アオズムカデの曳航肢を下から見ると、下面に2~3本、内側に1~2本の刺が綺麗に並んでいます。
一方、トビズムカデの場合は下面に1~2本、内側にも幾つかの刺がやや不規則に並んでいます。いずれも個体差が大きいので決め手にはならないかもしれません。
また、一番後ろの脚(第20歩肢)のふ節に、小さな刺が無ければアオズムカデ、刺が有ればトビズムカデになります。尚、アカズムカデも刺が無いそうですが、外見的にアオズとは区別できると思います。
ふ節の刺は非常に小さいので観察にはルーペが必要です。
他にも、顎肢節裏側の前縁にある歯板と呼ばれる部分の形状にも違いが有るのですが、言葉では説明しにくいので写真をご参照ください。
曳航肢の刺(腹面) | 第20歩肢の第1ふ節刺 | 歯板 | |
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アオズ | |||
トビズ 13cm |
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トビズ 9cm |