18) ・・・モンスター村で、女の子の絵本を拾ったモンスターのローリーポーリー、お話に夢中になり・・・。モンスターと絵本の取り合わせとかがキュートだけれど、まあまあな感じ(4.10)
エマのまほうのめがね 絶版・・・双眼鏡で見た世界。エマが面白がる様子に子にも双眼鏡を与えてみたくなるような絵本だけれど、この内容ならもっと絵を多用して文字を少なくして欲しかったような・・・。文章が長くて内容以上に七面倒くさい(4.11)

エリサ・クレヴェンの絵本
あかいことりとライオン ★・・・赤い小鳥、ライオンのしっぽが毎日違う色なのが気になる。雨のある日、小鳥はライオンの住むほら穴に入れてもらって、そこでしっぽの謎が解ける。子は妙に好き(5.1)
おたんじょうびのエルンスト ・・・夢見がちなエルンストの、饒舌な詩のような作品。ちょっと絵本らしからぬ、絵の大好きな人が趣味で作ったような作品に仕上がっている。絵はとても個性的できれい(5.1)
こねこのネリーとまほうのボール ・・・エルンストも登場。絵は文句なく可愛い。内容は普通かな(5.1)
ぼくの水たまりバケツ (5歳〜)・・・エルンストと、兄のソルのお話。「おたんじょうびのエルンスト」では一人っ子に思えたエルンストですが。絵が可愛い(5.1)
わたしのおひめさま ★・・・紙で作ったわたしのお姫さま、風に飛ばされていなくなってしまった。お姫さまの冒険。そして次の日、女の子の元に戻ってくるまで。ただ可愛いだけじゃなく、自立心、自分で立ち向かおうって絵本で、5歳の女の子にぴったり。子も好き(5.0)
⇒「おひさまパン」(4歳欄)

エルサ・ベスコフの絵本・・・1874〜1953年。スウェーデン。100年位前の絵本で、どちらかというと大人のコレクション的かも。母はこういう長々した感じのものの読み聞かせはどうにも苦手でほぼ読まず・・・。「ペレの〜」は短くて読み易かった。 ※7歳欄にもあり
どんぐりぼうやのぼうけん
ブルーベリーもりでのプッテのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ) (4歳〜)
ペーテルおじさん
■**ペレのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本) (4歳〜)・・・子羊を飼っているペレ、羊の毛が伸び、自分の服が小さくなったとき、羊の毛を刈り、新しい服を仕立てる。何かの労働の代わりに、毛をすいてもらい、糸にしてもらい、染粉をもらい、布にしてもらい、仕立ててもらう。「もぐらとずぼん」(3歳欄)に似た、シンプルベーシックな古典絵本(4.9)
もりのこびとたち (世界傑作絵本シリーズ―スウェーデンの絵本) (4歳〜)・・・森に暮らす小人達の日常生活が淡々と描かれている。好きな子は好きそうだけれど、うちの娘は全くだった(4.11)
「ぼうしのおうち」(4歳〜)(5.5) 「おりこうなアニカ」(4歳〜)(5.6) □「おもちゃ屋へいったトムテ」(4歳〜)
⇒「三人のおばさんシリーズ」(6歳欄)

**おかあさんがおかあさんになった日 (絵本・こどものひろば)(童3歳〜) 長野ヒデ子・・・病院でお産した日のことを娘に話す。子は嬉しそうに聞いていた。別の家庭の、3人目が生まれたお父さんが語る「おとうさんがおとうさんになった日」もあるけれど、これはいまいちかな(6.1)
おかしのくに (世界傑作絵本シリーズ) ・・・1965年にドイツ児童図書賞銀賞受賞というから相当古そう。古いビスケットの型押し板から作ったビスケットで絵本に作り上げている。古い感じで、お話を楽しむというよりは、博物館級の古さ(型押し板を含めて)を楽しむ感じかな(6.5)
■**おさるとぼうしうり (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本) ★(5,6歳〜) 松岡享子訳・・・絵本のお手本のような、聞き手がわくわくするのが伝わってくる絵本。子も珍しく自分で次をめくりたがった。売り物の帽子を全部自分の頭に載せて運んでいる帽子売り、木にもたれて一休み。長い間眠ってしまい、目が覚める。その絵の中、帽子屋がかぶっている帽子はたったひとつだけで・・・(5.0)

おさるのジョージシリーズ★(4,5歳〜) M&H.Aレイ原作 渡辺茂男他訳・・・「ひとまねこざる」(下記)のキャラを元に新しく作り出されたシリーズらしい。「ひとまねこざる」はクラシカル過ぎて、こちらのほうが親しみやすい。子も好き。
@おさるのジョージどうぶつえんへいく(4.9) Aおさるのジョージききゅうにのる Bおさるのジョージチョコレートこうじょうへいく Cおさるのジョージえいがをみる Dおさるのジョージこいぬをかう Eおさるのジョージスキーをする Fおさるのジョージパンケーキをつくる Gおさるのジョージゆめをみる(5.4) Hおさるのジョージパレードにでる(5.6) Iおさるのジョージダンプカーにのる Jおさるのジョージキャンプにいく(5.4) Kおさるのジョージうみへいく(5.4) Lおさるのジョージとっきゅうにのる Mおさるのジョージまいごになる Nおさるのジョージハロウィーン・パーティーにいく Oおさるのジョージおもちゃやさんへいく Pおさるのジョージびっくりたんじょうび(5.5) Qおさるのジョージとしょかんへいく(5.4) Rおさるのジョージしょうぼうしゃにのる Sおさるのジョージがっこうへいく 21おさるのジョージきょうりゅうはっけん★(5.3) 22おさるのジョージやきゅうじょうへいく 23おさるのジョージすいぞくかんへいく 24おさるのジョージアイスクリームだいすき(5.4)
おさるのジョージ木をうえよう メリークリスマスおさるのジョージ 

小沢正の絵本 ※6歳欄にもあり
しりたがりやのこぶたとうさぎ (講談社の創作絵本) 絶版
だるまのマーくんとはいたのおばけ (絵本カーニバル) 片山健絵・・・落語「たのきゅう」をベースに、化け物を「歯痛のおばけ」(虫歯菌)に変えたものらしい。絵は可愛い。まあまあみたい(4.9)
⇒他昔話多数(上記・昔話)

おじいさんとらいおん ジャック・デュケノワ・・・おじいさんと動物園のライオンの話。ちょっとおとぎ話みたい。両方にとって幸せな結末(6.5)
□*おじいちゃんへのプレゼント (児童図書館・絵本の部屋) ・・・おじいちゃんへのプレゼントに、女の子があれこれ考えて絵を”創る”。砂をまいたり、鳥の羽根を貼り付けたりして、文句なしに楽しそう。その自由さに、子は半分嫉妬していた。そしてその”絵”の意味が、ハーネスをした犬とともに現れるおじいちゃんを見た時に分かる。子は絵の工夫に惹かれ、母はその絵の意味に感動・・・。またもっとよく分かるようになって読みたい(4.9)(5.4)
おつきさまは きっと (世界の絵本) さくまゆみこ訳・・・絵も文賞も優しくて素敵な、おやすみなさいの絵本(6.5)
おっきょちゃんとかっぱ(こどものとも絵本) ★(こ3歳〜) 長谷川摂子・降矢奈々・・・川に遊びに行ったおっきょちゃん、カッパにもらった食べ物をもらってぜんぶ忘れ、かっぱの子になる。けれど全てを思い出したおっきょちゃん、家に帰りたくなり・・・。母は大好き。泣きたくなる。子どもが神隠しにあったお母さんが、信じたくて作ったようなお話だと思う。子も4歳児なりに好きみたい(4.11)(7.7)
おでっちょさん (学研おはなし絵本) 伊藤秀男絵・・・世界一力持ちの女の子、おでっちょさんが、山や月まで投げ飛ばしてしまう。おおらかな話で、絵も相まって独特の魅力はあるけれど、いまいち・・・(6.3)
おとうさんのえほん 2もあり 高畠純・・・いろんな動物のお父さんの短いエピソードがいくつか。子は全く面白くなかったらしい。ちょっと笑える大人向け、かな?(5.10)

おとうとねずみチロ 森山京文
おとうとねずみチロのはなし ・・・お姉さんねずみ、お兄さんねずみ、そして弟ねずみチロのお話数話。童話の装丁だけれど、1話1話は短めで、子どもが共感できる感じの可愛い話で、読みやすい(6.9)
「おとうとねずみチロとあそぼ」「おとうとねずみチロはげんき」

大人になっても忘れたくないいもとようこ名作絵本 全12巻・・・個人的にいもとようこ作品は苦手なので、これらの作品は他の方の挿絵で読もうと思います・・・。
浜田広介作:たぬきのちょうちん よぶこどり 「ないた赤おに」「こりすのおかあさん」「こりすのはつなめ」「むくどりのゆめ」
かこさとし作:きつねのきんた
宮沢賢治作:「雪わたり」「セロひきのゴーシュ」
新美南吉作:「てぶくろをかいに」「ごんぎつね」
坪田譲治作:「きつねとぶどう」

鬼の首引き (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 井上洋介絵 狂言から・・・鬼の娘の人間のお食い初めにされそうになる男の話。いまいち面白さが分からなかった(4.11)
おはなしだいどころ さいとうしのぶ・・・「おしゃべりさん」(6歳欄)のちょっと幼稚園児向け、という感じ。台所にあるものたちの話が1見開きに1つずつ。子は好き(6.3)

おはなしぽっちり(5歳〜小学初級) 全4冊 森山京・とよたかずひこ・・・なんていうことはない、動物たちが出てくる短いお話集。
おはなしぽっちり はる
「なつ」「あき」「ふゆ」

おふろ 出久根育 絶版・・・1人で入るお風呂で起こる怪奇? 大人のおとぼけのような作品?(5.6)

おれたち、ともだち!シリーズ(偕3,4歳〜) 内田麟太郎・降矢奈々・・・お勧めの常連シリーズなので期待していたら、全然だった・・・。思うに出始めの頃、絵の新しいっぽい可愛さと、くだけた感じの内容で受け入れられたのかな・・・!? 今ではこの程度のものはいくらでもあるような。キツネとオオカミの友情物語。子はまあまあ好きかな。
@*****ともだちや ・・・友だち屋を始めてみたキツネ、オオカミと本当の友だちになる(4.11)
Aともだちくるかな ・・・オオカミの誕生日編(4.11)
Bあしたもともだち ・・・病気のくま編(4.11)
Cごめんねともだち ・・・けんか編(5.0)
□Dともだちひきとりや ・・・けんかの仲裁編(5.0)
Eありがとうともだち ・・・海釣り編(5.2)
Fあいつもともだち ・・・いろんな冬ごもりする友だち(5.2)
□Gともだちおまじない ・・・おまじないというか、友だち俳句集。子にも母にも不評(5.2)
□Hきになるともだち ・・・オオカミの恋編(5.3)
□Iともだちごっこ ・・・わがままなテン編(5.4)
□Jよろしくともだち・・・分かりにくい・・・(6.0)

かあさんねずみがおかゆをつくった―チェコのわらべうた (世界傑作絵本シリーズ―チェコの絵本)
かあさん、わたしのことすき? (5,6歳〜) 渡辺一枝訳・・・北方アラスカのイヌイット(エスキモー)の母子の会話。子が尋ね、母がどんなに子を愛しているか答えていく。読み聞かせるには面映い・・・。子もいまいちみたい(5.3)
かいじゅうぞろぞろ (創作えほん)★ 木曽秀夫・・・机の上の怪獣たち。文房具が恐竜になっていて、なんとなく好きみたい(4.5)
かいじゅうぼく (主婦の友はじめてブック―おはなしシリーズ) (2歳〜)・・・可愛かったのに、怪獣変身セットで「怪獣ぼく」になってしまった弟。魔の2歳児、とかをお姉ちゃん視点から見た絵本かな? 可愛い(6.8)
かえるだんなのけっこんしき ジョン・ラングスタッフ フョードル・ロジャンコフスキー さくまゆみこ訳 スコットランドの民謡・・・何百年も前から、いろんなバージョンで歌い継がれてきたらしい。古めかしく(結婚の有り様とか)、ナンセンスで、いかにも古民謡という感じ。絵は素敵だれど、現代日本の子どもに勧めるようなものではないかな(4.9)
かおりちゃんのけが

かがみのえほん わたなべちなつ・・・見開きの片面が鏡状になっていて、そこにもう片方のページを写すことで1枚の絵になる。
きょうの おやつは かがみのえほん (福音館の単行本) ★・・・鏡にすることで立体的になっていて、素敵!(8.3)
ふしぎな にじ かがみのえほん (福音館の単行本) ・・・「きょうのおやつは」ほどのインパクトはなかったかな(8.1)

かくれんぼおに―ほっぷとすてっぷ (そうさくえほん館―なかまっていいな) こいでやすこ・・・かくれんぼのお話(7.4)

かこさとしの本 ※4歳欄・6歳欄にもあり
ゆきのひ(こどものとも傑作集 44) (こ4歳〜)・・・1967年作。雪国の雪の日々。探しものの要素もある。雪国に興味がないと、退屈かな?(4.3)
「だむのおじさんたち」
⇒「かこさとし からだとこころのえほん」「かこさとしのたべものえほん」「あなたのいえわたしのいえ」「どうぐ」「だいこんだんめんれんこんざんねん」(上記・科学)

かしのきホテル (おはなしえほん) ・・・古い。絵とかよりもなにより、大人の側からの道徳的な押し付け感が古い。古いかしの木のホテルの客達、客を選ばず、造りも古いホテルの悪口を言って去り、けれど大嵐で他のきれいな新参ホテルが壊れたとき、かしの木ホテルはまだ客を選ばず受け入れてくれる、そういうお話(4.3)
がたたん たん (ひさかた絵本ランド) (5歳〜)・・・ほとんど文字のない絵本。知らない者同士、知らんぷりの電車内。けれどちょっとしたハプニングが起こる中で触れあい、表情のなかった乗客に、それぞれの顔が見えてくる。現代社会に必要なもの。大人も子どもも触れるといいかな(4.9)
かっぱのかっぺいとおおきなきゅうり 田中友佳子・・・日照りに苦しむかっぱのかっぺいが、巨大なきゅうりを運ぶおじいさんを見つけて・・・。夏に涼しい感じの絵本。「こんたのおつかい」(4歳欄)作者の2作目(6.3)

かとうまふみの絵本
えんぴつのおすもう (3歳〜)・・・「のりののりこさん」(4歳・ぶんぼうぐえほん欄)と同じ文房具もの。おすもうの入門にいい感じ。何度もすもうのまねごと(5.4)
ぜったいわけてあげないからね ・・・赤ずきんちゃんのようないでたちのおばあさん。おやつを持ってでかけるけれど、誰にも分けてあげなくて・・・。物は人と分けないといけない、という前提で描かれているような絵本で、周りの分けてもらえると信じ込んでいる動物たちといい、個人的に好きじゃない。佐野洋子の自由さの対極にあるような窮屈な絵本だと感じた。子もいまいちのよう(5.6)
⇒「ぶんぼうぐえほん」(4歳欄)

角野栄子の本 ※4歳欄・6歳欄・小学中級欄にもあり
おだんごスープ (5,6歳〜)・・・おばあさんを亡くして、気力も失ったおじいさんが、おだんごスープを作りながら元気を取り戻していくまで。かわいい内容で素敵。ただ絵が写実的で、台所にやって来るねずみとか、ちょっとリアルで、ふさわしいかどうか微妙なところ(5.11)
もりのオンステージ ・・・森で1人で暮らすかややさんと、動物たち。結構ふつ〜の、なんということのない作品だった(5.1)
⇒「なぞなぞあそびうた」(上記・なぞなぞ)

かばのベロニカ(小学初級〜 佑学社・絶版) ロジャー・デュボアザン・・・倒産で絶版後、他の出版社から唯一再刊されているAがやっぱり一番いい出来。
@かばのベロニカ・・・カバの川で暮らすベロニカ、大勢の中の目立たない1頭でいることが嫌になり、人間の世界へ。そこで巻き起こす騒動(5.0)
Aみんなのベロニカ・・・ベロニカ、「がちょうのペチューニア」(6歳欄)のパンプキンさんの農場へ ⇒下記 ロジャー・デュボアザン欄
□Bひとりぼっちのベロニカ・・・カバの川からベロニカがパンプキンさんの農場へ来ることになったいきさつ。この巻はいまいち(5.0)
Cベロニカはにんきもの・・・パンプキンさんの農場でのその後のベロニカ(5.0)
Dベロニカとバースデー・プレゼント・・・ベロニカと、アップルグリーンさんの農場にやってきた子猫の話。なかなか楽しい(5.0)

がまくんとかえるくんシリーズ アーノルド・ローベル・・・がまがえるのがまくんとかえるくんとの友情物語。各巻に数話ずつ収録。
ふたりはいつも ★ ・・・「アイスクリーム」が最高に面白かった。2p目で「ぎゃーっはっは〜」と娘は笑い、母も笑い、それから読んでいる間中、読み終わってからもしばらく何度か笑いの発作がきて、子は「母ちゃんがこんなに笑う姿、初めて見た」。子も今までで一番大笑いした話だと思う。楽しかった(5.7)
******ふたりはともだち (5.6) *ふたりはいっしょ (5.8) *ふたりはきょうも (5.8)

かまきりさまの おとおり 村上康成絵・・・いばっているカマキリの日常。いばっている頑固おやじみたいでちょっと面白い(6.6)

苅田澄子(文)の絵本
いかりのギョーザ (佼2,3歳〜) 大島妙子絵・・・デビュー作。2,3歳〜となっていますが、人間関係やらで怒って、その怒りでギョーザを焼いてストレス発散、というあたり、4,5歳〜が面白いかな?(3.2)
じごくのラーメンや ★ 西村繁男絵・・・地獄で閻魔様がラーメン店開店。激辛ラーメンで「食べられたら天国へいける」ので、いつも行列。それを見ていた天国の仏たちが・・・。「地獄」なんて子は知っているのか?と思いきや、いつの間にやら知っていて「針の山があって、登っても登ってもまた突き落とされる」とかも知っていた。子はすごく面白いらしい。母はちょっと地獄が軽く扱われすぎているところが気になる(6.1)
「ゆうれいなっとう」(これはいまいちかな? 5.4) 「ゆでたまごひめ」(山村浩二絵 6.2) ■「ごはんのとも」(6.4) □「にくまんどっち?」(6.2) 「へいきへいきのへのかっぱ!」(6.3) □「うらやましやゆうれい」(6.3)

カロリーヌとゆかいな8ひきシリーズ ピエール・プロブスト 山下明生訳・・・レトロな絵で、お母さん世代に人気だったらしい(1953年スタート)。初期作品はちょっと直訳しすぎで文章もひどいのが気になる。
T-@カロリーヌうみへいく(好き 2.9) Aカロリーヌのだいサーカス Bカロリーヌむかしのくにへ Cカロリーヌつきへいく Dカロリーヌキャンプにいく(夏季キャンプの話 2.10) Eカロリーヌのゆきあそび Fカロリーヌほっきょくへいく Gカロリーヌのガリバーりょこう Hカロリーヌパリへいく Iカロリーヌはめいたんてい
U-@カロリーヌのだいパーティー Aカロリーヌのじどうしゃレース Bカロリーヌといなかのべっそう(4.4) Cカロリーヌとなぞのいし Dカロリーヌカナダへいく Eカロリーヌとおしごとロボット(おしごとロボット、ティトス登場) Fカロリーヌぼくじょうへいく(アメリカはアリゾナのおじさんの牧場へ・・・これはいまいち 2.9) Gカロリーヌとふねのたび Hカロリーヌインドへいく Iカロリーヌのサイクリング
V-@カロリーヌのうじょうへいく★(2.8) Aカロリーヌのカーニバル Bカロリーヌとなぞのしま Cカロリーヌとおうさまケーキ Dカロリーヌエジプトへいく Eカロリーヌとブムせんにん Fカロリーヌとびょうきのティトス Gカロリーヌうまにのる Hカロリーヌとやどなしさん(2.9) Iカロリーヌのひっこし
W-@カロリーヌはめいコーチ Aカロリーヌとまほうのやさい(これは6歳以上向きくらいかも) Bカロリーヌとネスこのゆうれい(これは7歳以上向き?) Cカロリーヌはベビーシッター(4.4) Dカロリーヌえいがをとる
カロリーヌのクリスマス
※「カロリーヌ プチえほん」もあり

神沢利子の本 ※3歳欄・小学上級欄にもあり
そりになったブナの木 (国土社の創作えほん 5) 田畑精一絵 絶版・・・1974年度の課題図書らしい。一本のブナの木の成長。ある日きこりに切り倒され、走り回りたかった森を駆けて遊べるように。いいお話なのだけれど、個人的には木は本当は切り倒されないままのほうが嬉しいのではないか、と違和感(5.9)
てんのくぎをうちにいった はりっこ(こどものとも絵本) ・・・昔々天の釘が空を留めていた頃、その釘がぐらぐらと外れかけ、世界滅亡の危機となり、誰が釘をうちにいく? 手を上げたのは、勇敢なくまの養子のはりねずみ。文章が難しくて子はいまいちだったよう。7歳くらい向きかも(5.3)
□*はらぺこおなべ (小学初級〜)(5〜7歳)・・・「ふらいぱんじいさん」の、こちらは「片手鍋ばあさん」バージョン。はらぺこで、今まで使われてばかりだった人生をやめ、食べ歩く旅に出る。なんでもかんでも食べてどんどん大きくなる。壮大でシュールでちょっと怖い。これは母親のほうが面白さを感じるかも(5.5)
ふらいぱんじいさん (5歳〜) 堀内誠一絵・・・ふらいぱんじいさん、最近出番がなくなって、役立つ自分になる場所を探しに旅に出る。ジャングルでのあれこれ。楽しそうに聞いていた。少し長い童話(5.5)
ぽとんぽとんは なんのおと(こどものとも傑作集 71) ★(こ4歳〜)・・・冬ごもり中に生まれた熊の子と、お母さんの会話。いろんな音をなにかと聞いて、だんだん春が近づいてくるのを知る。とてもいい(4.1)
もりへいったすとーぶ 片山健絵・・・夏になっても働きたいストーブ、人間界では邪険にされて、転がって行った先は森の中。動物達と仲良く暮らして役立てる存在、大事な存在になる。人間界では基準に外れると役立たず、大事じゃない存在になる、って、懐の狭さが浮き彫りにされていて、大人の母がしみじみした。ここにある森の中の動物達のように暮らしたいものだ。子はいまいちだったみたい(5.0)
ゆうくんとぼうし (創作えほん) 織茂恭子絵・・・小学2年生のお姉さんから見た、4歳から5歳にかけての弟のこと。お姉さんの呟きは5歳児には高度かな。絵もちょっと怖い。わざわざ創作して絵本にする話とは思えなくて、作者の子供時代の思い出話かしらん、と思った(5.0)
□*ゆうちゃんのゆうは (絵本・ちいさななかまたち) (童3歳〜) 田畑精一絵・・・これも作者の思い出話かしらん、と。弟のゆうちゃんの名前の由来はなあに?の話。隣のお兄ちゃんとかがいろいろ推理。でも本当は悠々のゆう。詩心のある、慕情を感じるような作品。子には全く不評(5.1)
ゆきがくる? (銀河社の創作絵本) 絶版・・・子ウサギが雪がくる、と聞いて、ゆきちゃんってどんな子だろう、と考え、聞いて回る話。古い感じで、いかにも絶版しそうな絵本。いまいちかな(5.2)
⇒「あひるのバーバちゃん」(上記) ⇒「さるとかに」(上記・昔話) ⇒「えぞまつ」(上記・科学)
⇒「しまふくろう」「のはらのひなまつり」「くまの子ウーフの絵本」(4歳欄) ⇒「くまの子ウーフの童話集」(8歳欄)

木 (こどものとも傑作集) 佐藤忠良絵・・・福音館の「おおきなかぶ」で有名な佐藤忠良さんの木の絵を元にした詩のような文。感受性の問題か、母にも子にもいまいちだった(4.11)
きいちごだより (日本傑作絵本シリーズ)(4歳〜) 岸田衿子文・・・きいちごについての動物から動物への手紙が多数。心と時間にたっぷり余裕がないと一緒に付き合うのは辛い感じ・・・。好きな子には自分で読んでもらいたい感じの本。うちはすぐ読むのはやめ、子も異議はなかった。絵は好きみたい(5.3)
木いちごの王さま サカリアス・トペリウス(フィンランドのアンデルセン) 岸田衿子訳・山脇百合子絵・・・木いちごを摘みに行った双子の姉妹のお話。森の中で迷子になった二人が経験する、不思議で素敵な夜。絵も装丁も物語も素敵で、「お母さんが女の子に読みたい絵本」のお手本のよう(6.0)
きかせてたのしいこと―ねんねのまえに (児童図書館・絵本の部屋) ★★・・・にこにこしながら聞いて、「こんな優しすぎるお兄ちゃん、ほしい!」 眠れない子ウサギと、それに付き合うお兄ちゃんの話。母にとってもお兄ちゃんは理想的な王子様のよう。題名から想像するのとはちょっと違う、二人のしゃれた会話の絵本(5.6)

汽車のえほん・・・「きかんしゃトーマス」原作
@3だいの機関車

季節と行事のよみきかせ絵本(3歳〜)・・・いつかは消える感じのシリーズかな。まあ軽く読むには・・・。
クリスマスのおかいもの (講談社の創作絵本―季節と行事のよみきかせ絵本) たしろちさと ・・・絵がとっても可愛くて、それだけで値打ち(7.2)
くまのこの としこし 高橋和枝・・・熊の子が「らいねん」ってどんなのだろう、とわくわくしながら新年を迎えるというお話(7.2)
□せつぶんのひのおにいっか(いまいち 6.3) 「とらのこさんきょうだい かえうたかえうたこいのぼり」(石井聖岳 6.6) 「おじいちゃんちのたうえ」(子どもの作文 6.6) 「たなばたまつり」(松成真理子 美化しすぎだろ!と 6.8) 「ぼんちゃんのぼんやすみ」(あおきひろえ お盆に詳しくなれる 6.9) 「まんまるいけのおつきみ」(かとうまふみ 山の上の池では生き物たちのこんな月見が? 6.11) 「ゆめちゃんのハロウィーン」(アメリカに引っ越した女の子のハロウィーン初体験 6.11) 「いもいもほりほり」

北の森から 手島圭三郎・・・版画の物語で、独特の世界。1冊読む間、中の世界に入りこんでしまうような感覚がある。
しまふくろうのみずうみ (5.3) 「おおはくちょうのそら」「ひぐまのあき」「くまげらのもり」「きたきつねのゆめ」

きたむらさとしの絵本 ※小学中級欄にもあり
ねむれないひつじのよる かずのほん (世界の絵本コレクション) ・・・眠れないヒツジの絵本。絵の中に、最初はちょうちょ1匹、次はてんとう虫2匹、ふくろう3羽・・・と、数が増えていく。いまいちかな、と(7.5)
ミリーのすてきなぼうし ・・・からっぽの財布を持って帽子屋に行った女の子に、店員さんは想像の帽子を。帽子はいろいろに形を変え、人々皆もそれぞれの帽子をかぶっていると気づく。一部の母親が何かを期待して好きな感じ? うちでは親子でいまいち(4.3)
リリィのさんぽ ★・・・夜、犬と散歩。リリィは何も気づかずのん気に散歩するけれど、犬は全て見ていた・・・。夜の化け物たちを・・・。なかなか楽しい。子も好き(5.4)

キーツの絵本(5,6歳〜) エズラ・ジャック・キーツ・・・子どもの心にすごく沿った内容と描き方で、びっくりするくらい
にんぎょうしばい (キーツの絵本) ・・・人形芝居を見ていて、空気を読めず、人形に話しかける男の子ルイ。人形芝居をしていた男女の子ども二人がルイにプレゼントをする。子どもというよりも、子ども相手の仕事の大人が好きそう、かな。作者は子どもを愛していたのだろうなあ、と思わされる(6.5)
***ピーターのいす (キーツの絵本)・・・弟が生まれたピーターの気持ち(5.2)
ピーターのくちぶえ ・・・1964年。ピーターが口笛がふけるように。5歳には親近感の持てる話みたい(5.0)
ピーターのめがね ・・・ピーターが成長して、仲間と一緒に大きい少年達をやりこめる話。古い時代の悪がきの話、という感じ(5.2)
□*ピーターのてがみ (キーツの絵本) ・・・誕生会の招待状とピーターの話。初恋っぽいエピソードも(5.2)
**ゆきのひ (偕成社の新訳えほん―キーツの絵本) ・・・これもピーターの話。1963年コルデット賞受賞作。雪の積もった朝のこと(5.1)
⇒「ぼくのいぬがまいごです」(小学中級欄)

きつね、きつね、きつねがとおる (ポプラ社の絵本) 伊藤遊文・・・見たいものがあっても、大人たちの垣根でいつも見られない女の子、ある夜、今度は子どもにしか見ることのできないきつねの行列を見る。ファンタジー。大人には映画のような素敵なファンタジーだけれど、子どもには分かりにくいかな(4.9)
きつねのよめいり(こどものとも傑作集 7) (こ4歳〜) 松谷みよ子・瀬川康男・・・1967年作品。古き良き絵本、という感じ。助けた子狐が嫁に行き、大きくなったなとおじいさんは泣きました、というお話(5.4)
きみとぼく 小風さち訳・・・「ぼく」と影との短くて地味な詩みたいな文章に地味な絵をつけたもの。良さは分からなかった(6.1)

きむらよしおの絵本
ぎょうざつくったの (日本傑作絵本シリーズ)(4歳〜)・・・留守番中に子ども達(5歳くらいかな)皆でぎょうざ200個作った話。まあまあみたい。「いいなあ」(4.4)
じいちゃんのよる (こどものとも絵本)★ ・・・夏休み、じいちゃんと過ごす。なんでもないのだけれど、母には妙に魅力的。子もけっこう好きみたい(4.10)
はしれはしれ・・・追うライオンと追われるラクダの話。シンプルに描かれた心理ものかな?(5.6)
⇒「ゴリララくん」(下記) ⇒「ねこガム」(2歳欄 幼児絵本シリーズ)

木村裕一(文)の絵本 ※4歳欄・6歳欄にもあり
どうする どうする あなのなか(日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 高畠純絵・・・はらぺこのらねこ夫婦に追いかけられる3匹のねずみ。みんな一緒に深い穴に落ちてしまい・・・。ややおしゃれなコメディーの感じかな(3.10) ⇒再度読んだら1p目で「これ読んだことある」。侮れない記憶力・・・。けれどいまいちまだ意味の分からない部分があるみたい(4.11)
ひとりぼっちのアヒル (絵本・こどものひろば) ・・・ひねくれて自分の殻に閉じこもっている根暗なアヒル(女)と、自由なカモ(男)のメロドラマか!?という印象の作品。この作者って、意外と根暗なんじゃあ・・・と思わされた、少し登場人物の心理に疑問のある1冊。いまいちかと(5.7)
ゆらゆらばしのうえで (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜)・・・木村裕一恒例の追うもの(きつね)と追われるもの(ウサギ)の物語。二匹が丸太橋の上にいるときに両端が宙に浮き、橋がシーソー状態に。そこで・・・。子は何度か大笑いしながら聞いていた(5.6)

きょうはカメくんのたんじょうび ★(5歳〜) エリザベス・ショー・・・今日誕生日のかめ君、少しでいいからレタスをプレゼントされたらうれしいな、と思います。友達たちが順にやってきて、プレゼントしてくれるのは・・・。たとえばライオンは生肉。かめ君がありがとうと喜びつつ、食べられないからライオンさんが食べて、と言うと、ライオンは骨だけ残して食べ終わると去って行きます。かめ君はみんなに祝ってもらって嬉しいのだけれど、なぜか涙がでてくる。そして一番の仲良しのねずみくんがやって来て・・・。人間関係についての深い話。子より母が考えさせられました。1965年頃の作品のようですが、古さを感じないです(5.3)
きょうはこどもをたべてやる! (ほるぷ海外秀作絵本) ・・・ちびっ子怪獣、いつものようにバナナを出されて、今日は人間の子どもを食べてやる!と言う。父母のちょっと的外れな慌てぶりと、子ども怪獣の本能。人間の今の子育てを暗示しているようで、母には深かった・・・(4.10)
きりのなかのはりねずみ (世界傑作絵本シリーズ) (5,6歳〜)・・・元々はロシアのアニメーションらしい。絵は暗いながら精密で可愛く、アニメだと幻想的で面白いのかも、と思うけれど、絵本ではいまいちかと思う。ストーリーが・・・。子もあまり反応無し(5.3)
きりのもりのもりのおく ・・・トレーシングペーパーみたいな紙に絵が描かれている。それをまずは裏側から見せて「だれ?」 めくると絵の答えが出てくる。めくるごとに、森の奥に分けいっている感を味わえる趣向。外国作品で、「外国の森」の雰囲気しかなくて、日本バージョンを見てみたい気がする。子もそれほどは惹かれず(6.3)
くいしんぼうのあおむしくん(こどものとも傑作集) (こ3歳〜)・・・くいしんぼうの青虫のシュールな物語。分かるようになってからまた読みたい(2.11) ⇒分かるような分からないような、かな。この味わいは6歳前くらいにいいのかも!?(4.7)
くいしんぼうのあり (4歳〜) オールズバーグ・・・砂糖を狙って、初めて人間界に行った蟻の物語。擬人化とかではなくて、あくまで蟻目線。いろんな恐怖と遭遇して、蟻ってこうなんだろうなぁと思わされて、母も面白かった。ただ残念なことに、日本語訳がかなり読み聞かせに向かない(4.10)
□*くいしんぼうのはなこさん (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 石井桃子・中谷千代子・・・くいしんぼうで牛のボスになったはなこさん、欲張って威張って食べ物を独り占め。痛い目にあって改心。もっとコミカルな文体と絵だと面白かったかも。正統派の絵と文でレトロな雰囲気。それが可愛くはあるけれど、子ども受けはしないかも(5.3)

クマくんのおいしいほん(3歳〜) 柳生まち子
Bクマくんのおめでとうクッキー (日本傑作絵本シリーズ) ・・・クマくんが友だちたちとおばあちゃんの誕生日にクッキーを作る。「おめでとう」と文字のクッキー。作り方レシピ付きで、お母さんが手伝えば作ることもできる(6.4)
@クマくんのバタつきパンのジャムつきパン Aクマくんのはちみつぶんぶんケーキ

くませんせい 絶版・・・怖がりでちょっとだめおじさんの熊の医者と、それをフォローする看護士のうさぎ。アニメにすると楽しそうな展開なのだけれど、絵本では力量不足か、いまいち伝えきれていないかな(4.9)
くませんせい―あらしのもりへ ・・・嵐の中を往診の巻
くませんせいいそげいそげ ・・・川くだりしてバスを追いかけるの巻

くまちゃん絵本 ほりかわりまこ
@ぼくのシチュー、ままのシチュー・・・くまちゃんの留守番の巻(6.4)
Aくまちゃんとおじさん、かわをゆく (おはなしのほん) ・・・おじさんに遊んでもらうの巻。素敵なおじさん!(6.4)
Bくまちゃんのふゆまつり

グラファロ★ ジュリア・ドナルドソン文・・・子はけっこう好き
@もりでいちばんつよいのは? (児童図書館・絵本の部屋) ・・・森の中で天敵に出会うたびにネズミは「今から森で一番怖い動物、グラファロと会うところ」と、空想の猛獣で天敵を退散させていく。そしてそのグラファロが本当にネズミの前に現れ・・・。ネズミの機知が楽しい本(4.11)
Aグラファロのおじょうちゃん・・・グラファロと、その娘チビグラ、ねずみとの話。いまいちかな(4.11)

クリスマス
クリスマスくまくん あまんきみこ訳・・・クリスマスにおうちが決まることを夢見るくまくん。なかなか買い手が見つかりませんが、ついにクリスマスの日に・・・。ぬいぐるみにとってのハーレクインロマンスのようなお話で、ハッピーエンドのお手本のよう。絵も可愛くて、子は好きみたい(6.1)
クリスマスイブのふしぎなおはなし クッキークリスマス★★★ (3,4歳〜) 北山葉子絵・・・挿絵がイラストと、可愛いクリスマスクッキーの写真とのミックスで面白い。おばあちゃんのうちまでクリスマスクッキーを届ける女の子、けれど森の中で他の動物達に分けてしまい、クッキーは残り少なに。けれどおばあちゃんのうちで開けてみると・・・。子は本気で不思議がって興奮気味。クッキーを焼きたくなる。久しぶりに何度も読まされた絵本でした。「クッキバースディ」も近日刊、とあるのですが、刊行された様子がないのが残念・・・(5.2)
クリスマスのちいさなおくりもの (こどものとも絵本) アリスン・アトリー・・・子どもはいるのにクリスマスの飾り一つない家の中、ネズミと猫が飾り付けをしていく。サンタも出てくる、優しくて素敵なお話。ただイギリスの話なので、クリスマスに準備するものがミンスパイだったりと、ちょっと馴染みが薄い(5.0)
⇒「ちいさなろば」(下記) ⇒「うまやのクリスマス」「ちいさなもみのき」(下記・マーガレット・ワイズ・ブラウン) ⇒サンタクロース(下記)

グリム童話 ※4歳欄・6歳欄にもあり
ブレーメンのおんがくたい―グリム童話 (世界傑作絵本シリーズ―スイスの絵本) (5,6歳〜) ハンス・フィッシャー絵 瀬田貞二訳・・・1958年には亡くなっている(49歳)ハンス・フィッシャーの1948年作品。日本でも1964年初版。けれど絵が妙に新しくてびっくり(5.0)
⇒「絵本・グリム童話」(下記) ⇒「世界名作おはなし絵本」(上記・各国民話)
⇒「ミキハウスの絵本」(4歳欄)

絵本・グリム童話 教育画劇 矢川澄子文
□「灰かぶり」(4.10) ■「赤ずきん」(飯野和好絵 4.9) 「六にんぐみせかいあるき」(スズキコージ絵 5.0) 「かえるの王さま」(梶山俊夫絵 4.11) 「ヘンゼルとグレーテル」(井上洋介絵 4.10) □「金のガチョウ」(ささめやゆき絵 5.0)

くるまあらいます ブライアン・カラス絵 石津ちひろ訳・・・コイン洗車する車の中での一家の様子の本。姉弟がいろいろ想像したりして楽しむ。うちの子は洗車する車の中にいたことがないので想像できなそうで、却下。読まなかった。

クレア・ニューベリーの絵本
こねこのミトン (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション) ・・・1937年。5歳の男の子と、初めて買う子猫のお話。地味目で長いけれど、猫好きなので聞いていた。「好き」の意味が分かる絵本かな(5.0)
こいぬのバーキス (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション) ・・・1938年。9歳の男の子と、初めて買う犬のお話。姉弟関係も素敵で、これも地味目で長いけれど、聞いていた(5.0)
うさぎのマシュマロ (講談社の翻訳絵本クラシックセレクション) (3歳〜)・・・1942年。地味っぽいけれど、いろんな楽しさがつまっていて、秀作だと思った。4歳でも「マシュマロかわい〜」と気に入っていたけれど、丸ごと楽しめるのは5歳からくらいかと思う(4.4) ⇒今となってはちょっと退屈、かな。長い文章で(5.0)

ケビン・ヘンクスの絵本 ※小学中級欄にもあり
おてんばシーラ (世界の絵本ライブラリー) ・・・勇敢なおねえちゃんネズミ、シーラ。けれど迷子になって不安なとき、助けてくれたのは臆病かと思っていた妹。姉妹の関係も素敵な、可愛いお話。子もまあまあ好きみたい(4.11)
ふしぎのたね (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本)(4歳〜) アニタ・ローベル絵・・・種と女の子とうさぎのお話。それぞれのお話が同時進行して、それぞれがリンクしている。少し暗いトーンのカラフルな絵が独特(6.1)
⇒「まんまるおつきさまをおいかけて」「まるいねまるいぬ」(3歳欄)

こうえんのシロ(5歳〜)・・・公園に住み、他の犬たちと5匹でワンワンパトロール隊を結成しているシロのお話。楽しそうなもの(お化けとか妖精とか)を寄せ集めているけれど、内容は浅く、あまりない・・・。
@こうえんのシロなつのよる(6.4) Aこうえんのシロゆきのひ(6.4)
こうえんのシロ くいしんぼうのあき (ママとパパとわたしの本)
「ほしまつり」「よーいどん」「まめまき」「おどろうよ」「はるのはな」「あめふり」「なつのてがみ」「おちばのあき」「クリスマス」

こうさぎのうみ (世界の絵本) ・・・海を知らないこうさぎが、いろんなひとに聞いて海を想像する。そして鳥が運んでくれた貝殻を耳に当て、本当の海を感じました、という内容。お勧めされるほどでもないかな、と(6.2)
こころからあいしてる (児童図書館・絵本の部屋) ・・・「心から愛してる」ってそういうことだろう、と、考える小熊。お母さんから答えを聞く。絵が可愛い(6.6)

こぎつねキッコシリーズ (童3歳〜)・・・小さな山の幼稚園の近くに住んでいる、子狐キッコ。子ども達に見つからないように暮らしています。昔話の挿絵のようなイラストも、古き良き時代的な絵本。幼稚園に入りたい、でも見つからないように暮らす、そういう慎ましさ、切なさがある。けれど4歳の娘は@やCのキッコが幼稚園のものを勝手に使うところを「だめ!」と言う。まだまだルールに厳しいらしく、慎ましさ、切なさを感じることが出来るのは、5歳以降? いつ頃分かるようになるか、読み続けていこうと思います。@⇒Cにかけて、少しずつ、ほんの少し、キッコと人間の距離が狭まっていくのも楽しい(4.1) ⇒「前におうちで読んだ」と覚えていた・・・。いまいちのようであっても、すごい心に残しているものなのですね・・・。もう「だめ!」は言わないけれど、慎ましさや切なさは大人になってから感じるものかも(5.3)
@*こぎつねキッコ Aこぎつねキッコえんそくのまき Bこぎつねキッコうんどうかいのまき Cこぎつねキッコあめふりのまき

こぎつねせかいのはてへゆく ・・・子狐が世界の果てへ行くの、とお母さんと会話。そこに行くまでにはどんな危険な冒険が待ち受けていて、それをどううまくかわしていくかを、会話で話し進めていく。あまり好きになれない母子の会話・・・(和訳のせいなのか・・・?)。母も子もいまいち(5.3)

5ひきのすてきなねずみ たしろちさと・・・他のこの人の作品と同じく、絵は素敵、内容はあまりない、”絵を楽しむための絵本”かな、と(5.8)
おんがくかいのよる(海外秀作絵本)  ひっこしだいさくせん (6歳〜)

こぶたくんのおはなしシリーズ(4歳〜) アーノルド・ローベル絵
@*こぶたくん ・・・こぶたくん一家の短いお話が数話。地味でなんでもないような話だけれど、両親の見守る姿勢がいい(5.4)
A*しりたがりやのこぶたくん ・・・同じく数話(5.5)

こぶたのブルトン シリーズ(4,5歳〜) 中川ひろたか・市居みか・・・こぶたのブルトン、いたちのアンドレ、だるまのタカサキさんなどが出てくる、童話に近い絵本。面白い系。子もまあまあ好き。
@ふゆはスキー(5.7) Aなつはプール(5.6) Bはるはおはなみ(5.6) □Cあきはうんどうかい(5.7)

ゴリララくん きむらよしお・・・ナンセンスもの。笑えるかどうか微妙な感じ。
@ゴリララくんのコックさん ・・・ちくわの大好きな料理人ゴリララ(5.9)
Aゴリララくんのしちょうさん・・・公園の噴水に「直立」したくじらとゴリララ市長の話(5.9)
Bゴリララくんのおぼうさん・・・お経を読むゴリララ坊主の前に現れた、謎の尺八ふき(5.9)

これ、もっていき (講談社の創作絵本) 村上しい子・伊藤秀男・・・「これ、もっていき」と色々もらったりあげたり。いいな、と思える関係がいっぱい(5.4)
■**コンビニエンス・ドロンパ (絵本・こどものひろば) ★★(童3歳〜) 富安陽子・つちだのぶこ・・・妖怪たちが集うコンビニ。文字数は3,4歳向きだけれど、言葉遣いは5歳前後向きかな? 子は好き(5.2)
さあ、とんでごらん! ・・・まだ飛べない小鳥が、巣ごと飛ばされて冒険する話。危機を乗り越え、ついに巣がばらばらになったとき、小鳥は飛べる。スタイリッシュな感じ? まあまあかな(5.10)
さいごのこいぬ ・・・9匹生まれた子犬、最後に生まれたぼくは、何でも一番最後。兄弟みんな売りに出されることになったのだけれど、もらわれていくのも最後になってしまうのかな!? 売られていくのを心待ちにしている子犬、という設定が全く好きになれない。順番付けも嫌だし、そのせいで最後の素敵なはずの言葉も全く光らない。子は母犬と別れていく子犬たちを可哀想といいながら勝手な読み方をしていた。その方が自然だと思う(4.3)

斉藤隆介の絵本 絵:滝平次郎 ※7歳欄・小学中級欄にもあり
□*ソメコとオニ (岩崎創作絵本) (5歳〜)・・・5歳の遊びたい女の子ソメコと、ソメコをさらった鬼の話。ソメコを返して欲しかったら、と金をせびるつもりが、遊びの相手に疲れ果てて・・・。母は鬼に同情して面白かった。斉藤隆介さん、こんな面白いお話もあったのだなあ、と。子はいまいちみたい(5.1)
□**モチモチの木 (創作絵本 6) (5歳〜)・・・方言っぽい語り口と絵の素敵な絵本。けれど小学1,2年の時には良さを分からなかった記憶があるから、子には分かりにくい良さではあるのかも。おじいちゃんと二人で山の上でぽつんと暮らしている5歳の男の子、臆病で、夜中に1人でトイレにも行けない。けれどある夜、おじいが腹痛に苦しんでいたとき・・・。大人になると読みながら涙ぐんだ。「モチモチの木」は、とちの木のこと(5.7)

佐々木マキの絵本 ※4歳欄・8歳欄にもあり
ピンクのぞうをしらないか ・・・ピンクの象を探しに行くサーカス団の3人の話。絵本というより童話に近くて、佐々木マキ節で楽しい。子も声を出して笑っていた。5歳半くらいからによさそう(4.11)(6.3)
ぼくとねずみうみにもぐる (日本傑作絵本シリーズ) (3歳〜)・・・ねずみの潜水球に乗せてもらって海へ。まあまあ好きみたい(5.4)
みんなとぶぞ (創作えほん) ・・・いろんなものが飛んでいく、ナンセンス絵本。いまいちみたい(4.11)
やまからきたぺんぎん (おはなしえほんシリーズ) ★・・・カキ氷を求めて町にやってきたぺんぎんと、カキ氷屋のおじさんのお話。結構好きみたい(4.11)

ささきまゆの絵本
イーヨとヤーヨ ・・・いつも「いいよ」のイーヨと、いつも「やあよ」のヤーヨの絵本。絵もとても可愛い。いいよ、も、やあよ、もほどほどに、という話かな? 娘は「かわいい」と(8.5)
ちょっとまって ・・・いまいち。

さとうわきこの本 ※3歳欄にもあり
おもしろとうさん (フレーベル館の新秀作絵本) ★(5歳〜)・・・最初は寝ていたいのに〜とぐうたらなお父さん、だんだん遊びにのってきて、子どもそこのけに楽しみ始める。子はにこにこしながら聞いていた(5.3)
ケーキができたわけ ・・・いまいち分かりにくい・・・(5.10)
ちいさいねずみ ・・・1980年作品だから初期の作品? 丸い月をチーズと勘違いしたねずみが、月を追っていく話。才能ある新人さんの絵本、という感じ(5.5)
⇒「たぬきがいっぱい」「よくばりすぎたねこ」(4歳欄)

佐野洋子の絵本 ※3歳欄・4歳欄・8歳欄にもあり
■*****だってだってのおばあさん ・・・これは母が中学生の頃出あって大好きになった絵本。99歳の誕生日、同居人の5歳の猫にろうそく99本頼むけど、猫は川に落としてしまい残ったろうそくは5本だけ。次の日からおばあさん、「だって98のおばあさんだから」となんでも断っていたのに、「だって5歳だから・・・あ、そうね! 5歳なんだからやるわ」と、なんでもやるように。4歳半でも好き。設定が5歳なので、また5歳でも読みたい(4.6)
ねこいるといいなあ (こみねのえほん) ・・・女の子の「猫いるといいなあ」と絵本。佐野洋子カラーが強いけれど小さい子でもOKな仕上がり。母は好き。子もまあまあ好きみたい(5.6)

□**ざぼんじいさんのかきのき ★(小学初級) すとうあさえ・織茂恭子・・・けちんぼなざぼんじいさん、柿の実を誰にもあげたくなくて、全部もいで隠してしまう。そして柿のへただけ隣人にあげるととても喜ばれ、それもあげたくなくなって、今度は葉っぱだけあげる。それも喜ばれてあげたくなくなって葉も全部切り落とし・・・。含蓄のあるお話。子もまあまあ好き(5.4)
さんぞうほうしのかえりみち (チューリップえほんシリーズ) (3〜4歳) せなけいこ・・・三蔵法師の帰り道、あったというお話(中国を旅行しているときに聞いたお話です、とある)。なぜお経を唱えながら木魚をたたくようになったか、という話かな? お勧めされるほどでもないような(4.11)

サンタクロース
サンタクロースはおもちゃはかせ ・・・子ども博士にしておもちゃ博士、そしてプレゼント博士でもあるサンタについて。いかにクリスマスのプレゼントを決めているか。誰もがそんな素敵なプレゼントをもらえるわけでもないのに、ここまでするか、と母はこういう絵本を毛嫌い。子も別にひかれなかったみたい(4.11)
サンタさんからきたてがみ(こどものとも絵本) (こ3歳〜) 垂石眞子絵・・・ネズミの郵便屋と森の仲間達、サンタさんのお話。子供心にとことん媚を売っているような話で、母が全く好きじゃない。子もいまいちみたい(5.1)
サンタさんのうちへいけるかな こどものとも年少版 年少ライブラリー (こどものとも年少版) おぼまこと・・・サンタさんのうちへプレゼントをもらいに、迷路を通りながら行く(7.4)

J.ワグナー&R.ブルックスの絵本・・・白黒絵本
アラネア―あるクモのぼうけん (大型絵本 33) ・・・地味な蜘蛛の地味なお話。1975年作品(5.9)
まっくろけのまよなかネコよおはいり (大型絵本) ・・・おばあさんと犬の幸せな暮らし。けれどおばあさんは”真っ黒けの真夜中猫”も一緒に暮らしたく、、犬は阻止しようとする。けれど・・・。ちょっと分からない絵本だった。子は好きじゃないらしい(5.3)

シゲタサヤカの絵本
オニじゃないよ おにぎりだよ ・・・表紙のインパクトと、この人の作品だということで期待していたほどの面白さはなかった(6.0)
⇒「街の人気レストランシリーズ」(4歳欄)

****しずくのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ―ポーランドの絵本) (4歳〜) 内田莉莎子訳・・・とてもお勧めされているので期待していたら、思っていたのとちょっと違った。よく書かれているような水の性質が分かる絵本、というより、「しずく」が主役のちょっとポップな楽しい絵本。性質が分かる、とかじゃなく、しずくを主役にしたお話として読んだら、目新しくてよかったかも。子はいまいちみたい(4.11)
じてんしゃにのれたよ! (絵本・子どものくに) (ポ2〜5歳) 長谷川知子絵 絶版・・・小1の男の子、まだコマなし自転車に乗れなくて、何週間もかけて練習。ちょっと今とはかけ離れた感じで(今では3〜5歳で2,3日で乗れるようになるのじゃあ・・・)、絶版も仕方ない(4.7)

シビル・ウェッタシンハの絵本・・・スリランカを代表する絵本作家
かさどろぼう (5歳〜)・・・スリランカの村に初めて傘(日傘)というものを持ち帰ったおじさんの話。持ち帰るたびに傘どろぼうに遭って・・・。まあまあみたい。絵が素敵(4.8)
■*****きつねのホイティ (世界傑作絵本シリーズ) (4歳〜)・・・スリランカの物語で、絵にも内容にも異国情緒がある。3人のおかみさんと、腹ペコぎつねの話。あまりほのぼのしていなくて、こすっからい感じがしていまいちなのだけれど、子は「ビーズのついたサリー」に食いついた(4.7)
にげだしたひげ ・・・これもスリランカの物語。切られたくないおじいさんのひげが、逃げようとどんどん伸びていき・・・。ちょっとついていけないストーリー展開でした(子はついていっていたけど)(4.8)
□「ねこのくにのおきゃくさま」 「ポッダとポッディ」

しまうまのしゃっくり ★(5歳〜) デビッド・マッキー・・・しゃっくりが止まらなくなったしまうまの話。いろんな動物達がどうすれば止まるか、いろいろアドバイスをくれる。一部笑って聞いていた。まあまあ面白かったみたい(4.11)
****ジャイアント・ジャム・サンド (えほんライブラリー) ・・・蜂の大群を始末するため、蜂の好きなジャムを使って超巨大なジャムサンドを作り・・・。トラックなど使って超巨大サンドを作るあたり、好きな子は好きなのだろうけれど、なんせ古い作風(1972年)。うちは全く(4.10)
ジャックのあたらしいヨット ・・・模型のヨットをもらったのに、嵐が続いて海に浮かべられない。まだ荒れているのに、待ちきれなくて海に。ヨットは流されてしまう。そして・・・。喪失感、後悔etc.短い中に色んなものが詰まった、大人にもOKなビビッドな色使いの絵本。子はまあまあみたい(4.6)
14ひきのねこのおかいもの ・・・パーティーの準備に猫たちが列なして、猫の街の商店に買い物に行く話。ストーリーは単純だけれど、絵やパーティー準備が素敵。母子でちょっとわくわくした(6.4)
■***寿限無 ★ 工藤ノリコ絵・・・なが〜い名前(寿限無寿限無・・・海砂利水魚の・・・)の男の子の短い話で、話の半分以上がその名前の繰り返し。落語のほんの一部かな。母は吹き出し、子もけらけら笑った(4.11)
しょうぼうねこ (ミセスこどもの本) ・・・消防署の猫になった猫の物語。昔には面白かったのかもしれないけれど・・・(5.10)
ジョディのいんげんまめ (児童図書館・絵本の部屋) ・・・おじいちゃんと一緒にインゲン豆を植える。おじいちゃんとの交流、おじいちゃんの孫への眼差し。ガーデニングものってだけじゃなく、いろんなものが詰まった素敵な絵本。「見守っていたら分かる」というおじいちゃんの姿勢が素敵(5.5)

しりたがりやの ふくろうぼうや (児童図書館・絵本の部屋) デヴィット・ウィーズナー絵・・・ふくろうぼうやが空の高さ、海の深さなどについて考える。絵が素敵ならそれなりによかったと思うのだけれど、ありきたりで地味な絵で、いまいちかな、と思う。お母さん大好き、で終わるところも、5歳前後向きにはもういただけない(4.10)
****しろいうさぎとくろいうさぎ (4歳〜) ガース・ウィリアムズ・松岡享子訳・・・1965年作品。母も子どもの時、良い作品といわれていたけれど、どこがいいかよく分からなかったのを覚えている。今もいまいち分からない、二匹の恋心だかなんだかの物語。子は途中「じゃあ結婚したらいいのに」と言いながら聞いていた(5.6)
ジンガくんいちばへいく (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜)・・・アフリカの市場の話。売るものを運ぶ人々と一緒に、市場でたばこを売るおばあさんに卵を届けに行くジンガくん。アフリカの暮らしに触れられる1冊かな(6.5)
スイッチョねこ (フレーベルのえほん 7) (4歳〜) 大佛次郎文・・・秋の虫、スイッチョを飲み込んでしまった猫のお話。すんごい古めかしい文章で、今はありえないほど(昭和50年作品)。ちょっと浮いているくらい古くて、そこがちょっとだけ新鮮(お母さんには敬語、対する子猫には謙譲語を使うあたりとか)ではあったけれど、いまいちだった(5.6)
すえっこおおかみ・・・みそっかす、末っ子おおかみとお父さんおおかみの話。お父さんオオカミが今はまだそれでいいんだ、と、不完全な末っ子オオカミに言い聞かせていく。オオカミを主役にした点以外はありきたりかな(5.6)

スージー・リーの絵本
かげ (講談社の翻訳絵本) ・・・影の不思議な世界。面白い趣向の絵本(6.8)
なみ (講談社の翻訳絵本) (5歳〜)・・・字のない絵本。女の子と波が遊んでいる。音が聞こえてきそうな絵本、と言うけれど、その通りな感じ(6.7)

スズキコージの絵本 ※小学上級欄にもあり
■**あつさのせい? (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜)・・・誰かの忘れ物を別の人が手にして、代わりに何かを忘れて、またそれを別の人が手にして・・・。どちらかというと大人の味わい?(4.9)
ウシバス (あかねピクチャーブックス) ・・・猛烈ウシがバスになってやってくる。人を振り落とし、川も突進して・・・。妙に可笑しいスズキコージワールド。子も面白かったらしい(4.8)
ブラッキンダー (こどもプレス) ・・・スズキコージワールドという遊園地に行ったかのような感覚に浸れる不思議な絵本。なかなか魅力的(5.11)
⇒「エンソくんきしゃにのる」「きゅうりさんあぶないよ」(3歳欄)

すっすっはっはっ こ・きゅ・う (絵本・こどものひろば) 長野ヒデ子絵・・・すっすっはっはっ、呼吸してみよう、という、呼吸に目を向かせる絵本。物語ではなく、呼吸についてのパンフレットみたいな・・・(6.3)

スプーンおばさん★・・・アニメ版の絵本化かな? よくあるアニメ絵本らしく、挿絵の配置etc.いまいち。でも物語(1冊に数話)は子も面白いらしい。突然スプーンほどに小さくなってしまう奇癖(?)をもつ、スプーンおばさんのお話。
@やさしいスプーンおばさん(5.7) Aゆかいなスプーンおばさん (5.6) Bがんばるスプーンおばさん(5.11)

せかいでひとつだけのケーキ あいはらひろゆき・あだちなみ

瀬川康男の絵本 ※松谷みよ子作品で多く挿絵を描いている(「いいおかお」他)
かっぱ・かぞえうた (日本傑作絵本シリーズ)
じゅうにしものがたり―ね・うし・とら・う・たつ・み・うま・ひつじ・さる・とり・いぬ・い ・・・ねずみを主役にした「十二支物語」。絵が独特で素敵(5.5)
ふたり ・・・ねことねずみの物語。とても短い言葉遊びのような文章(単語?)でストーリーが進む。案外中学生とかのほうが楽しめるかも(5.6)
**ぼうし (日本傑作絵本シリーズ) (こ4歳〜)・・・ちょっとよく分からないのだけれど、絵は素敵、かな?(6.6)

せんたくばさみのたび 絶版・・・ぽとんと落ちた洗濯バサミ、猫や犬、鳥に運ばれ、川から海に行き、ついには小さな異国の島のワニに拾われる。細部はいまいちだけれど、全体的には楽しいかな(6.3)

ぞうくんのちいさなどくしょ レナード・ワイズガード絵
@ぞうくんのはじめてのぼうけん ・・・古き良き時代、時間がゆったり流れていた頃の本という感じ(1960年作品)。ちょっと退屈・・・。子もいまいちみたい(5.4)
Aぞうくんのすてきなりょこう  Bぞうくんのクリスマスプレゼント

そっとしておいて ひだきょうこ絵・・・家を建てようと買った空き地に草木が茂り、草木の中から「そっとしておいて。卵がかえるまで」などと、いろんな生き物に頼まれる。そこで・・・。自然との共生の楽しいお話。ただ大人目線で言うと、かなり非現実的・・・(5.7)
ソフィーはとってもおこったの! (児童図書館・絵本の部屋) ★★・・・とっても怒ったソフィー。その怒りを思うままに表現し、歩けるところまでどんどん森を歩き、少し泣き、そしてold treeに登ります。気持ちよくって、怒りを忘れ、元の場所に戻っていきます。個人的に最後のページがないほうがよかったと思うのだけれど、母は気に入りました。癒されます。子にとっても、怒りという感情も表しつくすこんな絵本もとても大切だと思います。娘もなかなか気になった本みたい(5.6)
そらとぶハンバーガー (絵本・おはなしのひろば 5) 絶版・・・夜中、レンジでチンしたハンバーガーは巨大で空飛ぶ、そして話す超能力ハンバーガーに。空を飛んで牧場へつれていってくれる・・・。絵もストーリーも、楽しいけれど、2流の匂いがぷんぷんする。読むほどでもないかな(4.11)
そんなことって、ある? (創作えほん) 西村繁男絵・・・一家で朝のジョギング。ジョギング中のありがちな(?)光景が繰り広げられる。文字数が少なくて地味(5.9)
□**だいちゃんとうみ (こ4歳〜) 太田大八・・・海や川の近くでのだいちゃんたちの夏休み。良い時代の良い田舎の感じ。方言がやや多くて分かりにくい(5.6)
**だくちる だくちる―はじめてのうた (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 阪田寛夫・長新太絵・・・どどーんどどーんと音のする太古、恐竜はその音しか知らずさびしかった。けれど遠くにだくちるだくちると、友だちの音が。それが地球上ではじめての歌。詩の絵本で、母はかなり好き。ただこれを大好きな幼児はあまりいないのではなかろうか(いたら、すごい感性)と・・・(4.5)
たこきちとおぼうさん (PHPにこにこえほん) ★★ 工藤ノリコ・・・旅するお坊さん、やって来たのは、たこの村。そこで出会ったたこきちは、吐いた墨で絵を書くと、その絵が一時飛び出して本物になるという不思議な子蛸。たこきちの母と兄弟は巨大蛸にさらわれていて、二人は絵を書きながら取り返しにいく。なかなか楽しい。子も好き。次作が待ち遠しい(5.7)

田島征三の絵本(たしませいぞう) ※6歳欄にもあり
かまきりのカマーくんといなごのオヤツちゃん★ ・・・いなごを見つけて食べようと喜ぶカマキリ。でもお腹いっぱいだったので、翌日のおやつにしようと心に決める。ところが翌日会いに行くと、クモのえさになりかけていて、救い出す。そのうち・・・。カマキリのあまりに献身的な愛(!?)と、その結末に、びっくりして笑わされる。そしてなにかしら深い・・・。子は抜きにして、母が面白かった(4.9)
しらないまち (偕3,4歳〜)・・・誰も乗っていないバス、降りたのは「しらないまち」。ナンセンスなだけじゃない不思議な雰囲気を持った素敵な作品。その感じが3歳には伝わっておらず、是非分かるようになってから読みたい(3.1) ⇒分かるようになったらしく、楽しんで聞いていた(4.11)
だいふくもち(こどものとも傑作集) (こ3歳〜)・・・餅に小豆を載せると、どんどん大福餅を産んでくれて長者になった男、けれど欲をかいて餅に、ちょっとの小豆でもっとどんどん餅を産ませようとしたとき・・・不思議なラスト(5.1)
「ガオ」(3歳〜)・・・木の実の写真がイラストになっている不思議な趣向で、よく出来ている。不思議な世界。子より母が気に入った(5.7)
⇒「かちかちやま」(上記・昔話) ⇒「はたけのともだち」(3歳欄)

たしろちさとの絵本
ぼくはカメレオン ・・・アフリカに住むカメレオンは皆に存在を気づかれずに寂しい。そこでペンキ屋を始め・・・。ストーリーはいまいち。独特のセンスの絵が素敵で、それを味わうためだけの絵本かな(5.5)
⇒「5ひきのすてきなねずみ」(上記) 
⇒「じめんのしたの小さなむし」(6歳欄) ⇒「ぼくうまれるよ」「The Book of Sense」シリーズ

谷川俊太郎(文)の絵本 ⇒0歳欄・1歳欄・3歳欄・7歳欄にもあり
えをかく (講談社の創作絵本ベストセレクション) 長新太絵・・・一枚の紙に「○○のえをかく」と続くだけの絵本。なのにこれが妙にいい。ちっぽけな人間というものの尊さがつまっているような・・・。もしかすると大人受けする絵本? 子は「この絵かいている人、すごい!」と言った(4.7)
おはなししましょう (日本傑作絵本シリーズ)(4歳〜) 元永定正絵・・・文字数は少ないけれど、これは言葉の怖さなどなどを知った世代の子の方がよさそう(5.10)
とぶ (こどものともセレクション) (3歳〜) 和田誠絵・・・ぼくが空を飛ぶ話(6.9)
⇒「わたし」(上記・科学欄) ⇒「あな」(4歳欄)

たねいっぱいわらったね 近藤薫美子・・・この人の作品共通の、ごちゃごちゃした(いい意味で)昆虫の混在するカラフルな絵の本。せりふも小さく細かく書き込まれていて、子はなかなか楽しんでいた(5.7)
たびにでたろめんでんしゃ ・・・リズムカルで読みやすい。毎日同じ道にうんざりした路面電車が森に向かい、動物を乗せて一軒の家へ。ミュージカルショーになりそうな感じ(5.11)

旅の絵本シリーズ(5,6歳〜) 安野光雅
***旅の絵本  Fまであり
Dスペイン編。子は裸婦像に妙に大受け(4.9)

だめだめママだめ! (ほるぷ創作絵本) (4歳〜)・・・ある日、ママが2歳児みたいになっている。なにもしゃべらずにただイタズラをして人生を楽しんでいる。息子はそのたび「だめだめママだめ!」 絵で読み取るタイプだけれど、その絵の配置もいまいちで、読み聞かせはしにくい絵本。ただ母は好き。「子どもみたいな大人」ではない、本当の子どもになってしまっている「ママ」を見ると、大人とは違う子どもの世界、1,2歳くらいの、自由に人生を楽しむ世界を、いいな、と思える(6.0)
**たんていワンダ (わくわくえほん 7)★★★ 斉藤洋・森田みちよ・・・犬の探偵ワンダが宝石泥棒を捕まえる、物語の体裁のゲームブック。ゲームは少ししかない短い絵本だけれど、子は大好き!(5.8)

ちいさなしろくまおうじシリーズ 磯みゆき・・・小さな島に住む白熊の王子様のお話。けれど皆に「王子様」と呼ばれ、王子様っぽい姿をしている以外は普通の子ども。文字数は多くて、内容も5,6歳向きでありながら(Aはそうでもない)、考え方は3,4歳といった感じ(@はそうでもない)で、ちょっとアンバランス。甘い内容でありながら、文章はそういった甘さを卒業した子向きになっていて(6.1)
□@だいすきのたね・・・海辺で拾った種編。王子様はせっせと世話をして、ついに木に。花もつけない木の世話をし続ける王子様に皆はあきれるけれど、ある日・・・。全然好きになれない内容。花がつくとかつかないとか、きれいだとかきれいでないとか、どうでもいい内容をさも美しげに語っていて。
Aおやすみなさいのまほう・・・お母さんのぎゅっとだっこがないと眠れない編
□Bしあわせないえで ・・・「家出」って大冒険のこと?編

ちいさなしんぱい アンネ・エルボー・・・頭の上にずっとまとわりついて離れない小さな雲。それが「心配事」の比喩になっていて、最後は雨を降らして消える。子供向けというより、心配事を抱える人向きな感じ(5.9)
ちいさなちゃいろいうし ・・・「わたし」の好きな小さな茶色い牛の説明みたいな。絵も文もとっても地味(6.5)
ちびうさぎくん たんじょうびパーティにいく (児童図書館・絵本の部屋) 絶版・・・5,6歳っぽいちびうさぎが誕生日パーティにお呼ばれする話で、パーティーの予備知識がつくような。子はいまいちみたい(5.3)
ちびとらちゃん (チェコの絵本シリーズ) ヨゼフ・パレチェク絵・・・絵が可愛い! そしてストーリーも、冒険物の児童書の絵本版といった感じで、5歳なりたてくらいにぴったり。怖がりのちびとらちゃん、けれどお母さんが倒れた夜、怖いけれど、遠くまで医者を呼びに走る(4.10)
ちびフクロウのぼうけん (世界傑作絵本シリーズ・フィンランドの絵本) ・・・まだ飛んだことのないちびフクロウが初めて地に下りて世界を見に行く。絵も内容も正統派な感じ。いい話だけれど、正統派な分、面白みには欠けているかな(4.11)

長新太の絵本 ※1歳欄・2歳欄・3歳欄・4歳欄・7歳欄にもあり
いぬのおばけ (絵本カーニバル) ・・・小さい頃読んだときは「この女の子、えらい!」 どんどん大きくなる犬のおばけを背負って歩く女の子の話で。今また読んでみると、子はいまいちの反応なのだけれど、母が気に入った。長新太に、恐れ入った(4.8)
(再)ゴムあたまポンたろう・・・面白いらしい(5.8)
**こんなことってあるかしら? (おはなし広場) ・・・まだ全然分からないみたい(3.2)
ちへいせんのみえるところ ・・・地平線からいろんなものがにゅっと出てくる、「でました」だけの絵本(7.4)
なんじゃもんじゃはかせのおべんとう (こどものともコレクション2009) (こ3歳〜)・・・なんじゃもんじゃという名の博士と、そのお弁当を狙う化け物たちとの攻防。4,5歳に面白いかな? 3歳児にはいまいちらしい(3.5) ⇒ナンセンスぶりが面白いと思うようになったらしく、笑っていた(5.0)
みみずのオッサン (絵本・こどものひろば) (3歳〜)・・・シュールで、母は面白かった。子は全くみたい。もっと大きくなってからまた読みたい(2.10)(3.11) ⇒一部受けていた。6,7歳にもよさそう(5.4)
⇒「おなら」(上記科学他 かがくのとも欄)

ちょっとまって (日本傑作絵本シリーズ) (3歳〜) 岸田今日子・・・いろんな伝言を頼まれて、おつかいに。全部忘れず言えるかな? 話し言葉口調の絵本で、ちょっと読みにくい(4.5)
ちょっと まってて! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・「ちょっと待ってて」と言っていろんなチャンスを逃す家族に腹が立つ。でも私も負けずに「ちょっと待ってて」と言う、という小さい短い絵本。和訳がちょっと分かりにくい気がする(6.6)
チョロコロトロ りんごのくにへ (学研おはなし絵本) ★★ ナカバン・・・ありんこのチョロ・コロ・トロの冒険。大きなりんごの中に入ると、そこは不思議なことにりんごの国。絵と物語が相まって、不思議な世界。大好きだったエリック・カールの「巨人にきをつけろ」にも似たような、不思議な雰囲気。子も楽しんだ(5.0)
ちょんまげとのさま (チューリップえほんシリーズ) ・・・ちょんまげが立派なほど立派だと思われている国の、大層立派なちょんまげをもつ殿様の話。軽く愉快(6.0)
月へミルクをとりにいったねこ (日本傑作絵本シリーズ) (4歳〜) 垂石眞子絵・・・文章は1908年作品。スウェーデンでは月ではうさぎはもちをついているのではなく、おじいさんおばあさんがミルクを運んでいるそうで、子猫たちのためにそのミルクをもらいに猫が行く話。そこが日本では馴染みがないし、牛乳万歳!なのも古くて、話自体は悪くないのだけれど、違和感のある1冊だった。子は「猫のミルクあげたらいいのに」(4.8)
つばさをちょうだい ・・・絵に描いた天使が、いつもと違う翼をつけてちょうだい、と言うのでいろいろ試す。物語よりも、アジアンな雰囲気の絵を楽しむ絵本かな? うちの子はいまいちみたい(5.8)

デイビッドシリーズ デイビッド・シャノン・・・作者の子供時代をモチーフにしているよう。いたずらをして叱咤される笑えるシーンが続き、ラストはほっこり。「だめよ、デイビッド」は面白い。他はいまいちかな(5.11)
(再)だめよ、デイビッド (児童図書館・絵本の部屋) ・・・家庭(ママ)編
デイビッドがっこうへいく (児童図書館・絵本の部屋) ・・・学校(先生)編
デイビッドがやっちゃった! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・デイビッドの言い訳編

デイビッド・ルーカスの絵本
カクレンボ・ジャクソン (偕3,4歳〜) 中川千尋訳・・・恥ずかしがり屋のジャクソン、目立たないようにいつも隠れるような服。ところが・・・。短い中に起承転結があって、よくできている(4.7)
ナツメグとまほうのスプーン ★(3,4歳〜) 中川千尋訳・・・海に流れてきた小瓶を開けると出てきた大魔神、ナツメグの3つの願いをきいてくれると言う。そして・・・。きっと深い意味があるのだろうなあとは思う(つまらない慣習から飛び出していきましょう、そうしたら、みたいな?)のだけれど、よく分からない系かな。子は好きみたい(5.3)
「ロボットとあおいことり」(3,4歳〜) 「魔女とケーキ人形」(5歳〜) □「くじらのうた」(3,4歳〜)
⇒「ほらふきじゅうたん」(小学上級欄)

でておいで、ねずみくん ・・・ねことねずみの攻防。いまいち面白さが分からなかった(5.8)
テーブルのした (5歳〜) マリサビーナ・ルッソ・・・テーブルの下が好きな女の子、いつもテーブルの下で過ごして、テーブルの天板の下に絵まで描く。それを見つけた両親の驚きと、女の子の反省。泣き出す女の子に優しい両親。その感じが好きみたい(4.8)
トイレせんちょう (わくわくメルヘンシリーズ) 松成真理子絵・・・男の子がうちの中でトイレのルールを守らなくて、小さなトイレ船長に怒られる。トイレのマナー(ノックする、流す、手を洗う)を覚えるのにいいのかな? トイレに船長は違和感があるけれど、それ以外は男の子に受けそう(5.6)
とうさんねこのすてきなひみつ・・・1961年作品。子猫一家の物語で、当時はおしゃれで新しい絵本だったのだろうな。今ではちょっとクラシカルで地味な絵本かと(5.7)
トコとグーグーとキキ (日本傑作絵本シリーズ) ・・・動物達の物語。サーカスのスター、カメレオンのキキが空から降ってきて・・・。お勧めされるほどではないような(4.7)
とちのき (そうえん社・日本のえほん) ★ いまきみち絵・・・庭のとちの木。姿を変えて四季を教え、ブランコを吊らし、実がなれば、「とちもち」作り。特になんていうことのない、とちの木のある暮らしの絵本。子どもの絵のような絵が魅力的。子はもちつきにひかれたみたい(4.11)
ど・ど・ど・ど・ど 赤坂三好・・・牛たちがど・ど・ど・ど・どと走る話。絵が大人には、とても渋くて魅力的(6.5)
となりのオジー (ひまわりえほんシリーズ) ★(4,5歳〜) 藤本ともひこ・・・ぼくらの秘密基地の隣に住んでいるオジーのこと。100歳を過ぎているという噂のある、意地悪が生きがいのじいさん。いろいろ苦しめられたけど、倒れてしまったときぼくらは・・・。車椅子でまた現れたじいさんは弱っているかに見えて、駆け寄ると落とし穴。よくあるパターンの物語だけれど、それを4,5歳でも楽しめるように作られているところが秀作。子も楽しそうに聞いていた(5.6)
となりのまじょのマジョンナさん (世界の絵本) 長野ヒデ子絵・・・隣に越してきた魔女のマジョンナさんのこと。文字数は少なくて絵で女の子が楽しむ感じ?(5.8)
とのさまのひげ ますだゆうこ・国松エリカ・・・いばりんぼう殿様から逃げ出したひげの話。コミカルで探せものの楽しみもちょっとあり、1回読むにはいい感じ(5.0)
とべ! ちいさいプロペラき(こどものとも傑作集) (こ3歳〜) 小風さち・山本忠敬・・・プロペラ機の初飛行の話。大きなジェット機の横で小さなプロペラ機は不安で仕方がない。けれど大空に飛び立ったとき、地上のものはみんな小さく見えて、プロペラ機はどこまでも続く空を堂々と飛んでいく。「広い空では大きさのことなど忘れてしまうよ」と勇気づけてくれる大きなジェット機がすごく素敵。本当に大きな人っていうのはこういうのだな、と。乗り物ものだけれど、娘も思いのほか好きみたい(6.3)

えほん・とべないホタルシリーズ(既刊12巻)・・・童話「とべないホテル」が”いじめのなくなる童話”として有名になり、それをもっと小さい子にも読んでもらおう、と企画された絵本版らしい。けれどおおいに疑問。CGの絵は全然可愛くないし、ストーリーも、受け入れられた小学生(中級以上)にはいいとして、それ以下の子に読ませる必要があるのか!?と思う。@は羽根がいびつで飛べないホタルが人間の子につかまりそうになった時、他のホタルが自分が身代わりになることで助けるという話。他のホタルたちも「私もやろうと思ってた!」と言う。そんな軽々しい”自己犠牲の愛の美しさ”を、小さい子にこれみよがしに見せる神経を疑う。吐き気がするくらい。
@とべないほたる Aホタルたちのふしぎなよる Bつきみそうのまつり Cみずたまのゆめ Dののさんのうた Eにじのほたる Fてんとうむしたちのよる(阪神大震災) Gもりからのおたより Hみずべのおやど(重油流出事故) Iほしづきよのかわべり Jぎんいろのもり Kあめあがりのきしべ

ともだちつれてよろしいですか 渡辺茂男訳・・・王様と御妃様に食事に招待されては奇想天外なお友だち(動物)を連れて行く男の子。リズムカルなところは面白い気もするけれど、ちょっとついていけないものがあった。子もいまいちみたい(5.3)
とらねこビスケット 小宮悦子訳・・・ビスケットという名の猫が、自分に合う就職口を見つけるまで。外国の作品で、仕事への考えが日本と違うし、内容もいまいち。子供時代にこれを読むのはどうかと思う。訳者の名のせいでお勧めされているような・・・(4.10)
とらのゆめ (こどものとも傑作集) (こ3歳〜)・・・シュールすぎて怖いくらい。どこかにはこれを好きな子供っているんでしょうね??(2.11)
ドワーフじいさんのいえづくり (フレーベル館の秀作えほん)★★ ・・・おじいさんが森に1人で暮らす家を建てようと図面を描き、作業していたら熊がやってきて「手伝うから部屋を1つ作って」と。しぶしぶ承知するじいさん。ところが足を折ってしまい、いろんな動物の「手伝うから部屋を作って」はエスカレートしていって、できた家は・・・。図面にどんどん新しい部屋が書き込まれているところも楽しくて、母も気に入った。子も「じいさんの本」と呼んでお気に入り(5.0)
どんぐりのき (わたしのえほん) (4,5歳〜)・・・若いドングリの木が、初めてのドングリをまずいと言われて、実をつけなくなる。そのまま年月が流れ、そこにリスが住み着いて、実をならそうがならすまいがあんたを好きよ、と言う。ドングリはリスに与えたくて実をつける。その実はとてもおいしいどんぐりの実。というお話。ちょっと荒削りで稚拙な感じはあるけれど、ドングリを主役にしたところは楽しい(4.11)
とんでもきょうりゅう ・・・突然現れた巨大な恐竜。ひとりぼっちでさびしいと言うので、ウサギとサルは友だちのところに連れていくけれど・・・。いったんは迷惑がって追い出そうとするけれど、助けてもらった後で受けいれる、というところ、安易で、陳腐で、わざわざ恐竜を使ってまで描くほどのものなのかと疑問(6.5)
トントコトンがあいずだよ ・・・ハンターをやっつけるためにとった動物達の作戦。「とんとことん」という足踏みの音が合図。分かりにくい話だし、読むほどの内容でもない(5.8)
**どんなに きみがすきだか あててごらん (児童図書館・絵本の部屋―ちっちゃなえほん) ★ サム・マクブラットニィ アニタ・ジェラーム・・・ポップアップ版や四季のおはなし4冊セットも出ている人気絵本。ちびうさぎとでかうさぎが、君のことをどんなに好きか、を言い合っていく。ちょっと和訳が分かりにくい部分もあるけれど、「どれっくらい好きか」言い合うのはうちの娘も大好きなので、惹かれるよう(5.3)

ドン・フリーマンの本 ※3歳欄・8歳欄にもあり
ターちゃんとペリカン ・・・男の子ターちゃんと、ペリカンのお話。地味目だけれど可愛い(5.9)
ダンデライオン (世界傑作絵本シリーズ) ★(5歳〜)・・・ダンデライオンという名のライオンの話。パーティーに招待されてかなりめかしこんだライオンは誰か分かってもらえなくて・・・。好きみたい(5.5)
みつけたぞぼくのにじ (岩波の子どもの本) ・・・1966年作品。男の子が虹を目指して行くけれど、消えてしまう。家に戻るとそこに金魚鉢を通して虹。古い感じ(5.4)

中川ひろたかの絵本 ※4歳欄・6歳欄にもあり
おめでとう おひさま (おひさまのほん) 片山健絵・・・お正月、おひさまおめでとう。みんなもおめでとう。お日様に聞かれて話す抱負は「なるべく・・・」。短いけれど、大人好みかな?(5.0)
■**ごめんなさい (偕3,4歳〜) 長新太絵・・・いろんなあり得ないシチュエーションの「ごめんなさい」。皆でつっこみながら聞くと楽しいのかな? うちの子の反応はいまいち(4.6)
スモウマン (講談社の創作絵本) 長谷川義史絵・・・正義の味方スモウマン、得意技はすもうの決め技。物語自体はなんということもないのだけれど、「つっぱり」とか「せおいなげ」とか出てきて、興味津々みたい(5.8)
⇒「こぶたのブルトン」(上記) ⇒「歯がぬけた」(上記・特集)

中川季枝子の本 ※3歳欄・4歳欄・6歳欄にもあり
絵:中川宗弥(夫):
***ももいろのきりん (童話)(4歳〜)・・・やや長めの童話。桃色の紙で作ったきりんがしゃべって動き出す話。お母さん世代に人気だったような本。読み聞かせを聞く機会があって、子どもと一緒に聞いていたら、楽しかった。今までいまいち好きじゃなかった中川李枝子氏であったけれど、もしかすると読み聞かせてもらうと楽しい人なのかもと思いました(5.6)
絵:中川画太(息子):
たかたか山のたかちゃん ・・・この人の作品らしく、子供向けの割に描写が細かくて、読んでいてちょっと退屈で辛い。絵もそんなにいいと思えず、子も続きをせがまず、途中で断念(4.11)
絵:山脇百合子(妹):
かえるのエルタ (福音館創作童話シリーズ) (4歳〜) らいおんみどりも登場・・・おもちゃやぬいぐるみのエルタやドレミ、らいおんみどりとのお話。展開が楽しくて、この中川李枝子ものは面白く読めた(5.6)
らいおんみどりの日ようび (福音館創作童話シリーズ) (4歳〜)・・・長い・・・途中で挫折(5.9)
⇒「なぞなぞえほん」(上記・なぞなぞ)

なかよくなんかならないよ! ・・・9歳の双子の誕生日プレゼントとして同時に飼われるようになった子犬と子猫。「仲良くなんかならないよ!」と意地悪合戦していたのだけれど、夜になると闇が怖くて仲良くなる、という、漫画ちっくな絵のお話(6.5)
なぞなぞのすきな女の子 (新しい日本の幼年童話 5) 松岡享子文・・・読み聞かせてもらったらしいけれど、いまいちだったらしい(5.6) ※「じゃんけんのすきな女の子」もあり
なつの あさ (至光社国際版絵本) ・・・詩のような短い文と絵の絵本。古そう。わざわざ掘り起こしてお勧めするほどでも・・・(6.7)
なんげえはなしっこしかへがな (津軽弁で”長い話をしてやろうかな”) 太田大八絵・・・”なんげえ”と言うけれど本当は短い話がいくつか収められていて、それぞれが「3年と15日もかかりました」とかいう終わり方をする。津軽弁が読んでいて楽しい。子にはかなり不評(4.10)
なんてかいてあるの? (4,5歳〜)・・・手紙をもらったさるくんが、文字を読める他の動物を訪ね歩く話。外国の、「つづり」が読めるって話なので、「文字」を読む日本ではちょっと違和感があるかも(5.6)

にたものランド ★
にたものランド ・・・粘土細工の人形達がいろんな場所にいる写真集。よく見ると、その背景が、全ていろんな身近な物で作られたミニチュアのセット。たとえば掃除機はカミソリ、自転車の本体はビューラー、クッションはビスケット、というふうに。綿密で、びっくりする。大人の方が楽しめるかも(4.3)
にたものランドのクリスマス★・・・冬バージョン。5歳になると子もかなり見つけられて大好きのよう(5.2)

二宮由紀子(文)の本 ※7歳欄・小学中級欄にもあり
1と7 高畠純文 絶版・・・数字を主役にした話。1と7が喧嘩する。数字が主役、という以外にはなんの見所もないいまいちの作品のように思う(5.11)
■*くまくん あべ弘士絵・・・逆立ちしたくまくん、ぼくは今「まくくん」だな、と考える。他の動物も真似してみる。とらとか、かばとか。大勢に読み聞かせたほうが面白そうな、言葉遊びのある絵本(4.8)
はずかしがりやのれんこんくん (絵本・こどものひろば) 長野ヒデ子絵・・・池の泥に住むれんこん君、どんな風に役立ってるかな? 池の仲間達は最初は首をかしげるけれど、だんだんれんこん君のいいところが見えてくる。れんこんについてちょっと詳しくなれそう(5.1)
ものすごくおおきなプリンのうえで ・・・ものすごく大きな○○の上でなわとびをしたら・・・だから、なわとびをするなら、ものすごく大きなビスケットの上か地面にしましょう。ナンセンスものかな。子はいまいちのよう(5.1)
■「あひるのガガーリン」(6.1)
⇒「ゆきだるまのマール」(6歳欄)

二ほんのかきのき (こどものとも傑作集 16) ・・・1968年作品。庭に桃と甘柿、渋柿のある四季の暮らし。ちょっと古すぎる・・・(5.9)
ねこがさかなをすきになったわけ ・・・昔話の体裁の絵本。どうして猫が魚好きになったかの少し不思議な話? お勧めされるほどでもないような気も(5.9)
ネコとクラリネットふき 岡田淳・・・文も絵も児童文学で有名な岡田淳。クラリネットふきと、ある日現れ、クラリネットの音を聞いてどんどん大きく、雲のように大きくなっていった猫のお話。最後は空に浮かぶ猫の上でコンサート。ほんわかする(4.11)
ねこのポグとことり ・・・友達になりかけた小鳥を、遊び半分で追いかけて、近づいてきてくれなくなる。けれどポグは小鳥と仲良くなりたくて・・・。人間の子どもの友だち関係を匂わせて、どうしたらいいかのヒントを与えるような絵本かな?(5.9)
根っこのこどもたち目をさます オルファース絵・石井桃子訳・・・オリジナルは1906年作品らしい(ドイツ。作者のオルファースは小学校で教えるシスターだったらしく、34歳で病死)。1930年にそのアメリカ版が出版されて、これはその日本訳版。春になると根っこの子ども達は目をさまし、女の子は自分の好きな色の服と花で外に出て行き、男の子は地中で眠っている昆虫達に春の色を塗って一緒に外に出て行く。そしてまた冬になれば、土のお母さんに抱かれて眠りに土に戻る。感性豊かな子が好きそうかな、と。うちの子は全くのようだったけれど、大人の母は、冬もまたとても大事にしているオルファースという人の感性みたいなものに触れられて良かったと思った(5.7) 他に「ねっこぼっこ」「うさぎのくにへ」(5.6)など
ノマはちいさなはつめいか (講談社の翻訳絵本) ・・・想像と違って、韓国の絵本。一昔前の韓国の感じがよく出ている感じ。ノマという名の男の子が、段ボール紙で機関車を作る。文章は1939年、朝鮮日報に発表されたもので、作者はその後、越北し、消息不明となったらしい。お勧めされるにはちょっと変な感じのメッセージのこもった絵本だけれど、日本の植民地時代に作られた、ということを思うと、納得できる感じ。子はまあまあみたい(4.11)

野村たかあきの絵本
□*おじいちゃんのまち (講談社の創作絵本Best Selection) (4歳〜)・・・1人で田舎に住んでいるおじいちゃん、さみしくないのかな? 一緒に過ごした孫が、知り合いのいっぱいいる中で過ごすおじいちゃんの幸せを知る。味のある絵の絵本(5.8)
おばあちゃんのおせち (クローバーえほんシリーズ) ・・・古き良き年末。28日から元旦までがおせちを中心に書かれている(5.2) 「おばあちゃんのえほうまき」(5.3) 「おばあちゃんのおはぎ」もあり(読後、おはぎを買いに行った・・・ 6.0)
かえるのどびん ・・・泳ぎの下手なかえるのどびん、泳ぎの大会で負けばかり。それならば、と遠くのジャンプ大会へ。けれどそこでも無念の敗退。けれど、ここまでの距離をやって来たのかと、誰も成し遂げたことのない偉業をたたえられる。詩のようにリズミカルな簡潔な文章で、読んでいて楽しい。内容も、小学中学年くらいからにこそいいかも。母が好き(6.3)
やまのえき 絶版・・・廃止されるかもしれないローカル線の山の中の駅の話。古き良き時代の匂いが強すぎるくらいのレトロさ(5.9)
「しにがみさん」(落語) 「ばあちゃんのえんがわ」(5.1)

のらっこの絵本(こ4歳〜) 絶版・・・日本の原風景の中で遊ぶ子ども。絵が続き、少しの台詞だけで物語が進む。
@さんねんごい (こどものとも傑作集) ・・・緑の田んぼ風景の中で魚とり。三年鯉と呼ばれる大きな鯉がとれる。風景が日本の昔の農村風で素敵(5.11)
Aはるまつり・・・けっこう大きな祭り。絵がページを埋め尽くしている感じで迫力があって伝わってくる(5.4)
□Cいねかりやすみ ・・・農家の稲刈りの頃の風景。知らない諸々が描かれていて、素敵(6.3)
のらっこ Bゆきがっせん

のりものストーリー
Aブルドーザーのガンバ ・・・老体のガンバくんが最後の最後まで働かされ、搾取され、最後には子どもを助けるために命を差し出す、という昭和の日本人が好きそうな、道徳的な自己犠牲の物語。子どもに読むのは悪趣味なくらいだと感じて、読まなかった(4.7)
@ダンプのがらっぱち Bブルくんダンプくん Cきゅうきゅうしゃのぴぽくん

はい、このひとがママです! ・・・駅でママとはぐれてしまい、警官と一緒にママ探し。警官「この人かい?」姉弟「いいえママはもっと・・・」という繰り返し。外国の笑いなのかなんなのか、いまいち面白さが分からなかった(5.2)
はいしゃさんにきたのはだれ? (わくわく世界の絵本) ・・・歯医者さんで、嫌がる男の子に歯医者さんがお話をしながら治療を終える、という内容。お話は、最近歯医者にやってきたいろんな動物の珍客のこと。まとまりがなく、尻切れトンボでいまいち(6.1)
はいっちゃだめ! (大型絵本) 絶版・・・段ボールの家を独り占めして、はいっちゃだめ!と言う男の子と、その他の子ども達。アメリカの道徳の授業に使われているかのような印象。子はいまいちみたい(5.1)
ばけくらべ(こどものとも絵本) (3歳〜) 松谷みよ子・瀬川康男・・・1964年。きつねとたぬきの化け比べ。内容のわりに落ち着いていて地味(5.0)
■*はじめてのキャンプ (童話)(4歳〜) 林明子・・・大きい子たちが行くキャンプ。小さな女の子も行きたがるけれど、小さい子は泣くし、荷物も持てないし、夜一人でトイレに行けないし、と反対される。でも泣かないし荷物も持つしトイレにも行くし・・・と、参加することに。そしてはじめてのキャンプ。女の子は4,5歳かな? 童話だけれど短めで、子もよく聞いていた。一泊の素敵なドラマ(5.2)

はじめてよむどうわ(4歳〜) モーリス・センダック絵 松岡享子訳・・・挿絵たっぷりの、何話か収録された童話集。@だけいい。
@**こぐまのくまくん (世界傑作童話シリーズ)・・・とぼけた味のあるくまくんと、お母さんとの物語。くまのぷーさんを読めるようになる前に、こんな素敵なお話があったのか、と。子は思いの他いまいちのようだったけれど、母は好き(4.11)
Aかえってきたおとうさん ・・・くまくんとお父さん(漁師)のお話。これは@ほどじゃないかな(4.11)
Bくまくんのおともだち ・・・くまくんの新しいお友達、夏を川辺で過ごす人間一家の女の子のお話。なんていうことない話(5.0)
Cだいじなとどけもの ・・・1話だけ。おばあちゃんへのキスを動物達が順に届けていく(5.0)
Dおじいちゃんとおばあちゃん ・・・祖父母のうちに行ったくまくん(5.0)

はじめは「や!」 (ひまわりえほんシリーズ) 香山美子文・・・顔見知りになるけれど「友だちじゃない」からお互い知らんぷりのくまときつねが、「や!」と声をかけ合って友だちになる話。同じ作者の「どうぞのいす」となんだか同じ匂いがする(6.5)

長谷川義史の本 ※4歳欄・小学中級欄にもあり
****おへそのあな ・・・お腹の中にいる赤ちゃんが、世界をおへその穴からのぞいている。出産したことのあるお母さんには感涙もので、ずるい本だなあ、と思う。子どもよりお母さん向きかも(5.3)
やまださんちのてんきよほう ・・・一家の機嫌を天気予報仕立てで。大人のほうがくすりと楽しめるかも(5.1)
⇒「てんごくのおとうちゃん」(6歳欄)

はなのみち (えほん・ハートランド) 岡信子・土田義晴・・・小1の教科書にも載っている、とても文字数の少ないお話。登場するのはくまとりすだけ。シンプルイズベストな話(6.7)
■***はなをほじほじ いいきもち (5,6歳〜)・・・鼻をほじる、ということに着目した絵本。期待に反して、思い切りいまいち(4.10)
ぱぱごはん ・・・新しい(1981年生まれ)作者の”新しい”絵本。子どもみたいなパパママ、漫画みたいな絵、あふれる色彩。母はあまり好きじゃないというか、ちょっと毛色の変わった絵本としてぱっと出ただけで、こういうのが普通になる絵本界にはなって欲しくない、という感想(4.11)
パパと10にんのこども ・・・10人の子どもを育てているパパ、一人になりたくて1人舟で海に漕ぎ出し・・・。父親の実感がこもった感じのポップな絵本。子はいまいちのよう。父親のほうが受けそう(5.2)
パパにあいたい ・・・海外にいるパパに会いたい、高いところからならパパを見られるかな、と、男の子がみんなの協力を得ていろんなものをどんどん天まで積んでいく話。パトカーやコックのフライパンまでで、ちょっと迷惑な話・・・(6.4)

馬場のぼるの絵本 ※8歳欄にもあり
おおかみがんばれ (新ユーモア絵本) (5歳〜)・・・肉食をやめたおおかみ兄弟の物語。個性を大事にする、という点ではどうかな?と思う・・・。おおかみが肉食をやめて「善」になる(!?)なんて、無理があるのでは?(3.10)
ぶどう畑のアオさん (5歳〜)・・・ぶどう畑を見つけた馬のアオさんと、他の動物達の話。のんびりほのぼのアオさんキャラが光る。子はまあまあみたい(4.11)
⇒「がまくんかろくん」「11ぴきのねこ」★(3歳欄)

(再)バーバパパシリーズ
■*****おばけのバーバパパ (3歳〜)(4.6)
バーバパパえほん
@バーバパパたびにでる・・・さびしくなったバーバパパが、バーバママを探し求めて旅に出ます。外国から果ては宇宙まで。そしてやっとバーバママに出会い、子どもたちも生まれます(5.0)
Aバーバパパのいえさがし・・・一家で住むには小さすぎた家。新しいおうちを探し、結局は自分達で建ててしまいます(5.0)
□Bバーバパパのはこぶね・・・自然破壊ばかりする人間たちから逃げてきた動物達を連れて、バーバ達、はこぶね宇宙船で他の星に移住。人間達が自然を大事にするようになってやっと戻ってきます(5.0)
Cバーバパパのがっこう・・・Bでは環境問題、Cでは教育問題! バーバ達、楽しく学べ、子ども達が幸せに暮らせる新しい学校づくり(5.0)
Dバーバパパのだいサーカス・・・今回は単純にサーカスと人形劇を子ども達に見せてあげます(5.1)
Eバーバパパのプレゼント・・・クリスマス、バーバズーがサンタさんからもらったのは南の国のいろんな鳥。寒さに弱いので発電に困り果て・・・(5.1)
Fバーバパパのしまづくり・・・自然温存のため、あれこれ働くバーバ一家(5.3)
□Gバーバパパのなつやすみ・・・バーバ一家、夏休みで出かけた島で兄弟喧嘩。戦争を皮肉っているような内容。一家は無事和解(5.3)
□Hバーバパパかせいへいく・・・バーバ一家、火星に(5.3)

バーバラ・クーニー(絵)の絵本 ※6歳欄・小学中級欄にもあり
ピーターのとおいみち (世界の絵本) ・・・5歳になった森に住むピーターが、村の学校まで出かけていく話。原作は1953年らしく、当時の子どもには受けていたのだろうなあ、と。文章は長く、絵は可愛い(5.6)
⇒「どこへいってた?」(2歳欄 マーガレット・ワイズ・ブラウン) 「3びきのこいぬ」(3歳欄) 「おつきさんどうしたの」(4歳欄)

バーバラ・マクリントックの絵本
どろんこのおともだち★ ・・・きれいなお人形をもらった女の子、上品なお人形ごっこなんて流儀じゃないと、代わりに友だちのように小さな熊のぬいぐるみも一緒に遊ぶ。小さな熊はもう本当の友だちのように表情があって、お人形もまた、どろんこになっていくに従い、表情がいきいきしてくる。子も嫌いじゃないようだけれど、母がかなり気に入った!(5.1)
シモンのおとしもの★・・・20C初めのパリの風景の中を、落し物名人のシモンとその姉が歩き回り、その度にシモンは落し物をしていき、その落し物を探せるようになっている。風景の中にいろんな分かる人にはわかるものが描きこまれているようで、「げんきなマドレーヌ」の寄宿舎の女生徒たちとミス・クラベルと犬の一行だけ分かった。子も探しものを楽しんだ。続編「シモンのアメリカ旅行」も楽しみ(5.1)
シモンのアメリカ旅行 ・・・20C初めのアメリカを旅するシモンたち。またもや落し物の名人、シモン! 今回は「タンタンの冒険旅行」のタンタンだけ分かった(5.1)
ダニエルのふしぎな絵 ・・・写真家の父親と、想像の羽を膨らまして絵を描く少女のお話。6歳以降向きかも(5.3)
(↓絵のみバーバラ・マクリントック)
****ないしょのおともだち ・・・同じ家に住む女の子とねずみの友情物語。人とネズミが同じ速度で成長したりして、現実的ではなさすぎるのだけれど、素敵なお話。子どもの代まで話が続く。「おじいちゃんならできる」(4歳欄)を髣髴とさせる(5.3) ※続編ないしょのかくれんぼ (「この話、なんか知ってる」と娘。記憶にあるのかも? 8.3)
「たったひとつのねがいごと」(5.6)

浜田桂子の絵本
あげます。 (こどもえほんランド) ・・・妹が生まれて構ってもらえなくなった男の子、子猫みたいに「あげます」とチラシ。けれどだんだん妹が可愛くなっていく過程が絵で描かれていて、可愛い。「おとうとバーゲンします」にちょっと似ている。子どもより大人が好きかも(8.3)

ハムスターのハモ(4歳〜)
ハムスターのハモ (日本傑作絵本シリーズ)★★★・・・ハムスターがケージを抜け出して隙間を探索。そうそう、家の中の隙間ってこんな感じ!と笑える。ハムスターは飼い主が大事にしていたのに無くしてしまったロボットを洗濯機の後ろに見つけ出す。けれどロボットは壊れていて動かない。そこで・・・。優しくて素敵な、冒険もあるお話。子も好きで、毎晩持ってくる(5.3)
ハモのクリスマス―ハムスターがみつけたたからもののおはなし (日本傑作絵本シリーズ) ・・・クリスマスバージョン。前作が大好きでこれもすごく期待していたけれど、期待外れだったみたい。確かに前作ほどの魅力はない(5.3)

ハルとカミナリ ・・・カミナリの村に招待された女の子、ハルのお話。素人のための賞の大賞作品のようで、絵は可愛いけれどストーリーはいまいちなような・・・(5.6)

はろるど(4歳〜) クロケット・ジョンソン 岸田衿子訳
はろるどのふしぎなぼうけん (ミセスこどもの本) ・・・はろるどという男の子が紫のクレヨンでただ壁に絵を描いていくという話なのだけれど、とてもよくできていて、母のほうが不思議な冒険に同行したような不思議な感覚をもった。遠近法を旅するみたいな。子にはまだまだそこのところは伝わらないようで、「この子お母さんに叱られるな」という現実的な感想。けれどなにか惹かれるみたい(4.11) 他シリーズも同じ手法で面白い。
はろるどとむらさきのくれよん(4.11) 「はろるどまほうのくにへ」(絶版 4.11)

ハンス・ウィルヘルムの絵本
****ずーっと ずっと だいすきだよ (児童図書館・絵本の部屋) ・・・ずっと一緒だったぼくの犬、年老いて死んでしまう。みんな悲しがっているけれど、ぼくは毎晩「ずっと大好きだよ」と伝えておいたから少しまし。これからなにを飼っても「ずっと大好きだよ」と毎日伝えるんだ、という内容。子どもに受けるタイプじゃなく、一部のお母さんに受けるタイプかな?(5.6)
そんなのずるいよ!タイローン (評論社の児童図書館・絵本の部屋) ・・・恐竜たちの楽しい運動会が、ずるくて悪い意地悪なタイローンのせいで台無しに。けれど自業自得でひどい目に遭う。いまいちで、下記「タイローンなんかこわくない」のほうがお勧め(5.6)
タイローンなんかこわくない (児童図書館・絵本の部屋) ・・・世界初のいじめっこ、恐竜タイローンのお話。いじめられて、なんとかやっつけたいといろいろ試すけれどダメで、けれど最後にいい方法でぎゃふんといわせる。なかなか楽しい(5.6)
ぼくたち また なかよしさ! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・小学生かなと思われるお兄ちゃんの物語。「ソフィーはとってもおこったの!」(上記)の男の子版のような話で、「ソフィー〜」を読んだ後だけにちょっと印象が薄い。「ソフィー〜」がそれだけ良かったから(5.6)

ハンダ(小学初級)
**ハンダのびっくりプレゼント ・・・アフリカ。友だちにと、フルーツを色々入れたかごを頭にのせて歩くハンダ。けれどひとつずつ気づかないうちに動物達にとられていき・・・。短い中に面白さの詰まった1冊。ただ、ハンダ、重さで分かるだろうに・・・(5.2)
■「ハンダのめんどりさがし」(5.3)

パンツがだいすき(3歳〜) 中川ひろたか訳・・・パンツをねたにふざけているだけのシリーズのような(5.9)
うちゅうじんは パンツが だいすき (講談社の翻訳絵本)
「きょうりゅうはパンツがだいすき」「サンタクロースもパンツがだいすき」

ハンナのあたらしいふく (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) (4歳〜) 小風さち訳 絶版・・・ユダヤ教のサバスの日(休息日)用に真っ白い服を作ってもらった女の子のお話。ちょっと「ななつの星」っぽい物語で、宗教色がやや強い、美しいお話。けれど親近感の持てる仕上がり。子もそれなりに好きみたい(4.11)
■*****番ねずみのヤカちゃん (世界傑作童話シリーズ) ★★★(4歳〜) 松岡享子訳・・・4、5歳への読み聞かせにぴったりな童話。やかまし屋の「やか」ちゃんが、番犬ならぬ番ねずみになるまで。子ははらはらどきどき楽しかったようで、夢中で聞いていた。何度ももってきて「やかちゃんねずみの本」と呼んでいる(5.2)(5.5)

東君平(文)の本 ※小学中級欄にもあり
□*すき ときどき きらい (童3歳〜) 和歌山静子絵 兄弟もの・・・小学生のお兄ちゃんの、弟への気持ち。古き良き絵本の感じ(5.10)
ちびねこミッシェル (絵本・ちいさななかまたち) (童3歳〜)絶版・・・拾ったものの、飼ってはダメと言われたチビ猫を見守る「ぼく」の話。まあまあみたい(4.8)
⇒「くろねこかあさん」「だれとだれかとおもったら」「びりびり」(2歳欄) ⇒「どれみふぁけろけろ」(6歳欄) 

ぴーかーぶー! ・・・化物の住む森の古い大きな空家に越してきた男の子。森の化物たちが「ぴーかーぶー!」と怖がらせにやってきても平気。なぜって・・・。子も楽しんでいた(6.2)

ピーター・スピアーの絵本
ああ、たいくつだ! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・退屈だと言い合う兄弟に、両親はなにかしなさい!と外に放り出す。兄弟二人は「なにか」を始める・・・。大好きだった、同作者「雨、あめ」(⇒3歳欄)の大きい子版という感じ。中学生くらいにいいかも(5.9)
■*きっと みんな よろこぶよ! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・兄弟で留守番中、家の塗り替えを始める3人。豪快で楽しそう、けれどそれはそれはおぞましい有様に・・・。子も「ぎゃ〜」と言っていた(4.6)
□**サーカス! (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本)(4歳〜)・・・何台ものトレーラーで移動するサーカス団。そこには獣医や八百屋なんかもいる。テントを張り、練習をする。いろんな国の出演者たちの紹介。猛獣もいる。客が入り、テントを解体して去っていく。そんなサーカス団のこと。サーカスの全てが詰まっているような秀作。でも日本の幼児にはわかり難いかも。小学中級以降くらいにいいかも(6.0)
⇒「雨、あめ」(3歳欄) ⇒「はやい・おそい たかい・ひくい はんたいのほん」(4歳欄)
⇒「せかいのひとびと」(8歳・科学知識欄) 「ノアのはこ船」

ひとまねこざるシリーズ 全6冊(4,5歳〜) H.A.レイ・・・古めかしいシリーズ。訳も相当古くて、内容もクラシカル。長さや古い言葉使いなどは小学生向きでありながら、内容は園児向きというアンバランスさもクラシカル。現代版の「おさるのジョージ」(上記)のほうがお勧めかも。
@****ひとまねこざる (岩波の子どもの本)  Aじてんしゃにのるひとまねこざる  Bろけっとこざる
Cひとまねこざるときいろいぼうし  Dたこをあげるひとまねこざる Eひとまねこざるびょういんへいく(5.4)

ひみつのかくればしょ (新訳えほん9) (4〜7歳) 絶版・・・ずっと一番小さな子として過保護にされてきたかばが、秘密の隠れ場所を見つけて大事にする。過保護な親へのメッセージかな? 子はいまいちのよう(5.2)
■*ひみつのカレーライス ・・・カレーを食べていると中から種が。植えてみると、本当に「カレーライスの木」が生えてきて・・・。両親が着物を着ていたりする感じが、母はなんとなく楽しかったけれど、子はまあまあみたい(4.9)

100%ORANGE(及川賢治・竹内繭子)の本
おふろのおふろうくん (学研おはなし絵本) ・・・お風呂絵本。ちょっとわけ分からん系でなかなか楽しい。妙にお風呂に入りたくなる(6.3)
よしおくんがぎゅうにゅうをこぼしてしまったおはなし (レインボーえほん)★・・・牛乳瓶を倒してしまい、牛乳をこぼしてしまったよしおくんの話。こぼれた牛乳はどんどんあふれ、ミルクの海みたいになってしまう。舟に乗った釣り人が狙うのは・・・。精神錯乱の幻覚のような、不思議な話(5.8)

ふしぎなトイレくん ★絶版・・・レトロな絵(1990年作品)。潔癖すぎるおばさんと暮らす少年が、ひいおじいさんの倉庫から見つけた魔法の薬。けれどおばさんが全部トイレに流してしまい、トイレは動き出して少年の友だちに。なんでもバリバリ食べてしまい、おばさんも。けれど薬の効き目が切れてきて・・・。なんだか大人には切ないような、さびしい少年の物語だった。作者はよほどさびしい少年時代を過ごしたのかと・・・。ストーリー自体は楽しくて、子も妙に好き。何度も持ってきた(5.4)
ふしぎな まちのかおさがし (えほんのぼうけん25) ・・・町にあるいろんな「顔」(穴が目に見えるマンホール蓋とか)を探しに行く話。こういうのは子どもは好きだろう」(6.4)
ふたごのかぽとゆぽ (絵本・いつでもいっしょ) (5歳〜)・・・双子のかぽとゆぽ、けんかをして別々の道を行く。それが上の道と下の(地下)道で、絵の中で二人が上下で一緒に歩いている。ハプニングも上下でリンク。何度か見た手法なので、いまいちだったけれど、二人の関係は微笑ましい。作者も双子だそうです。自分で読むほうが楽しいかも(4.8)
ふたごのもうふ ・・・ずっと一緒に寝ていた双子が別々の毛布、別々のベッドで初めて眠る話。作者も双子(韓国)らしくて、読み手も双子のほうがいいかも(6.3)

ぶたぬきくんの絵本シリーズ(3歳〜) 斉藤洋・森田みちよ・・・たぬきの修行を受けて、半分だけ変身できるようになったブタ、ぶたぬきくんとたぬき師匠の楽しくてかわいいお話。少々漫画チックで、自分で文字を読めるようになってから自分で勝手に読んで欲しいようなシリーズ。けれど好きなので全部読みました(5.9)
@ぶたぬきくんもりへいく Aぶたぬきくんまちへいく Bぶたぬきくんうみへいく Cぶたぬきくんしまへいく Dぶたぬきくんほっきょくへいく
お仕事編 @ぶたぬきくん おまわりさんになっちゃった Aぶたぬきくん ナースになっちゃった

ふたりはなかよしシリーズ 角野栄子訳・・・女の子と、ベビーシッターの大ねずみ(女の子よりずっと大きい)、ねずおじさんのお話。センスのいいお母さんが子どものために作ったような印象。地味目な話なのだけれど、@以外はなんとなく記憶に残って、あの話は何の絵本だったろう、と思い出しそうな感じ(5.4)
@ふたりはなかよし ・・・これはなんていうことのない地味なお話。
Aふたりはクリスマスで(クリスマス、もみの木とサンタ編) Bふたりでブランコ(冬のブランコとねずおじさんのマフラー編) Cふたりでおえかき(イースター編) Dふたりでおかいもの(靴から変なものが・・・編)

フランク・アッシュのクマくんシリーズ
かじってみたいな、お月さま (児童図書館・絵本の部屋)
クマくんのひっこし (評論社の児童図書館・絵本の部屋) ・・・引越しするくまくんと、去っていく思い出の部屋。引越しする子にぴったりな感じだけれど、家に地下があったりと日本ではちょっと・・・(6.3)
どこへいったの、お月さま (児童図書館・絵本の部屋) ・・・みんなでかくれんぼ。隠れてしまった月もみんなで探す(6.3)
ぼく、お月さまとはなしたよ (児童図書館・絵本の部屋) ・・・やまびこを知ってから読んだほうが楽しそう。娘にはまだちんぷんかんぷんらしい(2.9) ⇒分かるようになっていた(6.3)
「クマくんのやくそく」「あっちへいってよ、かげぼうし」「あれ、お空がもえてるよ」

古田足日の本・・・絵本に近い童話ではなく、立派な「童話」の様相 ※8歳欄他にもあり
******おしいれのぼうけん (絵本ぼくたちこどもだ 1) (童3歳〜) 田畑精一絵・・・保育園の5歳児くらいの物語。言うことを聞かないと入れられる、保育園の押入れ。そこに入れられた二人の男の子の、なんというんだろう、友情と意地とプライド。それが幻想的に描かれている。こういうしつけは今では少数派だと思うし、ちょっと時代に合っていないかも(4.9) ⇒大勢で読み聞かせてもらって、楽しかったらしい。これは幼稚園とかでの読み聞かせに向いているかも(5.9)
■***ロボット・カミイ ★(4歳〜) 堀内誠一絵・・・1970年作。古いです。文章、登場人物の名前、家電、読者への良心、どれをとってもレトロ。けれどこれからもずっと生き残っていて欲しいと思わされます。ダンボールの紙で作ったから名前は"カミイ"。そのロボットが動き出します。力は強いけれど子どもっぽくて泣き虫。そんなカミイに、作った二人は両親のように振り回されます。そして・・・。とても長くて、いっきに読むのは苦しすぎる。何章かずつ読みました。絵のない文字だけのページが多いけれど、子も聞き入って、涙ぐむ場面も。幼稚園年長さんの物語みたいで、卒園までは楽しめそうです。4歳ではイラストの無いページが多いのが不満みたい(4.3)
⇒「ダンプえんちょうやっつけた」(6歳欄)

ペギー・ラスマンの絵本 ※6歳欄にもあり
あと10ぷんでねるじかん ・・・寝る前10分間の遊びツアーにやってくるハムスターたち。面白さが全く分からなかった(5.10)
「たいへんたいへん、あかちゃん、まって!」(4.11)
⇒「おやすみゴリラくん」(3歳欄)

**ベーコンわすれちゃだめよ! (ハッチンスの絵本) (5,6歳〜)・・・お母さんに買い物を頼まれた男の子、復唱するうちに買うものが変わっていき・・・。漫画っぽくシンプルで楽しい絵本なのだろうけれど、品物が変わっていくのも英語なら楽しいのだろうけれど、日本語では唐突で、いまいち(全くかも)伝わらない・・・(5.1)

ベス(エリザベス)とエド(エドワード) フランツ(夫・文)&アリキ(妻・絵)・ブランデンバーグ(ブランデンベルク)
あたしもびょうきになりたいな! ・・・弟が病気になって、みんな弟にかかりきり。なのに私(猫)はいつものように自分でいろいろやり、学校に行き、宿題もして・・・。病気になりたいと思っていたら、本当になってしまって、今度は元気な弟がうらやましい。姉弟関係も素敵な絵本。子もけっこう好きみたい(4.11)
「おばあちゃんのたんじょうび」(4.11) 「きょうはおやすみだよ」 「どろぼうだどろぼうよ」(4.11)

ペンギンさんホリー・ダンパー・・・男の子がプレゼントにもらったペンギン。なんとか喋ってもらおうとするけれどペンギンはしゃべらない。そこにライオンが通りかかり・・・。短い文章の、唐突な展開が楽しい絵本。母は面白かった。子はまあまあみたい(5.6)
ペンギンスモールくん 絶版 ミック・インクペン 角野栄子訳・・・仲間はみんな泳いで大移動。けれどスモール君は泳げなくて、他の手段で仲間を追っていく。ちょっとした仕掛け絵本になっていて、それがなかなか物語を盛り上げる、かな(5.8)

ベンジーシリーズ マーガレット・ブロイ・グレアム・・・犬のベンジーの物語。犬好きによる犬好きのためのシリーズ絵本、という感じ。でもうちの犬好きにはそうでもない(5.3)
ベンジーのふねのたび (世界傑作絵本シリーズ・アメリカの絵本) (4歳〜) 渡辺茂男訳 1977年作品
他(渡辺鉄太訳):ベンジーとおうむのティリー1971年 ベンジーとはずかしがりやのフィフィ1988年 ベンジーのいぬごや1973年

ベンジーのもうふ ドロシー・マリノ絵・・・1962年作品? ぼろぼろの毛布を手離せなかった男の子、ベンジーのお話。淡々と地味に物語は進むけれど、娘はベンジーの成長を読み取って、ちゃんと解読していた。6歳近くともなると読解力がでてくるんだなあ、と(5.10)
へんてこサーカス ★・・・目の錯覚を利用したいろいろをサーカス仕立てで。白と黒だけの、光沢など使った絵で、雰囲気がある。子は大好き(6.0)
ぼうし ジャン・ブレット・・・絵は文句なくきれい。女の子と女の子が干した冬物の衣類と森の動物達の物語が各ページで同時進行していって、絵だけでも楽しめる。けれど文がちょっと残念な出来のような・・・。ハリネズミや他の動物達の性格をもうちょっと変えてもっと楽しいお話にできたような気がする。子もまあまあみたい(4.11)
ぼうしのすきなこぶた ・・・帽子が大好きで、いくつも持っている子豚。キリンやワニやサルに取り上げられるけれど、勇気を出して取り返す。けれどある時会ったのは、寒がっている小さなひとりぼっちのネズミ。今までで一番の勇気を出して、温かい帽子をネズミにプレゼントする、というお話。絵がちょっとコミカル?(6.5)
ぼくがきょうりゅうだったとき (こどもえほんランド)(2〜5歳) 松岡達英・・・おじいちゃんから送られてきた恐竜パジャマを着た僕は、公園で恐竜たちに誘われて、恐竜の世界に・・・。恐竜好き少年にはたまらなそうなお話(6.0)
ぼくがすきで、ママがきらいなのは… ・・・題字どおりの事柄の挙列。母と子で「うんうん」と納得しながら読んだ。5,6歳で読むのが楽しそう(4.8)
□*ぼくと おおはしくん (講談社の創作絵本)★・・・1つ年上のおおはし君との夏休み。なんでもない話なのに、少年の夏ぶりに母はきゅんとした。子も好きみたい。特におおはしくんがかっこいいらしく、片腕で阻止するシーンには「かっこい〜!」(5.8)
ぼくのうちはどうぶつえん ・・・家のいたるところに動物がいるっていう夢をみる。いまいちのような・・・(5.11)
ぼくのたからもの カタリーナ・ヴァルクス・・・「リゼッテシリーズ」と同じアヒル系かな?と思われるキャラクターのお話。男の子の宝物は、少しずつ違う地味なカラス貝。でも「ぱっとしない」と言われて、もっと素敵な貝を探してみる。見つけ出したのは、実はヤドカリで・・・(6.0)
ぼくはいぬのプーシュキン ・・・若夫婦と、犬のプーシュキン。その夫婦に赤ちゃんが誕生する。それがプーシュキンの側から語られている。兄弟が生まれたお兄ちゃんの気持ち、とか深読みする人もいるけれど、クールでスマートで人情味があって、単純に犬の本として読んだほうが素敵に思える。子はまあまあみたい(4.6)
ぼくはオニじゃない! (絵本・ともだちあつまれ) 福田岩緒・・・幼稚園の歯の検診で見つかった「鬼歯」を抜く男の子の話。歯医者さんもの(5.7)
ぼくもおにいちゃんになりたいな リンドグレーン イロン・ヴィークランド・・・お兄ちゃんになりたいと思ったものの、実際妹が生まれると葛藤し、でも今ではやっぱり妹がいてよかった、と思う男の子のお話。一人っ子の母としては胸が痛いくらい素敵な絵本。理想的な家庭の全てが集約されたような(5.10) 続編「わたしもがっこうにいきたいな」(妹が5歳になり、お兄ちゃんに学校に連れて行ってもらう 6.6)
□**ポケットのないカンガルー (5,6歳〜) H.A.レイ絵・・・ポケットのないカンガルー、赤ちゃんをだっこするのも難しくて。そこでいろんな動物にだっこのハウツーを聞かせてもらい、最後には無事解決。まあまあみたい(5.11)
ボサいぬくんのかゆーいいちにち きむらゆういち訳・・・背中が痒くてたまらない、けれどシャンプーはご免のボサ犬くん、みんなに背中をかいてもらいに行く。牧場、カフェ、美容院に・・・。そして美容院で結局シャンプーをつけたブラシで掻いてもらって、すっきり。皆が「○○してくれたら掻いてあげる」と言うところが、母としては好きじゃない。読んでいてストレスになった(6.4)

穂高順也(文)の絵本 ※4歳欄にもあり
とうさんとうさんいかがなものか? 西村敏雄絵・・・3軒並んだ商店、それぞれの大事な息子のような商品が、花屋の娘を嫁に欲しいと・・・。いまいち分からなかったかな?(5.4)
なきんぼあかちゃん★★ よしまゆかり絵・・・泣きすぎてぴょーんと飛んでいってしまった赤ちゃんを、お母さんが探しにいく。動物や魔女たちに聞きながら・・・。独特の色使いの絵で、魅力的。子は久々にこれを母と演じて味わっていた。最初は母がお母さん役、他を子が演じ、次は子が自らお母さん役に回り・・・(6.0)
□**ヤドカシ不動産 (講談社の創作絵本) ・・・ヤドカシ不動産の仕事ぶりが客人別で紹介されている。なかなか楽しい。子にはまだ少し分かりにくかったみたい(4.9)
⇒「劇団どうぶつ座」(8歳欄)

ホネホネさんシリーズ(3歳〜) にしむらあつこ 「こどものとも年中向き」の人気シリーズ・・・絵は好きみたい。ストーリーは4,5歳のほうが好きかも。シリーズを4歳くらいで読んでみたい(3.0)⇒ 可愛いくて、いろんなエピソードがあって、母のほうがはまった。小学生とかでも好きそう。子はそこまで好きでもなさそうで、また5,6歳でも読んでみたい(4.1)(5.3)
@ゆうびんやさんのホネホネさん(こどものとも絵本) ・・・ホネホネさん登場。他にもガールフレンドのホネコさん、洋服屋のニョロコさん、子沢山のブタヤマさん、渋い和のナマズさん達も。夏休みの巻。
Aゆきのひのホネホネさん・・・冬、スキーで配達の巻
Bはるかぜのホネホネさん・・・春の巻
Cあきいろのホネホネさん・・・秋、ホネホネさん結婚の巻。子どもも二人誕生。これが一番絵本としての質も高いように思う。
絵本化されていませんが ⇒Dホネホネさんのなつまつり Eホネホネさんのおしょうがつ

□*ボビーとそらいろのヨット―カエデのもりのものがたり (3歳〜) 渡辺茂男絵・・・もともとシリーズの1冊だったのかも? カワウソの男の子ボビーが、お店で見つけた空色のヨット。素敵な何かと交換します、とあって、ボビーは交換できるものを探す。木の葉とかは断られたりして、「対価」を学ぶのにはいいのかな?(5.7)

ホリー・ケラーの絵本
ジェラルディンのきょうからおねえちゃん ・・・お姉さんになった子豚のジェラルディンの、淡々とした絵本(6.5) ※続編「ジェラルディンとおとうとティリー」もあり
ファルファリーナとマルセル (大型絵本) ・・・芋虫のファルファリーナとひなのマルセルは大の仲良し。ある日ファルファリーナが木に登って降りてこなくなり・・・日々が過ぎて、二人はお互い(方や蝶、方や鳥)を見つけることができるか・・・?という内容。アイデアがいいのに内容はちょっと単純で残念(5.4)
ママとパパをさがしにいくの 末吉暁子訳・・・虎の養子になっている豹の子のお話。ある日、豹の仲間たち、本当の家族を探しに出て行く。そして豹の仲間たちを見つけ、受け入れられるけれど、家に帰っていく。見た目は明らかに豹たちといるときの方が違和感がない。けれど、そんなことじゃないと気づいて家に帰る、虎の間で明らかに異種の豹の子ホラスがとてもいい。肌の色の違う人々の住むアメリカだから生まれる絵本かもと思えた(6.4) 続編「かいじゅうなんかこわくない」(6.4)
⇒「いちばんすてきなプレゼント」(8歳欄)

ポール・ガルドンの絵本 ※4歳欄・6歳欄にもあり
三びきのこぶた ・・・正統派。絵は可愛い(5.8)
ふくろのなかにはなにがある? ・・・強欲キツネと人々との攻防が楽しいお話。まあまあみたい(5.1)
□*めんどりペニー (5歳〜) 谷川俊太郎訳・・・原文では言葉がリズムカルで楽しいのだと思う。日本語訳ではどうも伝わらない(5.11)
(絵のみポール・ガルドン↓)
ゆっくりおじいちゃんとぼく (アメリカ創作絵本シリーズ 4)(3歳〜) 絶版・佑学社・・・おじいちゃんとぼくは、ゆっくりゆっくり。周りは皆急ぐけど、おじいちゃんとぼくはゆっくりゆっくり、という絵本(5.11)
⇒「まちのねずみといなかのねずみ」(上記・イソップ) 
ポール・ガルドン昔話シリーズ(倒産した佑学社刊で絶版ですが参考までに) @ブレーメンのおんがくたい(6歳欄) Aおばあさんとこぶた Bジャックはいえをたてたとさ(マザーグース) Cまちのねずみといなかのねずみ Dトロットおばさんとねこ E三つのねがい Fこんどはうまくいくさ Gハバードばあさんといぬ(マザーグースより) Hうさぎとかめ(イソップ)

ほんが すき!(小学初中級)・・・熊の男の子、テレビが壊れてご機嫌斜め。でもお母さんに本を読んでもらって、本のほうが好きになる。子熊のわがままぶりといい、コンセントが抜けていることになかなか誰も(電気屋も)気づかないところといい、いまいちに思う(6.0)
まいごのフォクシー (大型絵本) (5歳〜)・・・迷子になった犬のフォクシーが元の飼い主に無事出会えるまで。動物ミニ劇団みたいなとこに拾われて初めて出演したときに客席に元の主人がいて。主人公が犬の絵本だけれど、大人向けの本でもありそうな内容なのが、さすが5歳〜向け(5.3)
まいごのまめのつる (こどものとも絵本) 織茂恭子絵・・・長く伸びた豆のつると、それを育てた料理下手、菜園上手なおばさんと、菜園下手、料理上手なおばさんの話。なんというかありがちな話と文と絵で、お勧めされるほどでもない。子もまあまあみたい(4.11)

マグリーリさんとウサギ G.ブライアン・カラス絵 石津ちひろ訳
むしゃ!むしゃ!むしゃ!―マグリーリさんとはらぺこウサギ ・・・庭に念願の菜園を作ったマグリーリさんと、それを狙うウサギとの攻防。菜園を最後には要塞のようにするけれど、上をいくウサギ。面白くて、子もどうすればウサギに食べられないですむかアイデアを出しながら読んだ(5.1)
こそこそこそっ、かくれよう!―マグリーリさんとさむがりウサギ ・・・一応続編のようだけれど、絵もちょっと変わって、別の話みたい。冬、マグリーリさんの家に住みたい寒がりウサギと、それを阻止したいマグリーリさんとの攻防。まあまあみたい(5.2)

マジシャン ミロの ふしぎな ぼうし (講談社の翻訳絵本) ・・・マジシャンとクマのお話。しゃれた感じ? 海外の評価は高いとのことだけれど、そんなにいいと思えず・・・(4.5)
まじょのおいもパーティー (童4,5歳〜) 大友康夫絵・・・年長さんの芋ほりの話。半分よこせとメモを残す魔女の正体は? まあまあ面白かったみたい。年長さんにぴったりかな?(5.0)

松野正子の本 ※小学中級欄にもあり
こぎつねコンとこだぬきポン (童心社の絵本 2)(童3歳〜)・・・隣山に住むこぎつねコンとこだぬきポン。両親のきつねはたぬきが大嫌い。たぬきはきつねが大嫌い。子ども達がお互い遭遇したことを知り、「あの油断ならない」たぬき(きつね)からなにか危険な目に遭わされないようにと、それぞれに化ける稽古をつける。けれど子ども達はお互いが気になり、ある日、ひょんなことからお互いに化けたコンとポンが入れ替わって家に戻ることに・・・。可愛い、ほのぼのしたお話。親が子に読んで欲しいと思うような物語(5.8)
**ふしぎなたけのこ (こどものとも傑作集 30) (こ4歳〜) 瀬川康男絵・・・にょきにょき伸びて、海までの道を教えるたけのこの話(5.4)
⇒「こぎつねキッコ」(上記) ⇒「りょうちゃんとさとちゃんのおはなし」(下記)
⇒「こうさぎけんた(絵本)」(4歳欄) ⇒「がらくたひめ」(6歳欄)

マーティン・ワッデル(文)の絵本
はたらきもののあひるどん (児童図書館・絵本の部屋) (小学初級〜) ヘレン・オクセンバリー絵・・・のらくらな農夫と、働き者のあひるどんのお話。農夫を追い出すまでの、農場の短めのお話(5.11)
みどりののはらであそぼうよ (児童図書館・絵本の部屋) マーティン・ワッデル文・・・ぼくと姉と、飼い犬が見つけた子うさぎ。飼い犬は年取って死んでしまい、新しく子犬がやってきて、その子犬も成犬になり、二人と二匹、野原で遊ぶ。短い中にいろんなものがつまった素敵な絵本。子も好きみたい(4.11)
⇒「ちいくまくんシリーズ」(3歳欄)

まほうつかいのでし―ゲーテのバラードによる (日本傑作絵本シリーズ) (こ4歳〜)・・・魔法使いの弟子が先生の留守中にほうきに魔法をかけ、水をくんでこさせるのだけれど、止める魔法を覚えていない。そのうち屋敷中に水があふれ・・・。まあまあみたい。似た話の「まほうのなべ」(4歳 ポール・ガルドン欄)は大好きだったけれど(4.8)
まほうよりもすごいもの (新しいえほん) さえぐさひろこ・・・魔女のジョジョさん、最近では自分ですることが好きで、魔法は使わない。友達の小熊(力が弱い)、うさぎ(恥ずかしがり)、ふくろう(怖がりで飛べない)にも魔法は使わずに、自分で頑張る呪文を教えるだけ。ある日そのジョジョさんが病気で苦しんでいて、治る薬の材料をとりに山に出かけた3匹は・・・。ありがちで、アニメなどでよく見るような話。けれど子は好きみたい(5.0)

マリー・ホール・エッツの絵本 ※8歳欄にもあり
ジルベルトとかぜ ・・・男の子が風のことを語っている。いきいきと、生きているもののように語っていて、その風景が目に浮かぶ。上質で、大人の方が好きかも(5.9)
■**モーモーまきばのおきゃくさま (世界の新しい絵本) (偕3,4歳〜)(3〜7歳)・・・まだちょっと難しい(3.7) ⇒まあまあみたい(5.3)
⇒「もりのなか」(2歳欄) ⇒「わたしとあそんで」(3歳欄)

マリールイズシリーズ 絶版(佑学社)・・・マングースの女の子、マリールイズのお話。5歳半くらいからの女の子にぴったりな内容かな。古いけれど、全く古さを感じない素敵な絵本。
@マリールイズとクリストフ・・・けんかをしながらも仲のいい蛇のクリストフとマリールイズ(5.1)
Aマリールイズ、きょうはごきげん! (アメリカ創作絵本シリーズ) ・・・ベビーシッターに行くマリールイズと、5匹のちび・ふくろねずみのお話。お母さんのほうが共感できるかも(5.0)
Bマリールイズ、ママきらい・・・1977年作品。叱られて家出し、新しいママパパを探しに行くマリールイズのお話。これは娘が共感できるみたい(5.0)
※Bは訳者も変わって他出版社から刊行⇒マリールイズいえでする(「ママきらい」のほうがいい出来かな)

みずまき (講談社の創作絵本Best Selection) 木葉井悦子・・・女の子が庭で水撒き。絵が圧巻。おちがいっぱいある絵本で、面白かったみたい(4.10)
みつけたものとさわったもの (5歳〜) ウィル&ニコラス・・・二匹の犬が見つけた骨を、どちらのものか聞いてまわる話。学生時代、和訳のテキストに使われていたのはこれだった、と母には再会の驚き。子にはいまいちみたい(5.5)
みどりの目 ・・・「みどりの目」という名の猫の独白。文学的でいて可愛くて、なんだかいい。余韻もいい。1954年コルデット賞銀賞。子は普通みたいで、大人が好きな感じかな(5.2)
ミトン ・・・「チェブラーシカ」などで日本でも知られるようになった、有名なロシアのアニメ作家の作品。これも元々1967年ごろのアニメ作品だったらしい。子犬を飼いたい女の子が、ミトンを子犬に見立てているうちに、本当にミトンが子犬になって、という可愛いお話(5.0)
ミミーのみみ (フレーベルのえほん 4) 絶版・・・古い! 嘘ばかりついて、その度に耳が伸びるウサギの話。今の時代に読むと、他の動物達の対応がいじめのように見えるし、受けないこと請け合い。なんでお勧めしたか疑問(5.0)

みやこしあきこの絵本
のはらのおへや (ポプラ社の絵本) (小学初級〜)・・・引っ越してきた女の子の本。隣の家の女の子と仲よくなれるかな? 一人で遊んでいるうち、2軒の間にある野原の茂みの中の空間を見つけて・・・。大人びた雰囲気の絵。けれど子どもは年長さんから小学低学年くらい(6.7)
ピアノはっぴょうかい ・・・これも大人びた雰囲気だけれど、内容は年長から小学低学年くらい。ピアノ発表会の日、順番待ちをして緊張していると、ネズミの発表会にお呼ばれして・・・(6.10)
もりのおくのおちゃかいへ(4歳〜)・・・お父さんを追って森を行くと、間違えて動物達のお茶会へ。そこで温かく迎えられる。絵の雰囲気で女性に人気な感じかな。子ども向きとしては、話自体は素人が丁寧に作ったような感じ。子はまあまあみたい(4.7)

ミラ・ギンズバーグ(文)の絵本
■*あめのひきのこは…… (新訳えほん 25) (4歳〜) ステーエフ原作 ホセ・アルエーゴ&エーリアン・デューイ絵・・・「てぶくろ」のきのこ版のようなお話。けれど「てぶくろ」よりかなり低俗な出来にしあがっているように思う。お勧めされるほどでも・・・(6.1)
そらにかえれたおひさま ホセ・アルエーゴ&エーリアン・デューイ絵 さくまゆみこ訳・・・3日間も顔を出さないお日様を探しに、ひよこたちが旅をする話。山に登り、雲に乗り、月にわたって、お日様の住まいへ。スロバニア地方の民話をもとにしているらしい(6.4)
ねえ、キティおしえてよ (世界こども図書館A) ロジャー・デュボアザン絵・・・民話の再話らしいけれど、民話という感じではない。おんどりとあひるがどこが一番居心地のいい場所かをみんなに聞いて回り、結局はみんなそれぞれの好きな場所で眠る、昼寝前にぴったりな感じのお話。「がちょうのペチューニア」などのロジャー・デュボアザンの絵が世界を作り上げている(6.5)
ねんどぼうや ・・・これは面白い! 老夫婦が粘土で作った坊やは「おなかがすいた」とどんどんいろんなものを食べ尽くしていく。家中の食べ物、家畜、そして老夫婦、村人たちもみんな・・・。時々ある話だけれど、絵と相まってかなり怖い! 怖くて面白い。そして賢い子ヤギがぼうやのお腹をひと突きして、めでたしめでたし。次々飲み込んでいくねんどぼうやが何かを示唆しているようでもあり、大人にも十分に読み応えがある(6.4)
みんなおやすみ―アルメニアの子守歌より ポール・ゼリンスキー絵・・・上質の子守歌、という感じの絵本に、上質な絵と相まって出来上がっている(6.5)
「ヒヨコ、ようこそ!」「「ヒツジがこおりですべったとさ」
⇒「おひさまはよるどこへいくの」(ホセ・アルエーゴ&エーリアン・デューイ絵 3歳欄) ⇒「ひよことあひるのこ」(ホセ・アルエーゴ&エーリアン・デューイ絵 4歳欄)

むしばいっかのおひっこし (講談社の創作絵本) ★・・・虫歯菌一家、今まで暮らしよかったのに、ハミガキを始めた宿主の歯からお引越し。不動産から勧められたのは、甘いもの大好きで歯みがきしない女の子の歯・・・。あなたの歯は大丈夫ですか? コミカルで可愛くて、しかも歯みがきしなきゃあと思わせる秀作(5.0)
■*むしプロ ★・・・カブトムシ集団VS.クワガタムシ集団。語り口もプロレス調。格闘好きの男の子向けかと思いきや、うちの女の子にも面白かったみたい。どっちが勝つか予測しつつ読み、途中のどんでん返しには二人で息を呑み・・・楽しかった(4.9)
めでたしめでたしからはじまる絵本 ・・・「めでたしめでたし、お姫様と王子様は結婚して幸せに暮らしました」から始まって、どうしてそうなったかを逆にたどる、短い絵本。子はその作りをなかなか喜んでいた(5.8)
めんどりのルイーズ ・・・めんどりのルイーズが人家に入りこみ、いろんな誤解をしながら気に入る短いお話。猫を牛、植木を椅子と誤解したりして、楽しい(6.5)
もうひとりのアドロ (講談社の創作絵本) ・・・いつも弟の世話をしているうさぎのアドロ。ある日弟を森に置いたまま遊びに行ってしまう。急いで戻るとそこには、もうひとりのアドロと遊ぶ弟がいて、もうひとりのアドロはぼくがアドロだと言い張って・・・。SF小説でありがちな物語がうまく絵本に作られていて、なかなか不思議な面白い絵本(5.7)
もっとおおきな たいほうを (こどものとも絵本)★(3歳〜) ・・・大砲好きな王様、川向こうのキツネに発砲。するとキツネは更に大きな大砲で応戦してきて・・・。おちも楽しい、よくできたお話。5,6歳の集団に読み聞かせると盛り上がりそう。子も好きみたい(4.11)

モーリス・センダックの絵本 ※4歳欄・6歳欄にもあり
アメリカワニです、こんにちは―ABCのほん ・・・アルファベットの入門書? けれど日本語訳ではあまり入門に役立ちそうにもなく、出版されていること自体が謎。「チキンスープ・ライスいり」(12ヶ月の入門書?)も同じく。
とおいところへいきたいな ・・・同作者の超有名な「かいじゅうたちのいるところ」に似た感じ。同じテーマの、大きい子向け童話版かな。小学生でも(4.8)
□**まどのそとのそのまたむこう (世界傑作絵本シリーズ) (5,6歳〜) 絶版・・・女の子が船出に出たお父さんの代わりに家族を守る話。ゴブリンにさらわれた妹を、レインコートでふわふわ飛んで助けに行く。詩のような短い文の絵本で、雰囲気はあるのだけれど母には(子にも)いまいち分からなかった。なにか作者の内面のうかがい知れない部分を感じさせられる(5.6)
(↓絵のみモーリス・センダック)
***あなはほるもの おっこちるとこ―ちいちゃいこどもたちのせつめい (岩波の子どもの本) (4,5歳〜) ルース・クラウス文・・・小さい子達のオリジナリティーのある定義。なかなか楽しい(5.9)
□**そんなときなんていう? (岩波の子どもの本) (4,5歳〜)・・・荒唐無稽なシチュエーションの中、「そんなときなんていう?」。マナー絵本で、ユニーク。ただ日本語ではいまいち。子は面白いそう(5.8)

■****もりのかくれんぼう ★(5,6歳〜) 末吉暁子・林明子・・・お兄ちゃんを追いかけているうちに迷い込んだ森の中、「もりのかくれんぼう」という男の子が出てきて、動物も一緒にかくれんぼ。1978年。安野光雅「もりのえほん」(4歳欄)のように、動物を探すページがあって、そこが好き(4.6)
もりのひなまつり(こどものとも傑作集) (こ3歳〜) こいでやすこ・・・森のひな祭りに雛人形を所望された家ネズミのおばあさん、森に雛たちと行列して行く。ありきたりなひな祭り絵本が多い中、これはいい出来(5.3)

やぎのはかせのだいはつめい (「こどものとも」人気作家のかくれた名作10選) ・・・やぎ博士の大発明をみんなで見る。大きな木を一本その巨大マシーンに入れると・・・。うちの子はいまいちのよう(5.8)
※ちなみに人気作家のかくれた名作10選の他の9作は⇒プッポコとペッポコ のんびりおじいさんとねこ (5.8) ひとりぼっちのりんごのき もものうえのたねまろ おひゃくしょうとえんまさま(中国民話) らいおんはしった からすのせっけん 「たいへんたいへん」(イギリス昔話) 「おによりつよいおれまーい」

やまぐにほいくえん (福音館創作童話シリーズ) (4歳〜) 征矢清・大友康夫・・・とっても分厚い童話。ちょっと勘弁して・・・で、読まず・・・

山下明生(文)の本 ※4歳欄・6歳欄・7歳欄・小学中級欄にもあり
うみをあげるよ 村上勉絵・・・ワタルくんが無くした青色の大事なバスタオル、探しに行くと、カエルの兄弟が「海だ」とバスタオルを見つけて喜んでいて・・・。子は好きみたい(6.0)
てがみをください (ぽっぽライブラリ みるみる絵本) (5〜8歳) 村上勉絵・・・郵便ポストに住むかえると「ぼく」(やましたはるおくん)のお話。母が好きかな?(5.9)
はんぶんちょうだい 長新太絵・・・魚釣り、手伝う動物たちがみんな「釣れたら半分頂戴」。そして釣れた大物は・・・。長新他の絵が効いていて、子は母には分からないところで吹き出し、ラストには「そんなわけないやろ〜」(5.2)

ヤマメのピンクシリーズ (5歳〜) 村上康成・・・厳しい自然に生きるヤマメ♂の、優しい目で描いた物語。自然懐古の大人の方が好きかな?(4.6)
@*ピンク、ぺっこん ・・・ピンク色をしたヤマメの子どもはお腹がぺこぺこ。生存競争の世界に生きている魚の子供の日常に、親近感がわく。子はまだいまいちみたいで、母が好き(2.9)
Aピンクのいる山・・・@はピンクから見た世界、それをAでは山全体から見ている。
Bピンクとスノーじいさん・・・ピンク、初めての冬。
Cピンク! パール!・・・大人(鮭)になったピンクの遡上。

ゆかいなゆうびんやさん★・・・絵本の中に所々封筒がくっついていて、中に手紙が入っている作り。有名なお話の登場人物宛の手紙がメイン。楽しい。5歳では手紙そのものを楽しんでいるけれど、もっと大きくなると、ユーモアのある中身を楽しめそう。(⇒再7)
ゆかいなゆうびんやさん―おとぎかいどう自転車にのって・・・「ジャックと豆のつる」「赤ずきん」などなど。今もそれなりに好きだけれど、6歳以上になるともっと楽しめるかな?(4.3)
ゆかいなゆうびんやさんのクリスマス
ゆかいなゆうびんやさんのだいぼうけん(絶版)・・・「不思議の国のアリス」や「オズの魔法使い」が出てくる。

ゆきや こんこん 絶版 若山憲絵・・・1981年作品。詩のような文章で物語が進む。昔の絵本、という感じ。こういうのもたま〜にはいいのかな??(5.3)
妖怪の森 (絵巻えほん) 水木しげる・・・鬼太郎たちも込みで妖怪の絵が絵巻になっている。広げると長〜い絵、ただそれだけのもので、子は文章の物語がなくて大いに不満がっていた(4.11)
ようせいの三つのねがい (児童図書館・絵本の部屋) ・・・猫から助けたのは妖精で、願いを3つかなえてあげると言われた女の子。女子が好きそうな話。うちの子はいまいちだったよう(5.5)
よくばりぎつねのじろろっぷ (日本傑作絵本シリーズ) ★(3歳〜) おのりえん・垂石眞子・・・キツネのジロロップ、親も心配するほどの欲張りで・・・。おのりえん節でリズムカル。子も好きみたい(5.0)
よだれダラダラ・ベイビー G.ブライアン・カラス絵 石津ちひろ訳・・・弟が出来たお兄ちゃんの語り。弟を”よだれダラダラ・ベイビー”とかなんとか色々に呼んで、外国ものっぽい、リズミカルでポップな感じに仕上がっている。子はいまいちみたい(5.3)

らいおんえほん 八木田宜子・長新太・・・らいおんとぼくの短いお話の絵本。「らいおん」は子どもの夢を体現したような存在なのかな? すごくゆる〜くって、楽しい。母は大好き。子はいまいちらしい(6.5)
@よわむしらいおん  Aあわてんぼらいおん Bたかいたかいらいおん Cくいしんぼらいおん

リサとガスパール アン・グッドマン&ゲオルグ・ハレンスレーベン夫妻・・・・文字数は少ないけれど、幼児期の複雑な感情を扱っていて、クールさもあって、5,6歳からによさそうなシリーズ。ペネロペ(⇒3歳欄)が園児、リサとガスパールは小学入学前後あたり(5歳半〜)。
I*リサとガスパールのであい
Jリサ ジャングルへいく
@リサひこうきにのる Aリサとガスパールのクリスマス Bリサニューヨークへいく Cリサとガスパールのローラーブレード Dガスパールびょういんへいく(5.3) Eリサのこわいゆめ(5.4) Fリサとガスパールのはくぶつかん Gリサのいもうと(5.5) Hリサのおうち Kガスパールこいぬをかう 「リサとガスパールのピクニック」「リサれっしゃにのる」「リサのすてきなスカーフ」「リサとガスパールにほんへいく」「リサとガスパールえいがにいく」「リサとガスパールのレストラン」「リサとガスパールのちいさなともだち」「リサとガスパールのたいくつないちにち」(6.4)「リサこねこをかう」「リサかぜをひく」「ガスパールうみへいく」「リサママへプレゼント」(5.9)

リサとガスパールのおおがたえほん・・・絵を楽しむ大型絵本かな? 大型にする必要性はあまり感じられない3冊・・・。
リサとガスパール デパートのいちにち・・・CLOSEDデパートで二人は・・・(3.8)
他 「リサとサンタクロース」「リサとガスパールのマジック・ショー」(5.6)

リディア・モンクスの絵本
おうちをわけっこ (児童図書館・絵本の部屋) (絵のみリディア・モンクス) ジュリア・ドナルドソン文・・・ひとつの貝殻に一緒に住むカニ、イソギンチャク、虫の話。全ページにきらきらする印刷法が使われているけれど、特にそんな必要はなく思えた(6.4)
■*きゃああああああああ クモだ! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・皆に怖がられるクモ、ペットになろうと・・・。コミック調で面白い。4,5歳なら好きかも(3.2)
どうにかしてよイイイヨオオオ! (児童図書館・絵本の部屋) ・・・目覚まし代わりのロバの「イイイヨオオオ!」の鳴き声に、近所の人たちは迷惑顔。けれど病気で鳴かなくなると、今度は寝坊してしまい・・・。鳴き声が楽しい絵本(4.11)

リトル・ラクーン(5,6歳〜) リリアン・ムーア文
■@***ぼく、ひとりでいけるよ (創作こども文庫 9)・・・アライグマの子、リトル・ラクーンが1人で遠くの川まで夕食のザリガニをとりに。アライグマ版「はじめてのおつかい」のようだった(5.6)
Aおかあさんはおでかけ・・・リトル・ラクーンが二匹のこりすの子守をして留守番する。これは@Bに比べるといまいちかな(5.6)
□B*もりのむこうになにがあるの? (創作こども文庫 25) ・・・森の向こうの「人家」に、森しか知らないリトル・ラクーンが冒険に行く。母にはかなり面白かった。6歳くらい向きかも。原作は1965年(5.6)(6.4)

りょうくん (スピカ絵本の森) 清水道尾文 絶版・・・幼稚園で他の子とあまり遊ばないりょうくんを、転園してきたのだろう女の子の目から描いている。先生の言うことは聞かないし、他の子とおしゃべりもしない。けれどそんな子を簡単に片付けてしまうのじゃなく、きちんと見つめ、きちんと受け入れている。地味な作品だけれど、受け継がれていって欲しい(5.4)

りょうちゃんとさとちゃんのおはなし(5,6歳〜) 松野正子 絶版 全5冊
@ねんどのぞうのはなくらべ ★ ・・・なんて素敵なお話の童話。楽しいし、夢がある。粘土で象を作って、鼻の長さを競うりょうちゃんさとちゃんはやがて・・・。ただただ、楽しい(7.3)
A森のうそくいどり・・・また競い合ってうそをつくりょうちゃんとさとちゃんは森で「うそくい鳥」にあう(7.4)
Bしゃぼんだまのくにへ・・・シャボン玉の中に入ってしまったりょうちゃんとさとちゃん、シャボン玉王子に会って、シャボン玉の城へ行き着く(7.4)
Cつみきのびょういん・・・おたふくかぜにかかった二人、ぬいぐるみなどを相手にお医者さんごっこ(7.5)
Dどろたぬき ゆきうさぎ・・・雨の翌日の「どろたぬき」と、クリスマスの「ゆきうさぎ」の2話(7.5)

旅館すずめや・・・版画の絵がレトロで素敵。すずめ女将の山奥のひなびた旅館「すずめや」。女将のおもてなしの心が嬉しくて、親も楽しい。言葉遣いも女将風で子供向きでなさげだけれど、それもいい味。子も和菓子がいっぱいのページとか好き。探しものでも楽しめる。
旅館すずめや ・・・冬(5.1)
旅館すずめや てくてく遠足日和 ・・・秋。山へご招待(5.1)

ルイス・スロボドキンの本 ※6歳欄・小学中級欄にもあり
ありがとう…どういたしまして (スロボトキンの絵本) (3歳〜) 渡辺茂男訳・・・「ありがとう」「どういたしまして」の使い方を混合していたという筆者の孫のために書いたそう。日本語訳では、いまいちかも。読むほどでも・・・(6.2)
ねむれないふくろう オルガ ・・・眠れないふくろうの子が眠る方法を見つけるまで(5.10)

ルース・エインズワース(文)の本(ルース・エインワース) 1908〜 ※8歳欄にもあり
あかいぼうしのゆうびんやさん (日本傑作絵本シリーズ) ・・・森の中、動物達の手紙を届ける郵便屋さんがいない。そこで誰が郵便屋にふさわしいか順番に試してみる。原文は1970年の作品だけれど、絵や和訳は最近のものなので、可愛くて新しい(5.8)
ちいさな ろば(こどものとも絵本) (こ3歳〜) ルース・エインズワース 石井桃子訳・・・ロバが主役の、素敵なクリスマスの物語。足を怪我したトナカイ、サンタさんからそばにいたロバが代わりを頼まれて・・・。地味目なロバを主役に据えたところが素敵。子も聞き入った(4.8)

ゆうびんやさんはだれ? (世界傑作童話シリーズ) (4歳〜)・・・森の中で、誰が郵便屋さんになるか? 名乗りを上げた動物は失敗ばかりだったけれど、こまどりが立派な郵便屋さんになる、というお話。1970年作品。うちでは時期を逃して読みませんでした。
⇒「こすずめのぼうけん」(4歳欄)

レオ=レオニの絵本 ※4歳欄・7歳欄にもあり
**アレクサンダとぜんまいねずみ―ともだちをみつけたねずみのはなし ・・・文章は小学高学年向きのようであるけれど、内容は5,6歳でもOK。ねずみのアレクサンダと、ぜんまいねずみの友情(5.6)
うさぎたちのにわ―りんごのすきなうさぎのはなし ・・・これは聖書のイブが食べた蛇のりんごを暗示した物語なのだと思う。蛇は悪魔、りんごは「善悪を知るの木」、そのりんごを蛇にそそのかされて食べることで、神が作った人間は堕落したとか言われているけれど、「堕落」もまた人間らしさ、まるごと包んで生きる道を選択したってことかな? 子ども向きではないだろうけれど、子どもは子どもで子どもの読み方ができる絵本かな?(5.5)
さかなはさかな―かえるのまねしたさかなのはなし ・・・それなりに好き(2.5) ⇒哲学的(4.11)
□***スイミー―ちいさなかしこいさかなのはなし ・・・母の小学校の教科書にも載っていた。素敵な話だと思うけれど、良さが分かるのは小学生以上かな(4.5)
「ここにいたいあっちにいきたい」「6わのからす」「マックマウスさん」「マシューのゆめ」「シオドアとものいうきのこ」「おんがくねずみジェラルディン」

ロージー 松野正子訳 絶版・・・ねずみのロージーのお話
ロージー、はがぬける ・・・初めて歯が抜けたロージーの話で、なかなかいい。ただその歯を枕の下に入れて歯の妖精にあげる、という風習がちょっと縁遠い(5.0)
「ロージー、いえでをする」(4.11)

ロージーのおひっこし (児童図書館・絵本の部屋) ・・・ロージーという名の女の子が、今日はお引越ししよう、と木のうろを自分の部屋にする。自分の大好きな物たちを配置し、そこにどっと押し寄せる(空想上の)客たち。アメリカの作品で、アメリカの女の子たちは好きなのだろうな、と・・・。ちょっと空想にも国のカラーがあるようで、日本の子にはいまいちな部分があるかも(6.9)

ロジャー・デュボアザンの絵本 ※7歳欄にもあり
はる・なつ・あき・ふゆ いろいろのいえ ・・・古い家を買った一家が家を何色に塗ろうかと相談。ペンキは赤、青、黄の3色しかないけれど、その3色から色んな色が作れることを父親に教わりながら。子は「やってみようっと」と自分でも色を混ぜながら読んだ。「あおくんときいろちゃん」(2歳欄)など同類の絵本のちょっと大きい子向け(4.7)
**みんなのベロニカ ・・・農場にやってきたカバのベロニカ、最初は農場の動物達は排他的で、ベロニカは元気をなくしていく。けれどそのうち動物達が親切にしてくれるようになり・・・。がちょうのペチューニアも出てくる。ちょっと嫌な部分もあるけれど、読み応えのある、楽しいお話。子も最初は農場の動物に怒って説教し、最後にはほっと笑った。1962年作品のようだけれど、そうは思えない(4.11) ※元々は「かばのベロニカシリーズ」全5冊⇒上記・かばのベロニカ
ロバのロバちゃん (デュボアザンの絵本) ・・・自分の耳が嫌いになったロバの話。子はいまいちだったらしい(5.0)
「クリスマスにはおひげがいっぱい?」「サンタをたすけたくじら」「クリスマスはサンタ・クロースのひげだらけ」「たまごはいくつ?」

ロバート・マックロスキーの絵本 ※小学中級欄にもあり
□*海べのあさ (大型絵本) (4,5歳〜) サリー
□**かもさんおとおり (世界傑作絵本シリーズ―アメリカの絵本) (5,6歳〜) 渡辺茂男訳・・・ボストンの公園にすみつくかも一家のお話。1965年初版。ボストンになじみの深い子なら文句なしに楽しいと思う。馴染みがないと、いまいちかな。近所の公園版のこんな本があると楽しそう(5.11)
■***サリーのこけももつみ (大型絵本) (4,5歳〜)・・・サリーはお母さんと山をこちらからこけももつみ、小熊もお母さんと山をあちらからこけももつみ。そのうちお母さんが入れ違ってしまう。楽しかったみたい(5.0)

わくわくたべものおはなしえほん 農文協・・・食育絵本ということになっている。
□Jよりみちせんべい ・・・手焼きせんべいの出来上がり方が分かる。学校の帰り道、せんべい屋の屋根に干したせんべいの生地を落としてしまったぼくは・・・(5.8)
他「トコロウとテンジロウ」「おたねさん」「ぼくのひよこ」「いもほりきょうだいホーリーとホーレ」「うしおくんとはすひめちゃん」「そらのおっぱい」「ひょろのっぽくん」「ほなまた」「ビッグパーン!」「あずきまる」「ぐるうんぐるん」「おいしいみず」
⇒「どっからたべよう」(3歳欄) ⇒「ぬ〜くぬく」(7歳・飯野和好欄)

わたしのデイジーがあかちゃんをうんだの (世界のえほん) 絶版・・・愛馬のデイジーが産気づき、馬の赤ちゃんを産み、その赤ちゃんが立ち上がるまでが絵で描かれている。TVの映像で目にする動物のお産が絵本になっていてちょっと珍しい。いいものだと思う(5.9)

渡辺茂男(文)の本 ※7歳欄にもあり
へそもち (こどものとも傑作集) 赤羽末吉絵・・・1966年作品。古くて、赤羽末吉の絵もまだ荒削りで、この後も残っていく作品ではないような気がする。雷様とへそとかの話(5.6)
□***もりのへなそうる★★ (童話)(4歳〜) 山脇百合子絵・・・1971年初版のロングセラー童話。3歳のみつや君、5歳のてつた君のお話。てつた君は今やこの作者と同様なお仕事をしている息子である、渡辺鉄太さんがモデルなのでしょうね・・・。面白いらしいけれど、長くて断念。160p!! ⇒ 同じくてつたくんが登場する「やまんばがやってきた」(7歳欄)を娘がとても気に入ったので、この「もりのへなそうる」にもトライ。・・・素敵!! 子への愛に溢れていて、へなそうる(森で出会った怪獣。へなそうると過ごす4日間の4つのお話でできている)は愛されるべき子どもの象徴のようで、子も楽しんで聞いていたけれど、それ以上に母が楽しんで読んだ。トライしてみて本当によかった! 160pが短すぎるとさえ思えたくらい(7.7)
⇒「くまたくんのえほん」「とらっくとらっくとらっく」(3歳欄) ⇒「しょうぼうじどうしゃじぷた」(4歳欄)

わたりむつこの本 ※小学中級欄にもあり
いちごばたけのちいさなおばあさん (こどものとも傑作集) (こ4歳〜) 中谷千代子絵・・・土の中に住み、イチゴに刷毛で色を塗って赤くするのが仕事の小さな小さなおばあさんのお話。イチゴが赤く甘くなるのは、おばあさんの仕事のおかげ・・・その空想があまり素敵じゃなく、ストーリーも古いせいか(1973年)いまいち(4.9)
そらからきたボーボ (PHPにこにこえほん) ましませつこ絵・・・素敵でおいしいのにお客さんが一人も来ないハルナさんの、丘の上にあるクッキー屋さん。そこに北極から空をスケートでやってきたシロクマが一役買い、人気店に。シロクマが素敵(7.0) ※「ボーボだいすき」もあり
こよみともだち (日本傑作絵本シリーズ) ましませつこ絵・・・暦のリズムカルな詩のような本。なんということはないのだけれど、最後のPのしかけ(12個並んだドアを開けると、1〜12月のキャラクター)はまあまあ好きみたい(4.6)
⇒「てんさらばさらてんさらばさら」(6歳欄) ⇒「ねずみのおんがく一家」「ふしぎなエレベーター」(7歳欄)

わるいことがしたい! 沢木耕太郎文・・・悪いことがしたい!という男の子が、次々に「悪いこと」をしていくお話。まあまあかな(6.2)


※「こどものとも」は本来年長さん向きの月刊誌なのですが、絵本では3歳〜になっていることが多いです。他の年齢欄(2〜7歳)に散らばってしまいましたが、5歳でも再度読みたいものを再掲してみました。
3歳欄  あらいぐまとねずみたち ぐりとぐらシリーズ ゆうじシリーズ(5.3)
4歳欄  おだんごぱん  きつねのきっこシリーズ(5.9) ?ことばあそびうた (日本傑作絵本シリーズ)  ?こんとあき (日本傑作絵本シリーズ)(5.5)  まゆとおに(5.7)

⇒6歳〜


●科学他

福音館のかがくのほん(5,6歳〜) ※4歳欄・7歳欄・小学中級欄にもあり
海辺のずかん ★ 松岡達英・・・「森のずかん」(下記)姉妹編(海辺でキャンプ)。これも好き(5.3)
木の本 ・・・木の図鑑的な要素もあり、また、春夏秋冬と変わりゆく木々の物語でもある。春夏秋冬それぞれの季節の木々の姿に関心をもてた。母の方がおおいに気に入った。子もまた中学生くらいで読んで欲しい(6.2)
□*じめんのうえとじめんのした ・・・植物というものについて、短く分かりやすく端的に述べられている。大人でも改めて「ああ、そうだな」と思わされるものがあった。短いけれど7歳くらいまで通用しそう(6.4)
どうぐ(かがくのえほん)  加古里子・・・色々な道具の話。他の加古里子の知識本と同じく、古いんだけれど良質な入門書になっている(5.4)
野の草花
むし歯のもんだい 柳生弦一郎絵
森のずかん (かがくのほん) ★ 松岡達英・・・お父さんと息子が森にキャンプに行く。その持って行く用具、森で出会う鳥や虫や魚などが精密に描かれている。子と色々楽しみながらめくれた(5.0)
「虫の飼いかたさがしかた」「おねしょの名人」「いのちのつながり」「ふしぎな花キノコ」「カモノハシくんはどこ?」
⇒「あまがえるりょこうしゃ」(5歳欄)

福音館の科学シリーズ(5,6歳〜)
たまごのなかに いるのは だあれ?
みんな おおきく なるんだよ アン・ロックウェル ホリー・ケラー・・・卵もどんぐりもひよこも弟も、みんな大きくなるんだよ、ということが短い文でつづられている(5.3)
「ひとつ」「ぼくとサンショウウオのへや」「うみべであそぼう」

ポットくん(4歳〜)・・・植木鉢のポットくんが擬人化されていて、仲良しの生きもののことなど分かりやすく書かれているガーデニング絵本。子も好き。
ポットくんのおしり(かがくのえほん) (5.4)
「ポットくんとミミズくん」・・・ポットくんとミミズくん(5.0)
「はやおきのロビン」(5.4)「やさいぎらいのガジガジくん」(5.4)
「ポットくんとわたげちゃん」・・・ポットくんとミミズくんとたんぽぽの綿毛ちゃん(5.1)
「ポットくんとにわのいけ」・・・池に入ったポットくんとヤゴくん(5.0)

松岡達英の科学絵本
あまがえるりょこうしゃ ・・・雨蛙の旅行社がいろんな企画で客に自然を楽しませる内容で、楽しみながら昆虫などに詳しくなれる作り。
「トンボいけたんけん」(5.2) 「もりのくうちゅうさんぽ」(5.3) □Bゆきやまたんけん★(5.4)
ぼくのロボット
ぼくのロボット大旅行 ・・・男の子と女の子が、作った巨大ロボットに乗り込んで、いろんな国に出かけていく(男の子の見ている夢らしいのだけれど・・・)。アフリカやオーストラリアの生き物たちの景色が精密に描かれている。そして巨大ロボットの図も細かく描かれていて、これが最高。ベッドやお風呂、料理場まであって、大人でもわくわくする。子も好き(6.3)
「ぼくのロボット恐竜探検」・・・今度は古代の恐竜の世界へ。「ロボット大旅行」ほどの精密さはないかな(6.3)
だんごむしシリーズ ・・・地面で地味に住むはずのダンゴムシが、いろんな世界に旅する話。面白い。
@だんごむしそらをとぶ・・・空を飛びたいだんごむしが、トンボの羽で飛べる装置を作り、空へ。飛ぶ虫と地面の虫の世界の違いとかに気づかされる(6.1)
Aだんごむしうみへいく・・・ダンゴムシの仲間を探しに海へ。今回は皆で作った舟で(6.1)
Bだんごむしと恐竜のレプトぼうや・・・本の中に入り込み、恐竜の世界へ(6.1)

かがくのとも傑作集 どきどきしぜん(4歳〜) ※4歳欄・6歳欄にもあり
えぞまつ 神沢利子文・・・写実的な北海道のえぞまつの森と、神沢利子さんの文章。母は泣けてくる。知らなかったことも書かれている。子には難しいだろうけれど、「木も生きてるね」と言っていました(5.5)
おなら 長新太
こうら ・・・恐竜の時代からいた亀の甲羅のこと。なかなか奥が深くて、いろんな甲羅の働きにびっくり。亀好きは必読!(5.6)
このよで いちばん はやいのは? (かがくのとも絵本) ・・・チーター、マグロ、ツバメ、新幹線などの速さが他との比較で述べられていて、すごく想像しやすく分かりやすい。地球の自転、公転の速さまで述べられていて、それもすごく想像しやすく、分かりやすかった。5歳には難しいかもと思うけれど、6歳くらいになったら是非!(5.0) ⇒再6
しまふくろう 神沢利子文・・・北海道に住むしまふくろうの写真絵本。母が好きかな(5.4)
しもばしら ・・・霜柱を知らないと興味が持てないかも。あまり見かけないので、母の方が「あれが霜柱だったのか」と。土や水などと冷凍庫を使った、霜柱のつくり方も載っている(6.4)
スプーンぼし(ほくとしちせい)とおっぱいぼし(カシオペア座) (2月)・・・星座観察の初歩の初歩に。2月くらいの星空の北斗七星・北極星・カシオペア座の探し方(5.8)
たべられるしょくぶつ ・・・野菜や豆の種などから実がなるまでの一連の図(5.2)
だいこんだんめん れんこんざんねん (かがくのとも絵本) かこさとし・・・「断面図」の初級編。野菜など食べ物を使って断面図のことが説明されていて、断面図についての基礎書でこれ以上楽しくて分かりやすいものは作れまい、という出来の良書。子はいまいち興味薄(4.11)
たんぽぽ 平山和子・・・何げなく見ていたタンポポだけれど・・・これは大人も読むといいかも!(2.7)
つくし 甲斐信枝・・・つくしの地面の下のことなど(6.4)
どんぐり ・・・どんぐりはどうやって子孫を残しているか。ただ下に落ちただけのどんぐりは根付かない。けれどりす達が冬の間の食料にと地面に浅く埋めてそのまま忘れられたものが、根を張り、育っていく。そのことがよく分かる、逸品。母が好き(4.11)
□*どんぐり かいぎ 片山健絵・・・ドングリの木たちが会議して、自分たちや森の動物たちのためにも、ドングリがたくさんなる「なり年」と、あまりならない「不なり年」を一年おきに作ることに決める(7.2)
□*ピーナッツなんきんまめらっかせい ・・・落花生のこと。知らないことばかりで「へ〜っ!」だった。一度育ててみたくなった(6.3)
ぼくのわたしのすいぞくかん ・・・いろんな水中生物の飼い方など(3.9) 「ぼくのわたしのこんちゅうえん」もあり
ポットくんとミミズくん ⇒上記・ポットくん
まめ・・・いろんな豆のこと(6.5)
もうどうけん ドリーナ ・・・ドリーナが一人前の盲導犬になるまでの写真絵本(5.0)
やぶかのはなし 長新太絵
雪の上のなぞのあしあと あべ弘士・・・北国の動物園。休園になる冬の飼育係の当直の夜のこと。作者は実際旭川動物園の飼育係だった人で、実際にあった出来事だと思う。馴染みのない休園中の極寒の動物園の様子が興味深い(5.2)
りぼんのかたちの ふゆのせいざ オリオン (かがくのとも傑作集)(冬)・・・オリオン座をみつけてみよう、の分かりやすい本(7.3)

かがくのとも傑作集 わくわくにんげん(4歳〜) ※4歳欄にもあり
■*あなたのいえわたしのいえ 加古里子・・・家の役目、機能について。加古里子節。5,6歳からのほうが興味あるかも?(4.6)(5.7)
■*あれこれたまご ・・・いろいろに料理される卵の大阪弁の語り。まあまあみたい(5.4)
おっかなどうぶつえんのちず (かがくのとも傑作集) ★★★・・・おっかない動物園。見て回っては「きゃあ!」と逃げて、最後に動物園の地図を描いてください、とくる。なかなか楽しい。子も大好きで、毎晩持ってくる(5.3)
からだのみなさん 五味太郎
きゅうきゅうばこ 山田真・柳生弦一郎・・・簡単な怪我の応急処置のこと。傷は消毒して乾燥されるとかいうあたり、もう間違った治療法だったと言われてきているので、今では読まないほうがいいかも(5.1)
サンタクロースってほんとにいるの?
たぬきせんせいのびょうきのほん⇒下記
ちのはなし 堀内誠一
中を そうぞうしてみよ (かがくのとも絵本) ・・・いろんなものの写真と、そのエックス線写真。中がどうなっているか見える。単純で短いけれど子は好き(6.7)
ほね 堀内誠一
■***わたし 谷川俊太郎・・・わたし、おじいちゃんから見ると孫、宇宙人から見ると地球人、etc.いろんな立場からのユーモアもある列挙。いまいちみたい。5,6歳くらいなら面白いのかも(3.7)

かがくのとも傑作集(4歳〜) 柳生弦一郎
あしのうらのはなし
おっぱいのひみつ
おへそのひみつ
かさぶたくん ・・・かさぶたから、血や皮膚の話まで。今は湿潤治療でかさぶたを作らないほうがいいと言われているし、過去のものかな(5.2)
はなのあなのはなし
はらぺこさん (かがくのとも絵本)
「けけけのけ」

たぬきせんせいのびょうきのほん (たぬき先生=予防接種へ行く前に等の毛利子来)
カユイ カユイ ★・・・アトピー、じんましんなど、かゆくなる症状のこと。うちはアトピーっ子だからか妙に好き(4.5)
ゲーとピー ・・・嘔吐と下痢のこと。あまり縁がないし、いまいちみたい(4.6)

みるずかん・かんじるずかん(福音館書店) ※金の本は動植物編・銀の本はその他(宇宙など) ※8歳欄にもあり
地面の下のいきもの (金の本)(4歳〜) ・・・地面の下の様子(虫・幼虫・もぐら・根・ゴミなど)が描かれている。生命の営み的な部分に子も惹かれるらしく、母も、ここまで地面の下をクローズアップされて、地面の下に興味が持てた(4.7)
なく虫ずかん (4歳〜)・・・虫の鳴き声図鑑。音符までついていて、ちょっとマニアック(4.8)

ファーブル昆虫記(科学絵本ライブラリー)
「たまころがし」「かまきり」「じがばち」「あり」「もんしろちょう」「ぞうむし」「あわふきむし」「おとしぶみ」「みのむし」「せみ」「こおろぎ」「かみきりむし」

はっけんたんけんえほん(5歳〜)
@たべたらうんち・・・アフリカの草原が舞台。食べたらウンチ、それを更に食べる虫がいて、植物の栄養になるということは分かるけれど、写真絵本でリアルなウンチにげっそり(5.5)
Aおちばのしたをのぞいてみたら… 皆越ようせい・・・落ち葉の下の虫などの写真。未知の不思議な虫とかもいて、落ち葉の下をじっくり見てみたくなった!(5.6)

ふしぎいっぱい写真絵本★(小学初級〜)・・・幼児からでも充分分かる、文字数が少ない写真科学絵本。
@**ダンゴムシみつけたよ 皆越ようせい・・・ダンゴムシの生態が分かる!(5.6)
A*しょうたとなっとう 星川ひろ子・星川治雄・・・5歳のしょうたくんと、大豆を育て、夏には枝豆、冬には納豆で食べるおじいちゃんの食育によさそうな物語写真絵本(5.7)
Fまちのコウモリ ・・・意外と可愛いコウモリのことが分かる(5.7)
Gどこにいるの?シャクトリムシ ・・・森の忍者、シャクトリムシ。森に出て探してみたくなった(5.7)
H*むしをたべるくさ ・・・食虫植物たちの生態。植物でありながら捕食する、本当に不思議。子もいいリアクション(5.4)
□Kいのちのカプセル まゆ ・・・蛾などのさなぎのすみか、まゆのこと。知らないことで、興味深かった(6.1)
Mヘビのひみつ ・・・脱皮するヘビやかえるなどを捕まえるヘビ(6.1)
□Qきのこ ―ふわり胞子の舞 ・・・これは5歳にはかなり高度で、7,8歳向きかも。不思議なきのこのこと、母も知らない部分が多くて、驚きだった(6.1)
Sおかしなゆき ふしぎなこおり ・・・冬、不思議な形につもった雪や、雪の結晶など(7.3)
他 Bミミズのふしぎ(5.9) Cぼくじょうにきてね(星川ひろ子・星川治雄 乳牛や食肉のことも 5.8) Dうんちレストラン(リアルなうんちの写真が・・・ 5.8) Eめだかのぼうけん(5.7) Iクラゲゆらゆら(6.1) Jハサミムシのおやこ (皆越ようせい ホラーに近い! 母には衝撃的だった。異空間に紛れ込んだような感じさえした 6.2) □L竹とぼくとおじいちゃん (星川ひろ子・星川治雄 5.8) ■Nたんぼのカエルのだいへんしん(3.11) Oクモのいと (5.8) Pむしのかお(虫の顔にスポットを当てた写真絵本。妙チクリンな顔を見ていくと、人間界では全く異になる形態で、小さく人間界でまとまるなよ、というような、広い世界に目を向けさせられるような妙なメッセージ 5.7) Rじゅえきレストラン

エコ育絵本 ちきゅうのなかまたち・・・「エコ育」というほどではなく、普通の動物の写真絵本の域かな、と思う。Dはエコ育な感じ。
Iはくちょうがやってきた! ・・・冬になると白鳥がやってくる湖。少しだけ「ゴミをしないようにしましょう」というくだりがあるのがエコ育かな。こういうのを読むのも大事そう(5.5)
@かわはいきている(5.6) Aつばめのくるまち(5.0) Bほたるにあいたい(5.6) Cすごいなぞうきばやし(5.7) □Dいるかのすむしま(5.5) Eたんぼといきものたち Fどんどんどんぐり!(5.0) Gこんにちは!だんごむし(5.7) Hおこじょのやま Jふるいおおきなき □Kちきゅうはかがやく

なぜ?どうして?がおがおぶーっ!の絵本★・・・NHKの番組が絵本になったらしい。いろんな動物のハテナが1冊にいくつか。番組の決まり文句とかはよく分からんけれど、なぜ?に対する面白い自由な発想の間違った答えも載っているのが面白い。間違ってもいいんだ、と思えるかも。うちの子もこれを読んでから、TV番組の問いかけ問題とかに自由に答えるようになりました。
@ゾウのはなはなぜながい?(5.0) Aライオンたてがみなぜあるの?(5.2) Bキリンのくびはなぜながい?(5.4)
Cシマウマしましまなぜあるの? ・・・これはちょっとBまでと違う。手抜きした感じ?(5.4)

小学館の図鑑・NEOぷらす ※図鑑・NEOは6歳欄に
**くらべる図鑑 (小学館の図鑑・NEOぷらす) ★★・・・話題になった図鑑。大きさ比べetc. 子どもは図鑑好きなので、これも好き(4.8)
「もっとくらべる図鑑」・・・「くらべる図鑑」より少し高度な内容かな。けれど子は「勉強しよっと」と言っては開いて楽しんで見ています(5.0)

NEOのえほん 松橋利光
「さがしてみよう」・・・近所に出かけていろんな生き物を探してみよう、という写真絵本。筆者が実際に近所に出かけて生きもののいる風景の写真(生き物は上手に隠れていたりします)の中から、生き物を探してみよう、という趣向になっていて、本で楽しんだ後は実際に近所に出かけて生き物を探してみたくなります(6.7)
もってみよう (創作絵本シリーズ)・・・今度は探した生き物を持ってみよう。持ち方や、持ってはいけない生き物など掲載されていて、子は「今度公園に行くときは、これ持っていかなくちゃ!」と(6.7)

えほん百科 ぎょうじのゆらい (幼児図書ピース)

かこさとしのからだとこころのえほん(4歳〜) 全10冊
@わたしがねむりねていたとき
Aびょうきじまんやまいくらべ・・・子ども達が自分の病気経験を自慢のように話していく。下記「かこさとしのたべものえほん」と同様に、一般家庭というよりは学校とか、子どもの公共の場にそろえるといいようなシリーズだと思う(5.7)
Bなきむしやさんだいしゅうごう Cすきなひときらいなわたし Dおとうさんのおっぱいなぜあるの Eいたいのいやだかゆいのごめん Fてのたんけんあしのぼうけん Gいのちとからだのなぞなぞなんだ Hこころときもちのなぜなぜなぁに I5にんのぼく5にんめのぼく

かこさとしのたべものえほん 全10冊
@ごはんですよおもちですよ Aせかいのパンちきゅうのパン
Bうどんのはなはどんないろ・・・ソバ、うどん、ラーメン、スパゲティーの作り方の違いなど分かりやすくて、母にも面白かった(5.0)
Cスープづくりあじくらべ Dにくはちからげんきのもと Eカツオがはねるマグロがおどる Fつみれのまほうとうふのにんじゃ Gやさしいやさいのオイシンピック Hリンゴのぼうけんバナナのねがい Iケーキつくりのおかしなはなし

できたね、うれしいね・・・物語絵本の体裁で、作り方指南。HOW TOものの入門編みたい。
@りくちゃんのいちごジャム・・・いちごジャム作り編。いまいちかな(4.11)
Aりさちゃんのフェルトバッグ・・・フェルトで作るバッグ。5歳でも十分作れそう。だけれど、いまいち可愛くなくて作る気がしない(4.11)
■Bるきちゃんのえてがみ ・・・おじいちゃんがくれる絵手紙に返事を書こうとるきちゃんは、野菜切れ端スタンプの絵手紙に挑戦(4.10)

他 科学(福音館)
かみであそぼう
もりのむしとのはらのむし (こどものとも傑作集) (こ4歳〜)

他 科学・知識など
アカメアマガエル (いきもの写真絵本館) ジョイ・カウリー・・・鮮やかな生き物の写真に文章がつけられて、短い密林の物語になっている。ストーリーも悪くないし、なによりこんな鮮やかな生き物がいることに神秘を感じられる1冊(6.7)
あさがおさいた (しぜんにタッチ!) ・・・朝顔の成長の写真絵本(6.9)
あたらしいみかんのむきかた ・・・みかんを図の通りの線でむいていくと、何かの形になる。工作大好きっ子用かな・・・。
さんぽみちははなばたけ ・・・道端の草花の紹介なのだけれど、おばあちゃんと孫の会話になっていて、読んでいて鬱陶しい。単純な図鑑のほうがずっといい(5.6) 「やさいばたけははなばたけ」もあり
しぜんとあそぼう はっぱ ★・・・落ち葉を使って貼り絵した、動物など。とても可愛くて、早速落ち葉で作りたくなる(5.6)
たんぽぽ (絵本のおくりもの) 甲斐信枝
(再)てんてんむし (絵本・ふしぎはたのしい) あべ弘士
とびだす図鑑 恐竜 (5歳〜)
乗りものパノラマシリーズ(5歳〜)
はばたけ!ツバメ (しぜんといっしょ) ・・・春の初めに飛んできてぼくのうちに巣を作り、冬が近づくと飛んでいくツバメの写真絵本。ちょっとこわい〜!写真も(6.9)
みんなのかお★★ ・・・いろんな動物の顔。ライオンとかラクダとかの顔の写真が、各動物につき1見開きにずらっと並ぶ。日本の動物園にいる各動物の顔写真が、動物園の名とともに並んでいる。娘は大好きで、何度も開いてなにやら語ったり、母と「一番〇〇な顔はどれ?」と指差しあったり。楽しんでいる(6.7)
もりにいちばができる 五味太郎・・・経済の基本を分かりやすく絵本で、というけれど、基本というにはちょっと物足りなく、5歳の子でも分かる経済、という感じ。普通の物語絵本としても読める(5.7)


算数

時計
いまなんじ (かえるえんみどりぐみ 1) (3〜6歳) 山下晴生・村上勉・・・シリーズの中の1冊。時計についての勉強を、かえる園(かえるの学校)で。時計についての説明はやっぱり七面倒くさい難しいこといっているのだけれど、内容自体は楽しくて退屈させない作りにはなっているかと思う。1979年作品(5.7)
とけいのえほん★ とだこうしろう・・・シンプル! 午前1時から始まって、夜の12時まで、見開きの右が時計の絵、左がその時間を象徴するシンプルな光景。分に関しては最後にちらっと。このシンプルさでいい!と思う。これが全てで、これを理解すれば全てOK。子も妙に好き(4.6)
**とけいのほん1 とけいのほん2 (幼児絵本シリーズ) (3歳〜) まついのりこ・・・数字が読めるようになってから。分かりづらくてムズカシイ・・・。母が自分の言葉で教えたほうが・・・と思う。辞退(2.11)
「ブータンいまなんじ」 ⇒ブータンシリーズ(4歳欄)
メイシーちゃん、いまなんじ?―とけいのはりをうごかしてじかんをいってみよう!

五味太郎のことばとかずの絵本
「かずの絵本」・・・生活の中の数の話。まあまあかな。5・6歳で自分で読むのによさそう(4.7)
「すうじの絵本」⇒これは5,6歳〜
※「ことばのあいうえお」⇒4歳欄 「かんじのえほん」「絵本ことばあそび」

ゲーム

おはなしゲーム絵本シリーズ(3,4歳〜)(5,6歳〜)
おつかい どきどき ★★・・・たぬきの子がおつかいに行く途中、迷路や暗号を解いていく、という手法。一緒に解くのだけれど、難易度がちょうど良かったみたいで気に入って、自分でも見たり、父にも見せたり(5.0)
「るすばんどきどき」★(5.1) 「おみやげわくわく」★(5.2) おうさま だいぼうけん
おばけがっこう★(5.3) 「ばいきんがっこう」(これはいまいち 5.4)

あきびんごの創造性を育てる○つけトリル・・・ドリルブックのようです。
あきびんごのまるつけドリル いきもの博士レベル1
あきびんごのまるつけドリル いきもの博士レベル2

エンバリーおじさんの絵かきえほん  エド・エンバリー・・・雑貨などでも目にするキュートな絵のエド・エンバリー。指にインクをつけた指紋スタンプがメインで、そこにペンで書き加えていって絵にする。その描き方例。簡単なのに、奥が深くて楽しい。
なんでもかけちゃうよ (エンバリーおじさんの絵かきえほん) (6.2)
「どうぶつかけちゃうよ」「かおかけちゃうよ」「のりものかけちゃうよ」

コんがらガっちの本・・・単純な道をたどりながら読む本。分岐していたりする。
コんガらガっち どっちにすすむ?の本 (創作絵本シリーズ) ★★★・・・3章。3章めが楽しかったらしく、自分で作る地図とかにも採用していた。他も大・大好きで、自分でもよく見ている(5.6)
コんがらガっちおそるおそるすすめ!の本★★・・・3章。おばけの章とかもあって好き(5.10)
コんがらガっちあっちこっちすすめ!の本★・・・3章。これも好き(5.7)

わっこおばちゃんのしりとりあそび (絵本・こどものひろば) さとうわきこ・・・しりとり迷路etc.楽しく遊べる。5歳半くらいにぴったりかも(5.7)

⇒6歳〜
⇒TOP ⇒BACK